こんにちは、らくからちゃです。
先日ぶらっとネットサーフィンをしていたところ、フレンズのこんな記事を読みました。
ブログ収益を半年間投資して、半年間で28万円儲かったそうですね。凄いなあ500万円。今度泊まりに来たときは、焼き肉おごってくださいщ(゚д゚щ)
そういや、わたしもブログ収益であぶく銭を拾いましたので、ちょうど半年ほど前から、コツコツ(?)ダウ平均に投資しておりました。勿論、ヒトデ先生ほどの元手はないですよ。突っ込んだのは、ほんの20万円ほどです。
100万円にしちゃいましたけど( ・´ー・`)
CFDの仕組み
ヒトっちゃんは、ETFや個別株で米国株を買っていたようですが、わたしの場合はCFDでダウ平均へ投資していました。
Wikipediaから引用すると、こんな感じの仕組みの取引です。
差金決済取引(さきんけっさいとりひき、英: contract for difference、CFD)とは、有価証券の受渡しを行わずに、売買価格差等に相当する金銭の授受のみにより差金決済する取引または金融商品である。証拠金を預け、レバレッジをかけて取引を行うことから、外国為替証拠金取引(FX)も差金決済取引の一つと言える。ただし、一般には、外国為替のものをFX、それ以外の株式や株価指数等のものはCFDと呼ぶ。
ざっくり言うと『ドルや円の代わりに、ダウ平均に投資するFX』みたいなもんです。
普通、100万円分の株を買うには、100万円+手数料が必要ですよね?ETFでも投資信託でもそこは同じ。それがCFDでは、10万円くらいの保証金を預けることで買えてしまいます。
普通は5%値上がりすれば5%の利益ですが、CFDでは元々10万円しか預けていませんので、一気に50%の利益になります。但し10%以上値下がりして保証金の額を割り込んだ場合は、強制的に売却(ロスカット)されるというルールになっています(説明のため細かい点は色々割愛)
取引結果
じゃあ実際にどんな売買をしてたのかなあと、個人的な振り返りも含めて整理してみるとこんな感じでした。まずはブログで儲かった20万円をドブに捨てたつもりで投下。
5月から7月までは、ちまちま売買して遊んでいましたが、7月から長期ホールドに切りかえ。
1回につき100単位分での投資になりますので、7月12日は約213万円で購入しました。それが現在は約239万円になってますので、26万円くらいの儲けですね。更に言うと、この期間で発生した配当金13,849円も受け取れます。
もともと20万円ほどを保証金として設定してガチャガチャ遊んでいたのですが、途中利確して保証金は25万円ほどに増え、なんやかんやで100万円達成。
25万円が100万円になりました。やったぜ! pic.twitter.com/15iFb7ZDVD
— らくからちゃ@はてなブログ (@lacucaracha) 2017年10月24日
その後しばらくぼけーっと眺めていたところ、収益自体も100万円超達成いたしました。ヽ(=´▽`=)ノ
やったあ!収益100万円だ!!!! pic.twitter.com/37GK0Jsm6W
— らくからちゃ@はてなブログ (@lacucaracha) 2017年10月27日
※この後めちゃくちゃ利確した。
特にこれといった『投資指針』みたいなものはありません。強いて言えば、株価が上がって含み益が増えれば、投資余力が増加しますので、そのペースに合わせながらちょくちょく買い増ししていたくらいかなあ。
はっきり言って今の市況は、どんな素人が買っても、勝手に上がっていく状況ですので、今回わたしは非常にラッキーでした。
また平均レバレッジ(保有資産の量÷保証金と含み益の額)は20倍程度なんてアホの子のする水準で保有しておりました。今思えば、保証金が20万円しかないのに、毎日普通に10万円単位で増減するのも、中々スリリングで面白かったですけどね。
CFDで安全に投資するには?
じゃあCFDは、そうしたギャンブラー専用の仕組みなのか?と言えば、上手に使えば長期投資にも活用出来るんじゃないかなと思うんですね。
冒頭、CFDは『ドルや円の代わりにダウに投資するFX』とご紹介しましたが、ドルや円などの通貨は、最終的にどうなるのか予測することは非常に困難です。一方、ダウ平均株価は、浮き沈みはあるものの何十年と成長し続けています。
過去のデータを見る限り
- ダウ平均の最大下落幅は50%くらい
- 元本割れが回復するまでの最長期間は5.5年
といえます。詳細は過去の記事から是非!
