ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

めんつゆおかわりできますか?

こんにちは、らくからちゃです。

日本に生まれて一番良かったなあと思うのは、美味しいご飯を食べている時ですね。皆さんは、日本が世界に誇る食文化といえば何だと思いますか?寿司、すき焼き、天ぷら、牛丼、らーめん?

いろあると思いますが、わたしの中での答えは決まっています。

うどんです。

小麦をうったものを、だしと醤油で出来たつゆに入れただけというシンプルな中に、あれだけの奥深さを出せる食材は、世界広しいえど中々無いと思います。生魚や肉であれば、好き嫌いや宗教的な戒律上の問題もあると思うので、オリンピック開催に向け、是非国際的にプッシュしていくべきだと思うのですが、いかがでしょうか?

わたしの好きなうどん

 しかし、いくらシンプルだとはいえ、うどんにも多少の種類は有ります。代表例をあげると、

  • かけうどん
  • 釜あげうどん
  • ざるうどん
  • カレーうどん
  • ぶっかけうどん

などなどでしょうか。他にも、トッピングによって、釜玉うどんやきつねうどん、天ぷらうどんなどなど様々な類形には分かれますが、基本的な類形としてはこんな感じでしょう。

いろいろなタイプのうどんが有りますが、わたしが好きなのは、釜あげうどんやざるうどんといった、『つけ麺タイプ』のうどんですね。

東京に出てきて驚いたのは、まあうどん屋さんの少ないこと!どこにいってもそば屋さんばかりです。関西では、たいてい『そば』と看板に掲げていても、注文されているのはほとんど『うどん』ばっかりということもよくあります。

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あと、おねだんもお高いんですよねえ・・・。どんなに高くても、300円も出せば『まあ食べられなくはない』うどんが食べられるのですが、400円出しても『これ、どん兵衛のほうがええんとちゃいます?』というようなものしか食べられなかったり。

すっかり意気消沈して居たのですが、そんな中に救世主が。近年の『うどんブーム』の拡大にあわせて、有名チェーンがどんどん都心にも進出してきてくれているんですよね。

比較的はなまるが都心部に、丸亀が郊外を中心に出店しているような気がしますね。心情的には、地元神戸の丸亀製麺(ちゃっかり他の街の名前を借りているのが神戸っぽい感じもしますが(^_^;))を応援したいのですが、もっぱらよく行くのは会社近くのはなまるうどん。でも最近は、色々なチェーン店が『東京よ、これがうどんだ!』と言わんばかりに進出してきてくれて大変嬉しいですね。

めんつゆへの不満

さて、チェーン店が沢山できてくれるのは大変うれしいのですが、ちょっとがっかりしているというか、もっと改善して欲しいなあと思うところがあります。それが、『めんつゆ』の量です。急いでいる時に並盛りを頼んでも、がっつり食べたいときに大盛りを頼んでも、だいたい渡される量って同じなんですよね。そして、食べていると、だんだん麺に含まれている水分で味が薄くなってしまって行くのです・・・。

ある日も、うどんを食べていて、すっかり水っぽく美味しくなくなってしまいました。そして思ったのです『これ新しいのが欲しいなあ』と。

しかし、『めんつゆ』をどう解釈するのかは非常に難しい問題じゃないですか?

  • 調味料である・・・おかわり可能?
  • 主要食材である・・・おかわり不可?

うーむ。でも、わたしも会計を専門にしている都合上、この『うどん』の中でめんつゆの占めるコストがそれなりのものになっていることは理解しています。そう考えると、どちらかというと後者であることは間違いないような気がします。

しかし、いくら考えても量にめんつゆが見合っていない。折角おいしいうどんなのに、こんなびしょびしょになったスープで頂いては申し訳ない!そこで、勇気を出して店員さんに言ってみたのです。

すみません、めんつゆが少なかったので追加頂けますか?

怒っているわけじゃないんだよ

店員さんの対応は大変スピーディーでした。『大変失礼致しました。今すぐ新しいものをお持ちします。』ものの30秒ほどで、新しいめんつゆが、ネギとしょうがもセットで出てきました。うーん、私の言い方(表情とかも含め)よくなかったのかもしれませんが、逆にここまでされると申し訳ない気がしますね。

最近、どこにいっても『ちょっとお願い』をしてみたつもりなのに、『苦情』と解釈されてしまうことが多いような気がします。

例えばスーパーで、ちょっと物の場所を聞いてみただけなのに、作業を停止して、大変丁寧についていってご案内してくれる人がたくさん居ます。そこまでしてもらわなくていいんですよね。『あー、それなら◯◯のコーナーですよ。ご案内しましょうか?』で良いと思うんですよね。何につけても『フルサービス』な対応をされると、ちょっとした申し出をしづらくなるし、みんながいい出しづらくなった結果、『何か言われる=苦情』と解釈するひとが増えてしまうのでしょうか。

育った環境なのかもしれませんが、とりあえず困ったときには、人に聞いてみるタイプです。なので、こういう社会が広がっていくのは息苦しくって嫌だなあと思うんですね。別に、文句を言っている訳じゃないんですよ。お互いのために『提案』をさせてもらいたいんです。(流石にばーちゃんが、コンビニで『このパンもう一個買うから安くならへん?』と言っていた時はびっくりしましたがw)

もっと美味しいうどんを食べるために

もっとめんつゆを大事に使いなさいという意見もあるかもしれません。でも、お金を払う以上『たっぷり濃いおつゆ』でうどんを食べたいと思うんです。結構、そういうニーズって多いと思うんですよね。いま、うどんチェーンも市場の拡大が一段落し、淘汰の時代が始まりつつあるような気がします。

ここで、『めんつゆおかわり無料!』って掲げてくれると、たいへん大きな差別化になると思のですが、いかがでしょうか?無料が難しいなら、『おかわり50円』とメニューに載せていただくだけでもいいと思いますけどね。そういう声を拾っていくためにも、やはり大事なのはお客様とのコミュニケーションではないでしょうか。

それは、お客が申し出をしやすい雰囲気作りと、何か言われた時に直ぐに『苦情』ではなく『お客様からの声』として扱うような教育が必要だと思ってしまう今日このごろでございます。

ではでは、今日はこのへんで。