O tempora o mores! ああ、何たる時代、何たるモラル
〜キケロによるカティリナ弾劾演説より
オリンピックの公式エンブレムの件について、わたしは今まで特に何か書こうと思ったことは無かった。中学高校時代の美術の成績は、2ときどき3だったし、今でも芸術センスがあるとは思っていない。それは、生まれ持った才能なのかもしれないが、育った環境がそういった方面への関心を広げるものでなかったからなのかもしれない。
過去の記事を見て頂いても分かる通り、わたしの関心事は、『数字』である。あれこれ統計データを関連付けたグラフにこそ美を見出すし、面白決算があればご飯三杯はいけてしまう。結局いまも、帳簿のデータをこねくり回すシステムのコンサルティングでおまんまを食べさせて頂いている。
であるがゆえに、『オリンピック公式エンブレム』については、あれやこれやと言う気にもなれず、わたしの中では見たこともない海外セレブの結婚や出産のニュースと同程度の関心しか無かった。
が、あえてこの問題について考えてみたい、と思う記事が出てきた。
この記事を読んだ時に得た感想としては、『あれ、これってこんな感じの話なんだっけか?』というものである。何だか、この件については薄らぼんやり断片的にしか記憶がない。そしてこの記事を読んで、本件については、これから先もまた議論が継続される可能性が高いと思った。
そこで、今日は現時点における『芸術センスゼロの28歳銭ゲバ』が考える、ここまでのまとめを書いてみたいと思う。本記事の想定読者は、何年か後の自分であるが、つっこみを入れておいてくれると大変うれしい。
そもそもみんな似ているなんて思っていたんだっけ
前掲の記事は、こんな書き出しから始まる。
大きなトラブルとなった五輪のロゴ類似問題。素人目にはそっくりになロゴに対し、審査員をはじめ多くのデザイナー達が「まったく違う」と反論していたのが印象的でした。しかし、不透明かつ説明不足の審査委員会もあいまって、残念ながらこれらの発言は身内を守るものと解釈されてしまいました。
そんな話だったのだろうか。
正直、門外漢の私には、雰囲気似ているところもあるけどぜんぜん違うよねと思った。そう思った理由は多分下記だ。
- 五輪は4色、美術館は白黒。
- 五輪は白がメイン、美術館は黒がメイン。
- 五輪の丸は端っこにちょん。美術館は真ん中にどーん。
多分、幼稚園の入試で『みぎのえと、ひだりのえはどこがちがうとおもいますか?』と聞かれた三歳児の回答と大差は無いと思う。やはり、わたしごときの芸術センスでは何も分からないので、改めて時系列を踏まえて、『ネットの反応』を追っていきたい。
7/24エンブレム発表
■東京オリンピックのエンブレム発表 気になるTwitter民の反応は? - Togetterまとめ
まずはtwitterから。勿論togetterなので、一部の人が意図を持って抜き出したものだが、全体的な感想としては、『無難』『普通』『なんじゃこりゃ』といったものがメイン。数あるtweetの中で、わたしが最も共感できたのはこちら。
東京オリンピックエンブレムの既視感これか!! pic.twitter.com/kdtA5C5USD
— さたけ❎ (@satake_take) 2015, 7月 24
確かに、何に似ているか?と聞かれたら確かにJリーグのこのロゴと色遣いが何となく似ていると思えなくもない。
■痛いニュース(ノ∀`) : 【画像】 2020東京五輪のエンブレムがダサすぎると話題に
次に、2ちゃんねる。『煽り系』のサイトなので仕方ないが、評価は当然の如く低く『地味』『お葬式っぽい』など。しかし、今も耳にする今回のエンブレムに対する一般の反応『招致の時のがいい』『前の東京五輪の時のほうが良い』などなどはこの時点で既に出尽くしていたのかもしれない。
392: 名無しさん@1周年 2015/07/24(金) 19:56:15.14 id:n0E79wi50.net東京五輪にとどめを刺したな。
これで国民の支持は潰えた。
