こんにちは、らくからちゃです。
何か面白い新商品は無いかな〜と日夜Amazonサーフィン(密林探検?)に勤しんでおります。そういやAmazonさん、最近ちょっと変わった新商品を紹介するサービスがはじまったみたいですが、皆様ご存知でしょうか?
Amazon Launchpad @ Amazon.co.jp
何だかページを見ているだけでワクワクするような新商品が沢山(゚д゚)!
イマイチ使い所がわからないものもありますが、見たこともないオモシロげなものが沢山あります。これはなにかな?と思ってページをスクロールしていると下記のような説明がありました。
Amazon Launchpadとは?
スペースシャトルの発射台を意味する"Launchpad"。 Amazon Launchpadとは、日本のスタートアップ*の革新的な製品を、日本や世界各国の数百万人のAmazonのお客様にご紹介するとともに、スタートアップにマーケティングおよびセールスサポート、配送サービスを提供する、まさにロケットの発射台のごとくスタートアップのスピードを加速させるプログラムです。また「Amazon Launchpadストア」は、ウェアラブル、スマートホーム、知育・学習玩具など、日本のスタートアップが生み出したユニークでエキサイティングな商品をお客様に提供するワン ストップショップです。また、世界各国のAmazonのお客様は、その国だけでなく世界中のスタートアップによる革新的で素晴らしい製品の数々をお買い求めいただけます。
ここ最近、クラウドファンディングなどで資金を調達し、ユニークなアイテムが製品化する事例が増えてきましたが、まだまだ成功例は多くありません。世の中を一変させるような新製品でも、マーケティングのノウハウや販路が少ない企業の場合、新製品をビジネス化するには大きな壁があります。実に勿体無い話です。
そこをAmazonが、巨大な集客力と顧客データベースを活用し、マーケティングやセールスサポートまで支援を行い、壁をロケットで飛び越えための発射台としてのサービスを行うぜ!ということのようです。
いろいろおもしろい商品が出品されていますので、ざっと紹介してみたいと思います。
MAMORIO
個人的にいま一番気になっているのはこちら。『なくすをなくす』というコンセプトで開発された落とし物防止タグの"MAMORIO"です。
先日、財布をまるっとなくしてしまい金銭的にも時間的にも痛手を追ったので、なんとかしたいなーと思い『忘れ物防止タグ』と呼ばれるタイプの製品を色々とウォッチしてみました。このタイプの製品には何パターンかありますが、例えばこういう商品ですね〜。
こちらの商品の場合、Bluetoothが内蔵されており、スマートフォンとペアリングして利用するものなのですが、
- スマートフォンから信号を送ってアラームを鳴らす
- 本体との距離が遠くなった時にアラームを鳴らす
- 最後に位置情報を確認できた場所の情報を確認する
といったことが出来ます。朝の慌ただしい時に『鍵が見つからないよぅ(´・ω・`)』となりやすいひとや、うっかり電車に物を置き忘れちゃう人には非常に心強いアイテムです。
今回取り上げたMAMORIOにはアラームを鳴らす機能は有りません。でもそのかわりに『クラウドトラッキング機能』という強力な探索機能がついています。
これは自分のペアリングしているスマートフォンだけではなく、他のMAMORIOユーザーのタグから発信されるビーコンをサーバーに送信することで、網の目に引っかかる範囲をぐんと広く出来る仕組みになっています。
複数のユーザーから集められたデータを利用することにより、より広いエリアからデータを取得できるので、失くしてしまっても見つかる可能性は上がります。こういったサービスは、デファクトスタンダードの原理が働きますので、普及率が上がれば、一気に価値が高まります。
本商品は、電池交換が出来ず、電池の寿命は1年ほどだそうです。つまり1年間使い捨てで3780円掛かるわけですが、扱うものが重要なものであればあるほどその価値は高まります。
ただ個人情報の取り扱いなどの面は慎重になる必要があります。こっそり持ち物のに取り付ければ、打ち合わせの後にサボっていないか上司がウォッチしたり、旦那さんが帰りにドコに居るのかを関ししたりするのにも使えちゃいますもんね。
個人的には、ペットの首輪に取り付けて、迷子防止にするのがいいのかなーなんて思っていたら、既にそういったサービスもはじめられているみたいですね。こちらもぜひ普及して欲しいなあ。
leafee mag
お次は、鍵をちゃんと掛けたかどうかが分かる商品。仕組みとしては、センサーを2つ取り付けて、そのセンサーの距離から『きちんと鍵が締まっているのか?』の状況を判断します。情報は、Blueetoothでスマートフォンまで転送され、それぞれの現在の状態が分かる。という仕組み。
距離で状況を判断出来るものであれば、割りとなんでも使えるようで、
- 冷蔵庫の扉が開けっ放しではないか?
