先日、自分へのクリスマスプレゼントに、デロンギの全自動エスプレッソマシン『マグニフィカS(ECAM23120BN)』を購入しました。購入後、1週間ほど使ってみましたが、何故もっと早く買わなかったのかと後悔するレベルで満足していますヽ(=´▽`=)ノ
毎朝『あと5分だけ寝かせて・・・』とギリギリを攻める生活をしていましたが、こいつが来てからというもの『さーて、今日も旨いコーヒー飲んで頑張るぞ!』と目覚めがよくなるレベルでクオリティ・オブ・ライフが向上いたしました( ・`д・´)
たいしてコーヒーやエスプレッソに詳しくはない、一般会社員ですけど、その素晴らしさをじっくり抽出してお伝えしたいと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧
- 家で美味しいエスプレッソが飲みたい!
- 家庭用エスプレッソマシン各種比較
- 全自動エスプレッソマシンはどこまで全自動か?
- デロンギ製全自動エスプレッソマシン比較
- マグニフィカS使用レビュー
- コスパは微妙。でもとても幸せ
家で美味しいエスプレッソが飲みたい!
我が家でエスプレッソを飲むようになったのは、入社してすぐの8年ほど前(2010年ごろ)まで遡ります。日々睡魔と戦いながら研修を受ける中で、なにか眠気覚ましに良いものはないかなあと考えたところ、かつて喫茶店で飲んだ『なんかドロっとした苦くて小さいヤツ』の存在を思い出しました。
普段よく目にするコーヒーを入れる機械は、ドリップ式コーヒーメーカーと呼ばれます。こういうのね。
炒って挽いたコーヒー豆の間を、お湯が自重で通過することで、コーヒーの成分を抽出するものですね。一方エスプレッソは、深煎りの豆を細かく挽いた粉に、高圧の蒸気を用いて短時間でコーヒーの成分を抽出します。
短時間かつ少ない水分でコーヒーの旨味だけ抽出しますので、雑味のないドロっとした濃厚な味わいになります。カフェインの含有量は、深煎りにする過程でかなりの量が揮発し、抽出時間も短いことから、ドリップ式よりも少なめなんだとか。
まあでも、砂糖をぶっこんで流し込めば、苦味と甘みでガツンと目が覚めます(笑)。牛乳を入れてカフェラテにするのも良いですなあ。ちなみに、
- 牛乳+レギュラーコーヒー=カフェオレ
- 牛乳+エスプレッソ=カフェラテ
となります。わたしが使用してきたマシン遍歴は、下記に記載してみましたので、よければ是非!
家庭用エスプレッソマシン各種比較
ドリップ式なら自重でお湯を落とすだけなので、機械の構造も単純です。一方、エスプレッソは圧力をかけるため、より複雑な専用のエスプレッソマシンが必要になります。分類の仕方は色々と有りますが、ここは使う豆の種類を基準に
- 挽き豆
- カフェポッド
- 専用カプセル
の3つに分けて考えてみましょう。
1.挽き豆
コーヒーショップで深煎りの豆を挽いてもらって、それをセットして使用する方式。好きなお店の豆を選べますし、挽き方やセットの仕方次第も自分好みに変えられます。コストも安い豆を選べばお安め。デメリットは、面倒くさい(笑)。おいしい一杯のためとはいえ、朝の忙しい時間に余りやりたい作業ではありませんね。
2.カフェポッド
そうした手間を減らすべく開発されたのがカフェポッド方式。適切な量の挽いた豆を不織布で包んだものを、そのままマシンに取り付けて使用します。個包装もされているので、酸化の不安もなし。ただ選択肢は限られますし、旨味成分が不織布に吸われるのか、あんまり美味しくない気がします(そんなことないはずなのですが)。
(出典:44mm エスプレッソ カフェポッド専用コーヒーメーカー一覧|パオコーヒー)
3.専用カプセル
手軽さに加えて美味しさも追求するなら、メーカーが独自に開発している専用カプセル方式も最近人気ですね。ただ、専用のマシンじゃないと使えない上、コストも高くなってしまいます。 中には、カプセルを自作する猛者もいるようですけど、そんな手間をかけるなら毎回、豆を詰めたほうが良いやもしれませんな。
これらの結果を、個人的な主観も込みでまとめてみると、こんな感じ。
基本的に、挽き豆が使えれば理想ですが、朝の忙しい時間にじっくりセットするのは面倒です。カフェポッドを使えばその手間が減りますが、味は一段劣ります。専用プセルを使う手もあるけど、豆の選択肢やコスト面で大きく制約を受けます。
これら全ての問題に対して、最善のソリューションを提供するのが、全自動エスプレッソマシンです!!
全自動エスプレッソマシンはどこまで全自動か?