の一言は、何だか今日の顛末を予見していたような気もする。
■はてなブックマーク - 東京五輪 エンブレムは「T」をイメージ NHKニュース
こちらは、肯定的なコメントも多い。ざっとまとめると、『色々使いやすそう』『もっとベタな物が出てくるかといったらおしゃれじゃん』などなど。
7/29 物言いがつく
■東京オリンピックエンブレムは盗作ではない デザイナーの方々のやりとり
togetterのコメント欄がこの時点での『皆様の感想』かな『脇が甘い』という指摘もあるが、『つーか、流石にこれを似てるって言われるのは違うんじゃね?』が基本的な方向性の模様。
■はてなブックマーク - 東京オリンピックエンブレムは盗作ではない デザイナーの方々のやりとり - Togetterまとめ
あわせて当該記事のはてブも見ておくと、こんな感じ。内容そのものよりも、本人の対応についての非難が多い。
■痛いニュース(ノ∀`) : 東京五輪のエンブレム、デザイン盗用か 仏のデザイン事務所が抗議
次に2ちゃんねる。燃料投下と大はしゃぎ。勿論、『痛いニュース管理人』の趣味とセンスもあるのだろうが、『これでこのデザインを潰せる!』とご満悦の2ちゃんねらーの姿も見て取れる。
8/5 佐野氏会見
まず今回のエンブレムはDidot、Bodoniという書体から着想を得たものであり、ベルギーのロゴとは使用書体が異なっている点を指摘。
「このタイポグラフィの力強さ、繊細さをキープした上で表現したかった。その上で亀倉雄策先生が1964年に制作した東京五輪ロゴにある日の丸の円と組み合わせている」と述べた。さらにエンブレムを9分割したボードを報道陣に公開。五輪マークと「T」のロゴの配置へのこだわり、配色、赤い円の意図などが語られた。
佐野さん本人からのコメントが出てくる。色々とパーツに分けて遊べるよ!なんてことも言っている。
■五輪エンブレムを盗作って言うのはアニメキャラの顔が見分けられないオカンと同じ
その件については、togetterあたりでもがっつりまとめられている。コメントを見ても、『アニメキャラなんて持ち出すなよ、ややこしくなるわ』という意見もあるが、概ね『パクリかどうかで言えばパクリでは無い』『ただしこのエンブレムは気に入らない』という論調が続く。
■はてなブックマーク - 五輪エンブレム制作者「全く似ていない」 記者会見
はてブについては別記事から見てみると、似てるっちゃ似てるけど『こりゃ知らなくても仕方ないよな』という意見が多い。ただ、それを『似てねえよ!』と主張した佐野氏の対応についての非難が主な論調。
8/8 トートバッグ事件
■【まだあったのか】東京五輪エンブレム佐野研二郎のパクリ作品が次々と発掘されるwwwww|保守速報
本件について、明確な『初出』と言えるものは分からなかったが、比較的古いものではこちらから。いわゆる『トートバッグ疑惑』とよばれる一連の『模倣では?』と言われるもののリストが作られ始める。
こじつけのものも多いが、まあ出てくることでてくること
■はてなブックマーク - 【まだあったのか】東京五輪エンブレム佐野研二郎のパクリ作品が次々と発掘されるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(画像)
はてブのコメントとしては、『権利関係クリアしているものはとにかく』と前置きはしながら『これはアカン』に一気に動いていく。
この辺りから、今まで『新エンブレム肯定派』の陣営はどんどんと縮小していく。
8/14 ダサイクル疑惑
■【五輪盗作】佐野研二郎を中心としたダサイクル相関図にネット民大爆笑wwwww
エンブレム選考委員の中に、佐野研二郎氏を巡る周囲の人物が関わっているのではないのか?ということが指摘される。この現象に対し、『それ町』などで有名な石黒正和氏の『ネムルバカ』の一節から、『身内で慣れ合ってるのでは?』という意味の『ダサイクル』が発生しているのでは?というもの。
ダサイクル?なんすかそれ?
