いよいよ選挙当日である。
そういや、『参院選ってなんだっけ?』レベルから、これまでいろいろと考えてきた。
- 参議院選挙の仕組みと役割と重要性についてまとめてみた
- 参院選 東京選挙区の『定数6名』って多くない? 〜改めて考える大選挙区制の問題点〜
- 『支持政党なし』と直接民主主義について考えてみた - ゆとりずむ
というのも、そうやって仕組みから考えなおしたら『どこに投票したらいいのかしら?』が分かるかなあと思ったからなのだけれども、いまだに誰に一票入れればいいのか決め兼ねている。
参院選 千葉選挙区 立候補者一覧
- 共産党:浅野 史子
- 自民党:元栄 太一郎
- 民進党:小西 洋之
- 自民党:猪口 邦子
- 幸福党:古川 裕三
- 無所属:高橋 正夫
- 民進党:水野 賢一
- こころ:香取 成知
届け出順に並べてみたが、こんな感じである。この中から、3人を選ぶ選挙になる。残念ながら、下半分のほうの小政党の方たちは、一票を投じても、当落に影響はでなさそうな感じがする。
とすると、自民党支持か?民進党支持か?で投票先は分かれそうな感じがする。
自民党支持の場合、猪口さんは現職でもあるし、組織票である程度固められるだろうから、新人の元栄さんに投票することになるのだろう。
ところが、民進党支持の場合、結構困ったことになりそうだ。小西さんは、『憲法クイズ』で有名になってしまったお方で、世間受けは微妙なところもある。水野さんは、元みんなの党でどちらかというと保守よりのところもあり、党内の票が集められるかといえば疑問が残る。
実際に、民進党内部では『本当に2人立候補させて大丈夫なのか?』といった話もあったようだ。(参考:民進、旧みんな幹事長・水野氏を公認 県連内に不満も /千葉)更に言うと、ここで票が割れるようであれば、勢いのある共産党も当落ラインに食い込む可能性も出てくるかもしれない。
ざっと素人目に見てみると、2議席を
- 自民の新人
- 民進の現職
- 元みんなの党
- (ちょっと微妙)共産党
で争う形になっているような気がする。
千葉選挙区の当落予想
色々なサイトを見ていても、だいたい千葉選挙区の当落予想は、上記で書いたかのような感じのようだ。
(出典:参院選当落予想!首都圏は番狂わせも多発か | 国内政治 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 を元に加工)
下馬評では、元栄氏がいけるのではないか?という説もあるし、なんやかんやで小西氏も大丈夫では?という説もある。
- <16年参院選予想>千葉県~定数3に挑む民進の現職2人に注目? : 選挙MA
- 2016参院選 南関東ブロック当落予想
- 参院選2016千葉選挙区 情勢・予想と選挙結果速報(改選数3、立候補者8) - 選挙に行こう
ニュースでは『一票の価値』がよく話題になるが、実際に選挙に行くときは、地方のほうが少ない票で当選が出来るそうだが、実際に投票に行く時に気になるのは『自分の一票が当落に影響するのか?』だと思う。
別に、自分の入れた候補者が落選し、『死票』になることは特に厭わないけれども、全く当落線に絡まないのは、なんだか行く意味が無いような気がするんだよなあ。
さて誰に投票しようか
そもそも、参院選はで当選させてしまうと、6年間は議員を任せることになる。衆議院はアクセル、参議院はブレーキとも言うけれど、政治のブレーキ役としての役割が求められる。6年間を見据えた時に、直近の話題になっているテーマだけでなく、自分が6つ歳をとった時に抱えている問題を意識した上で、きっちり『ブレーキ』をしてくれるかが重要である気がする。
わたしは、自民支持ではないのだけれども、純粋に人物本位で見た時に、元栄さんも魅力的な人間だと思う。たださすがに、『参院選のブレーキ機能』ということを考えた場合に、与党の議席を増やすのもどうなのかなあと思う。
とはいえ、民進党の2人も、果たして6年間任せたいか?と言われれば『是非とも!』とはちょっと言えないのが個人的な心情である。まあここは、供託金の回収率をあげるために共産党に一票入れてみるのもいいのかね・・・、とすら思い始めてきた。が、この状況下では、自民の新人+共産党で残り2議席を埋めてしまうかもしれない。それはそれでどーなのよ、とは思わなくもない。
いい加減、こういった面倒くさい選挙方式はなんとかして頂きたいところである。
さて、投票所までの道すがらでもう一度考えなおしてみましょうか。
追記:開票速報
NHKの選挙速報では、下記3名に当選確実が出ましたね!
- 自民:元栄 太一郎
- 民進:小西 洋之
- 自民:猪口 邦子
まだまだ開票は終わっていませんが、さてどうなることか。決まったからには、しっかり頑張って欲しいですね。