こんにちは、らくからちゃです。
テレワークを行った日数を、毎日カウントしているのですが、とうとう50日を突破しました。いやあ通勤電車に乗っていた日々は、どんどん遠くなりますなあ。
都心に出かけることも長らくなかったのですが、都道府県を跨いだ移動が解禁されたこともあり、久々に都内に行ってみたら何やらまたすごいことになってました。
ちょっとスマブラっぽいよね pic.twitter.com/K4S1H7gJbs
— らくからちゃ@スゴいコシフリスト (@lacucaracha) 2020年6月27日
先日も、テレビをつけてみたら政見放送が流れてきたのですが、M1かな?と思うような面々でゲンナリしっぱなしです。
まあ私、千葉県民なので選挙権は無いのですが、50億円くらいかかるイベントだそうなので、都民の皆様は是非この機会を存分に活かしてくださいませ。
千葉都民と呼ばれ
いまでこそ自宅で過ごす時間が増えましたが、大手町に通勤していたこともあり、むしろ一日の時間のうち、大半を都内で過ごしていました。こうした都心に通勤している千葉県民のことを「千葉都民」なんていうそうですが、70万人ほどいるそうです。
ぶっちゃけ行政インフラについても、
- 東京都が約半額出資している東京メトロにのって通勤
- 東京都水道局の水で職場でコーヒーを入れて
- 千代田区立図書館で本を借りて
- 飯田橋の警視庁遺失物センターに落とし物を回収しに行き
- 保健所の監督を受けた飲食店やクリニックに通い
- 上野の都立動物園・都立美術館で過ごす
と、都(もしくは23区)のお世話になっている実感も強くあります。しかし、住民票が千葉県内にある以上、選挙を通して都政に関与することはできません。
別にそのことに、大きな不満があるってワケではないんですけども、今回のコロナ禍を巡る対応を見ていると、何だかなあと思うところはあるわけです。
「都民の皆様へ」の違和感
それを一番強く思ったのは、爆発的に感染者数が増えていた頃、都知事が「家にいてくれ」と「都民」に向けてメッセージを送っていたのをみたところですね。え、俺らどうしたらいいの?とウチの県知事を見てみたら、アイツ勝手なこと言い出して、みたいな顔してるわけですよ。
ちゃんと連携を取って仲良くやってくださいよと思うのと同時に、やっぱり今の都道府県の区割りには、ちょっとムリがあるんじゃないかなあと思うんですよね。
市民が直接利用する行政サービスを提供する市町村と比べると、都道府県のしごとはより広い領域に跨るものになります。じゃあその設定根拠って何なんだろうね、と考えると概ね住民の行動範囲が基準じゃないのかなーと思うんですよね。
都道府県の歴史は、廃藩置県にまで遡ることができますが、3府302県でスタートしました。それが概ね今の形に落ち着いたのは香川県が愛媛県から分立した1899年、明治32年(!)のことです。
それ以降、樺太を失ったり、沖縄を取り返したりといったことはありましたが、基本的に同じ枠組みでやってきました。市町村は平成の大合併を経て様変わりしましたが、都道府県という枠組みは、未だに帝政時代の遺構を引き継いだものになります。
この120年で、山や川の姿は大きく変わらねど、国民の行動圏は大きく変わりました。東海道線が新橋~神戸をつないだのが1889年のことですが、我々はそんな大昔に決めた枠組みの中で地方自治をやるのはいい加減ムリがあるんじゃねえのかと強く思う次第です。
そのお金はどう使うべきなのか
さて今回の選挙の最大の争点はコロナ禍への対応でしょう。
おらが県の知事殿は「休業補償をしたくてもカネがねえんだなあ」と情けのないことを言っていますが、向こうの都知事候補には「10万円のおかわり出すぜ」と、随分と景気の良い声も聞こえてきます。
太っ腹なのは良いことですが、千葉都民としては、その財源があるのであれば、苦しい立場にある医療機関や医療従事者への支援へ回して、第二波到来の備えや安心して経済活動が再開できる基盤づくりに回してほしいなあと切に願います。
なんていうと「税金を払っていないよそ者が内政干渉するな」と言われそうな気もするのですが、東京都の税収の1/3を占める法人2税は、千葉都民の勤務する企業の利益からも出されているわけで、間接的には我々とてその費用の負担をしているわけです。
もっともその大半は、特別法人事業税や地方法人税で巻き上げられている現状はありますが、なんだか良くわからないお金の使い方をされるくらいならば、一都四県で合併して一体的な広域自治を実現したほうが、みんなにとってハッピーなんじゃねえのかなーなんて思う次第であります。
ではでは、今日はこのへんで。