わたしの造語ぐるぐる廻り続けるだけで一歩も前進しない駄目なサイクルのこと。和の中で需要と供給が成立しちゃってるんだよ。
ちなみに、作者本人さんに言ってみたところ、
@lacucaracha このオリンピックの奴、真実なら、例え自惚れでも真面目にモノ作ってる駄サイクルにすら失礼な、もっとおぞましい汚い下衆なドブを感じます。 僕もかつてはデザインを専攻してましたが、こんな汚いカラクリ聞いた事ない。 盗みに談合、もはや犯罪でしょう。
— 石黒正数 (@masakazuishi) 2015, 8月 15
とのコメントを頂いた。『真実なら』駄サイクル以下との指摘はそのとおりである。
8/31 メガネ事件
■【衝撃画像】佐野研二郎作の多摩美大のポスター、な ん と メガネブランド『zoff』の写真と完全に一致www
もうこれは、誰の目にも明らかな『盗用』である。しかも問題は、発注者が美大であること。トートバッグの件については、権利周りの責任関係がどうなっているのかの知識は無いので、受け入れた側は被害者とも言えたと思う。
一方この件は、発注者の美大も何も責任が無いのか?と言われると、相手が『身内』だけに、ある程度責任は持たなければならないと思う。それ以上に、『持ち方の不自然さ』について何も思わなかったのだろうか・・・。
9/1 エンブレム白紙撤回
最初の指摘から1ヶ月。更に、続々と事件・疑惑が生じた中、あまりに遅いと言わざるをえない。
■「エンブレム撤回で多額損失、東京都の負担1億円超か」 News i
この判断の遅れから、多額の損失が発生する自治体・企業も発生する。
9/3 卒業制作玉突き事故
■パクリ?パロディ?多摩美の卒業制作がいわさきちひろ作品に酷似している件について - Togetterまとめ
直接関係のない学生の卒業制作にまで、『パクリ』ではないかなどという目線が向けられる。どう考えても、『パロディ』として許される範囲なのかは不勉強ながらよく分からなかった。でも、『パクリ』でないことは誰の目にも明白だった。
■「似たものを見つけてパクリと騒ぐだけ」のどんなバカにでもできる簡単なお仕事 - あざなえるなわのごとし
わざわざ指摘するほどのことでも無いような気もしたが、ご丁寧にまとめてくださる方も登場。この件で問題だと感じられるのは、厳しい視線が学生にまで向けられつつあるという点のように思われる。
いろいろと端折りながら書いたが、これがわたしの現時点での認識である。
みんな『似ている』とは思ってなかった
勿論、全員が全員というわけではない。だが、過去のネットでの取り上げられ方を見る限り、『似ている』という意見のほうが少ないのかな、と思った。デザイン自身も、賛否両論はあったが、すぐにその意味は分からなくとも、長く使ううちにその良さが分かるものだったのかもしれない。
しかし、どうして『取り下げ』という自体にまで至ったのだろう。その要因は3つあったと思う。
広く大衆に愛されなかった
■【五輪】2020夏季五輪招致ロゴをデザイン 現役女子美大生・島峰藍さん(22)「五色の花輪で再び日本に活気」
招致エンブレムについては、元々口の悪い連中の集まっている2chですら、比較的評価は悪くなかった。
日本を象徴する『桜』の花びら、鮮やかな色彩、そして人と人を繋ぐ象徴である『輪』。深く解説をされなくとも、招致に向けた何かしらの想いは十分伝わってくる。ちなみに、使用された色は五輪の五色に一色を加えた六色ということらしい。
この招致ロゴは、2011年11月に発表されたもの。日本を象徴する花である「桜」がモチーフで、一枚一枚の花びらが集まって、世界をつなぐひとつの大きな輪となっているような"桜のリース"の図案となっている。日本では主にクリスマスの装飾として知られているリースには「再び戻る」という意味があり、この桜のリースには「日本で1964年以来のオリンピック・パラリンピックを開催し、スポーツを通じてこの国に勇気と活気を取り戻したい」という強い願いがこめられているという。