わたしが今回購入したマグニフィカSは、『全自動エスプレッソマシン』というカテゴリに入る商品です。この商品は、豆と水さえセットしておけば、
- 豆を挽く
- 粉をセットする
- 抽出する
- 粉を捨てる
ところまでワンタッチで行います。どれくらい違うのか。以前我が家で使っていた同一メーカー(デロンギ)の手動式のマシンと比較するとこうなります。
豆は、お店で言えば挽いて貰えますが、拘るなら自宅でコーヒーミルを使って挽くことも考えられます。我が家では、面倒なので挽いて貰ってましたが、マグニフィカSなら挽きたてが頂けます。
また、コーヒー粉のセットって結構手数が多いんですよね。粉を詰めてならしていって固める。手数以上に、集中力を使う作業ですが、それも全自動ならマグニフィカSなら勝手にやってくれます。
あとこれ、デロンギのマシンの欠点な気もしますが、抽出は手動で停止する必要があるんですよね。その為、抽出がはじまったら(大した時間ではないですけど)その場から離れられません。マグニフィカSなら、当然自動でとまります。
最後に、抽出後の粉を捨てるのも案外面倒くさい。エスプレッソを抽出するためには、粉をある程度固める必要があるため、ドリップ式コーヒーのようにフィルターを捨てるだけとはいかず、うっかりするとあたり一面が粉だらけに。マグニフィカSなら、内部のボックスに自動的に除去するので、定期的にボックスを掃除するだけ。
ね、簡単でしょう?
デロンギ製全自動エスプレッソマシン比較
このジャンルの家庭用製品は、オイルヒーターでおなじみのデロンギが価格・性能面で他を大きく引き離しています。全部で6シリーズありますが、左へ行くほどハイスペック。左半分はラテクレマ(牛乳をあわあわにするヤツ)有りで右が無しって感じですね。
特に、カフェ・マキアートは掃除が大変そうだし、そこまで興味が無かったので、右半分から比較してみましたが、一番大きく違うのがお値段(笑)。価格コムさん曰く、本日時点でこんな感じ。
ぶっちゃけ、カタログスペックだけでいえばそこまで大きな差はない。
- ESAM03110・・・画面表示がランプだけ
- ECAM23120・・・カフェジャポーネ(レギュラーコーヒーっぽいもの)が作れる
- ECAM23420・・・画面表示が液晶+指定時間の起動が出来る
などなど。機能面だけでいえば、エントリーモデルのESAM03110で十分ですが、こいつはサイズがデカイ。で、設置場所のスペース等を重視して、ECAM23120にしてみました。
でね、凄いなーと思うのが、店舗で配ってるパンフレット。こんな感じで、製品サイズがメモリがつきで分かるのだ!!置きたい場所に重ねれば、おけるかどうかが一目瞭然、メモも巻き尺も不要です。
下記にまとめましたが、こういう心遣いが粋ですよねぇ。
マグニフィカS使用レビュー
というわけで、使用レビューも書いてみたいと思います。今回は、ポイント還元率が実質15%になっていましたので、ビックカメラで購入しました。
到着時の面構えはこんな感じ。なかなかイケメンですなあ。
付属品はこんな感じ。イケてるなーと思ったのが、詳細な説明書の他に、ラミネートされた簡易操作説明書がついてきたこと。お客さんが利用する&汚れることを前提とした気遣いが素晴らしいですね。
丁度良い感じに、我が家のお酒コーナーの横に設置出来ました。
水は結構な量が入ります。これを横からガチャンとセットします。
豆は本体上部から、ざーっと入れます。一応、250グラム入るそうですが、お店で買った200グラムでほぼ満タンになりました。
準備はこれだけ。豆も水も、本当は、使用時にセットするほうが良いんでしょうけど、気にしなければ、週一くらいで十分です。
あとの、操作は至って簡単で、
- 電源ボタンを入れる
- しばらく洗浄モードになるので完了まで待つ
- カップを置く
- 種類(2サイズ*2濃度)を選ぶ
- 出来上がりを待つ
こんだけです。
これで、2杯分&濃厚モードですね。
なお、
- 豆の使用量
- 豆の挽き具合
は設定が可能です。我が家では、細挽きした豆を目一杯詰めて作る『ドモホルンリンクルくらい一滴一滴抽出したドロドロのエスプレッソ』を愛飲しておりまして、本機でも作れるかな・・・と不安に思っていましたが、全く問題なしです。
抽出し終わったカスは、本体のカス受けにストックされます。14回分いけるそうなので、これも週一でメンテすればOKです。
使用感として有り難いのが、全ての操作が前面 or 上部から出来るようになっています週一のメンテナンスもほとんど苦にはなりません。
コスパは微妙。でもとても幸せ
さて最後に、原価厨らしくコスト面からも考えてみました。ぶっちゃけ、一般家庭で利用することを前提と考えると、コスパは微妙です。
本製品、カタログスペックでは一杯あたり8グラムの豆を使用することになっています。大手チェーンでも安めのKALDIのエスプレッソ用豆の価格が200gで691円。1グラム3.455円ですので、一杯あたり27.64円です。
これだけ聞けば、まあ悪くなさそうな感じですが、問題は初期投資が大きいことです。6万5,000円の本製品を、365日3年間使用したとして、1日あたり59.36円。一日一杯使用するとなると、一杯あたり87円です。ぶっちゃけ、缶コーヒーとたいして変わりません。電気代や、豆の購入に係る手間も加味すると、それほどお得感のある商品ではありません。
でも、毎朝起きるのが楽しくなるという価値は、お金には代えられませんわな(笑)。
これから、いろんなお店の豆の味を比べていってみたいなあと思う次第です。皆様も良ければ是非!