- エアコンが付けっ放しではないか?
の判断にも使えるようです。それだけっちゃそれだけなのですが、外出する前にざっと家の中の状況が手早く判断できるのって結構ありがたいんですよね。
随分前(気づけば4年近く前)の記事ですが、家の中の電気の使用量がリアルタイムで確認できる『電力モニター』というものを買ってみました。常時発生する冷蔵庫などで使われる使用量以上に電力が使われていたら、何か消し忘れている可能性があると、ひと目で判断出来ます。
この商品も、そういう使い方ができれば、かなり便利じゃないでしょうか。
スマートウォッチ Steel HR 40mm HWA03-Black40-Asia
最後は活動量計機能つきのスマートウォッチ。体の動きをセンサーで取得し、運動量をライフログとして管理する活動量計は、2016年も非常に注目を集めた商品でした。ただいかにも『スポーツ用!』って感じのデザインのものが多く、ライフログを集めたいのに職場につけていくのはちょっと・・・というものも多かった気がします。
一方、こちらの商品、ぱっと見は普通の腕時計にしか見えませんが、
- 自動的にランニングモードなどを検出
- 睡眠状態をモニタリングして最適なタイミングでアラーム
- 50m防水
- 充電後25日間稼働
- 心拍センサー
と、他の同種商品と較べても全く遜色ありません。特に心拍センサーはついていない商品も多いので、重要なポイントじゃないでしょうか。取得した情報は、Bluetoothで同期を取れば、iPhone/Androidで確認出来ます。
個人的に、注目しているのは『睡眠センサーによるアラーム』機能ですね。人間はす意味中、一定間隔で眠りの浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠を繰り返しているそうですが、体の動きを分析して目覚めの良いレム睡眠の時間帯に起こしてくれるよう設定できます。
実は以前、同じことが出来るスマホアプリを利用していました。枕元においておけば寝返りの頻度で睡眠の状態をモニターしてくれていたのですが、二人暮らしを始めるようになって全く役に立たないように(笑)。
リストバンド方式なら、二人で一緒に寝ていても大丈夫じゃないのかなあ、と勝手に期待しています。
お買い物が経済を成長させる
ここ最近、IoTやビッグデータ、人工知能といったキーワードが人口に膾炙してきました。これらのキーワードは、高性能なセンサーによって大量のデータを集め、その毛化を元に自律的に学習していくという、ひとつのストーリーの元に繋がっています。
今回紹介したものは、大なり小なりそんなストーリーにのった製品です。
技術開発は非常に重要ですが、使われなければ意味がありません。ただ鶏卵論争になってしまいますが、ある程度の需要が見込めなければ技術は向上せず、技術が向上しなければ需要はついてきません。大事なのは、その重たい車輪をしっかり回していくことです。イノベーションだけでは駄目なんです。マーケティングが必要なのです。
『モノが売れない時代』と言われて久しい昨今ですが、生産者・消費者ともに、より良い生活と社会を実現するために、こういった市場を盛り上げていかなきゃなあと思う今日このごろで御座います。
ではでは、今日はこのへんで。