また、ロゴの配色には、五輪を象徴する色である赤、青、黄、緑に加え、東京を表す色「江戸むらさき」を使用。ちなみに、この色は、東京スカイツリーの2パターンある通常のライティングデザインのひとつ「雅」のテーマカラーともなっている。
東京五輪の開催決定! 招致ロゴのデザインにこめられた意味とは? - 佐藤可士和に選ばれ、榮久庵憲司の監修を受けた"桜のリース" | マイナビニュース
一方今回のロゴは、ぱっと見では何のことかよく分からなかった。途中検討バージョンとして『予想』されているこちらであれば、まだかろうじて『Tだなあ』ということは分かる。(東京オリンピックだからTというのもまた安直な・・・と思うのだが)
しかし、最終稿は、ぱっと見には『何だか分からない物』になってしまった。
このエンブレムに込められたメッセージだが、
「T」のモチーフは、「Tokyo」「Tomorrow」「Team」を、その黒い縦線は多様性を、大きな円は「お互いを受け入れる世界全体」を表すという。日の丸のように見える赤い円は「人々の鼓動する心臓のパワー」とのことだ。
伝わっただろうか?
説明を聞いてもまだわからない。何故縦線で多様性が表現出来るんだろう。中心に丸があるというより、黒いラインの左右にわかれた三角が対峙しているようにも見える。そうすると、赤い丸も『心臓』というより審判なのかなあなんて見え始めてくる。(それはそれで、オリンピックぽくて良いのかも知れないが・・・)
分かる人には分かったのかもしれないのけれども、わたしのような凡夫は( ゚д゚)ポカーンとするしかなかった。
それでもなお、当初の『大衆』のコメントを見ていると、『何か良くわからないけど、偉い人が選んでるんだし、そのうち慣れるでしょ』といったものも多く見られたし、何か発言をしていた人もごく少数であった。
結局騒いでいたのは『騒ぎたい人』だけであり、多くの人は
今回の軸となった展開性であったり、文脈、文化的な意義、あるいは5年後にも飽きがこないか?といったことは、ある程度の専門知識がなければ評価できないことです。
とあるように、ひとまずは『何か分からないが』受け入れようとしていたのでは無いだろうか。
佐野氏への反発
また、当初『似ているのでは』と指摘を受けた際も、一部の騒ぎたい輩を除き『大衆』は、比較的冷静に対応していたように思われる。総括すると『シンプルなデザインなんだから、似ているのがあっても仕方ないだろう。』『悪意を持って真似したわけでもないんだし、井と#が違うように、コンテキストに違いがあるんだから同じじゃねえよ』という意見が大半であったように感じた。
ただ、会見以後流れが変わってくる。
そもそもの話として、どうして記者会見が必要だったんだろう。素人考えかもしれないが、まずは訴えてきた美術館と話をつけてからでよかったんじゃないのだろうか。どうして発表を焦る必要があったんだろう。
国立競技場の問題もあったため、新聞等での報道による組織委員会のイメージダウンを避けるために、あえて急遽反論をする必要が発生したんじゃないかなあなんて思う。
この会見についての個人の感想としては、『素人の皆さんにはわからないかもしれませんが、こんなことを考えています。なので、全然発想の内容が違うので全く似てませんよ』ということがいいたかった訳?と、随分高いところから言われてしまった気がした。会見の中でもあるように、もっと順序立てて、『こういったメリットがこのエンブレムにはあるんですよ』ということが『展開』されていけば、『なるほどねえ〜』と理解できたのかもしれない。