これまでの傾向を見ると、CFDを使ってダウ平均に投資する場合、『とにかくロスカットさえされなければ、最悪のケースでも5.5年耐えきれればOK』ということが言えるような気がします。
この『最悪のケース』は、リーマン・ショック前に、最も高値掴みしたケースですので、概ね5倍くらいのレバレッジには耐えられるように思えます。
レバレッジをかけるのは、怖いなあと思う人もいるかもしれません。
でも考えて見てください。手許に100万円の資金があったとして、全額投資するのも、20万円を5倍のレバレッジで投資するのも大差ありません。であれば、80万円分を流動性・安定性の高い商品に投資して、20万円分をレバレッジで運用するのもアリかもしれません。幸いにも、今は低金利で金利もかかりませんしね。
CFDのメリット
CFDを使うメリットは、レバレッジだけではありません。
為替の影響を受けない
例えば、外国株式を購入する場合、株式本体の価格は上昇していても、為替の影響で赤字になることはあると思います。
一方CFDは、最初から為替リスクをヘッジしている(くりっく株365方式)ものや、差損益部分だけ為替換算する(店頭取引方式)ことになりますので、そうした為替リスクからかなりの部分が開放されます。
手数料が安い
手数料の面でも、片道153円のくりっく365系や、完全無料のGMOクリック証券など非常にコストが安いのが特徴です。ただ売買時のスプレッド(買い注文と売り注文の単価差)については注意が必要です。
くりっく365系では、もともと800円相当くらいのスプレットでしたが、いまは7000円相当にもなっています。ぶっちゃけ、7000円分くらい、すぐに取り戻せる市況ではありますが、気になるのなら、スプレッドも狭いGMOクリック証券にしたほうが良いかもですね。
ただGMOクリック証券は配当金が出ません(原資産が先物なので、理論価格上は組み込まれてるはずですけどね)。その辺は比較検討しても良いかもしれませんね。
資金管理が楽
資金を株式で運用する場合、新規の株を買ったり、保有している株を売却する場合は、1株あたりの単価で売買されますよね。投資信託でも、一度買ったものを売れば、その段階で利益を確定することになります。
一方CFDは、資金の動きと投資の動きが完全に分かれています。
つまり50万円を保証金にして100万円分の投資をした後、10万円分を引出すには、何も売却する必要が無いんですよね。引出した金額分、『ロスカットされる確率』があがるだけで、投資を取り崩す必要も利益を確定する必要もない。
余剰資金を運用するにはうってつけかもしれません。
税金でお得
米国株や米国ETFを購入する際は、税制面でかなり面倒なことになります。
一方CFDは、FXと同じく全て日本国内での分離課税の申告となります。更に言うと配当金は、建玉のなかにストックされ売却して実現するまでは課税対象になりません。これは普通の株式とくらべても、有利なポイントの一つじゃないでしょうか。
CFDのはじめ方
CFDには、大雑把に分けて
- くりっく株365のシステムを利用するもの
- 独自のシステムを利用しているもの
に分かれます。ものすごーくざっくり言うと『くりっく株365』というクソだせえ名前のシステムを使っている業者と、そうでない業者に別れるってことですね。くりっく株365は下記の業者が扱っておりますが、同じシステムを使っていますので、手数料なども同じです。
一方、くりっく株365の仕組みを使わずに独自の仕組みを使っている会社もあります。取引量が多いのはこの辺でしょうか。
くりっく株365系のシステムを利用しているところであれば、
- 手数料は片道153円
- スプレッド(売り値と買い値の差)は大きい
- 金利負担は現状なし(日銀短期金利のため)
- 配当金はあり
って感じですねー。
一方、GMOクリック証券は『手数料・金利負担なし』が売り。DMMは『スプレッドの狭さ』が売りですので、短期で売買したいひとには向いてるかもしれません。また、GMOクリック証券やDMMのほうが、取り扱い銘柄が多く、GMOクリック証券では主要米国株・中国株への投資もできます。
『米国ETFと投資信託はどちらが優れているのか?』といった議論も定期的にあがりますが、選択肢の中にCFDも含めてみても面白いかもですね。
まだETFで消耗してるの?
まだまだCFDというと『ハイリスク・ハイリターンを追い求める玄人用の危ない投資手法』と思われている節が大きいと思います。
ただ、レバレッジをかけるのは『権利』であって『義務』ではありません。レバレッジゼロで、投資信託/ETF代わりに使うのもアリです。大暴落のリスクも意識した上で、5倍のレバレッジを取れば、配当金も5倍受け取れます。配当だけで10%近いリターンも狙えます。
ここはもう『運用する資金の性格』がどういったものか?によると思いますが、『時間はかかってもいいけど、リターンは最大化したい』場合、レバレッジをかけた投資も検討してみても良いのかもしれません。
皆様、投資はくれぐれも自己責任でお願いしますね。
ではでは、今日はこの辺で。