徐々に、佐野氏の意図を理解していけば楽しかったのかもしれない。その偉大さがわかったのかもしれない。でも、『これが模範解答です』といきなり出されてしまった瞬間、そこに大きな壁を感じたのかもしれない。
さよならソルシエという漫画の中で、枢機卿の絵の素晴らしさが理解出来なかった貧乏人の気持ちにちょっと近いものがあったのかも。
過去の模倣とその対応
深津さんの記事には、下記のような記載がある。
問題を切り分けるために、トートバッグや空港写真などの盗用問題や、ロゴの良し悪し、作者の人格、審査委員会そのもの等については、本稿では扱っておりません。あらかじめご了承ください。
詳細については、他の記事に譲るとしても、本件について考えていくにあたっては、このことを外すわけにはならない。勿論、これが決定打であったことは間違いないんだけれど、『他の作品にも模倣があった』ということ単体だけでは、きっとここまで事態が大きくなったか?と言われれば、可能性としては半々だと思う。
結局、
- 何だか気に入らないエンブレム
- パクリ疑惑に対する一足飛びの記者会見
- 作った人の他の作品はパクリまみれ
この3つの要素のうち、どれかひとつでも欠けていたら違う結果になったのかなあと思う。
どのすればプロの地位が向上するのか
深津さんの記事には、
警察や弁護士のように、本来は専門性の高い意思決定は、信任によりプロへ権限委託されるべきものです。今回の「類似」のようなテクニカルな問題の場合なら、デザイナ、弁護士などですね。しかしながら、日本においてはデザイナーの地位が低い上に、選出過程が不透明だったり、選考理由の説明が適切にされなかった点…などが重なり、国民の納得を得ることができず権限委託に失敗しました。そして盗用騒動(あくまで盗作ではなく盗用です)によって、基盤となる「プロへの信用」が破壊されてしまった…というのが、現状の認識かと思います。
との記載があった。サンプルとしては偏りが多く量が少ないが、twitterやはてブでの議論を見る限り、いわゆる『ネット民』は『プロ』の意思決定を信任していたように思われる。だが、今回の一件において、ことデザイン業界は大きく信用が毀損してしまった。
どんな分野であれ、技術や知識を高度化するためには、似たような道を歩もうとしている人たちで『ギルド』を作ったほうがが効率が良い。 ギルドには、技術や知識の高度化を図るとともに、品質を維持して『適切に』大衆に提供することが求められる。それを行う限り、ギルドは社会から信任され、専門的な事項においては専管事項として扱うことが出来る。
ギルドの維持と成長のために最も重要な事は、『モラルのある人材』の育成である。例えば、鍵屋であれば泥棒のために協力をしては行けないし、医者であれば人を殺す薬を作ってはいけない。そして、デザイナーであれば『他人の物を勝手に自分のものと偽ってはいけない』。
モラルの中には、一般人には分かりづらいものもあるだろう。例えば、ITエンジニアであれば、『わけの分からんコーディングやドキュメントを残して、後々の保守コストが高くなるようなことをしてはならない』なんてことは、外からは中々分かりづらい。だからこそ、適切な倫理観を持った人材の育成を行い、『このギルドのメンバーであれば間違いない』と思わせることが重要なのだ。
今回、本来権威として尊敬されるべき人々まで『ダサイクル』と疑惑の目を向けられたり、学生の卒業制作まで非難の対象となったにしたのも、『デザイナー業界』のギルドとしての機能、つまり『佐野さんのような非倫理的なメンバーを排除する自浄作用が働かなかったのは何故か?』の一点に尽きるんじゃないのかなあと思う。
特定の分野において、信頼できる人が居ないことは、大衆にとっても不幸なことだが、付加価値を受け入れて貰えないことは『プロ』にとっても不幸なことである。
このままの状態じゃ、次のエンブレムも決まらないよ。