こんにちは、らくからちゃです。
先日、実家まで郵便で書類を送る必要があり、封筒と切手を買ってきました。定形郵便の料金なんて、社会人としての一般教養なのかもしれませんが、案外『この書類を送りたい時って、どの封筒にいくらの切手を貼れば良いんだろう?』って良くわからない気がします。
確か、84円の切手を貼れば送ってくれるところまでは覚えていますが、どの封筒なら84円で送れるのか?って理解出来ていない気がします。そこで、個人的な備忘録も兼ねてまとめておきたいと思います。
※本記事は過去に記載された過去の記事をもとに、増税に応じて金額等を訂正したものになります。
郵便料金の仕組み
さて本題に入る前に、簡単に『郵便の種類』について復習しておきたいと思います。
まずざっと、郵便でものを送る時の分類についてまとめました。
1.定形郵便
『定形郵便』とは、縦横幅のサイズが一定の範囲の郵便物に適用される料金体系になります。最大サイズは下記の通りです。
(出典:定形郵便物・定形外郵便物のサイズ・重さ)
料金は重さによって異なります。
- 25グラム以内・・・84円
- 50グラム以内・・・94円
『定形』という名前にはなっていますが、決まった形があるのではなく、一定のサイズに収まる範囲の郵便物といった扱いですね。
2.定形外郵便
『定形外郵便』は、定形郵便よりも更に大きい物を送る際に適用される料金体系になります。こちらも最大サイズは下記の通り。
(出典:定形郵便物・定形外郵便物のサイズ・重さ)
こちらの料金も重さによって分かれます。定形外郵便は「長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内」に当てはまる「規格内」と、当てはまらない「規格外」にわかれます。
規格内の場合は下記の通り。
- 50グラム以内・・・120円
- 100グラム以内・・・140円
- 150グラム以内・・・210円
- 250グラム以内・・・250円
- 500グラム以内・・・390円
- 1kg以内・・・580円
規格外の場合は下記の通り。
- 50グラム以内・・・200円
- 100グラム以内・・・220円
- 150グラム以内・・・300円
- 250グラム以内・・・350円
- 500グラム以内・・・510円
- 1kg以内・・・710円
- 2kg以内・・・1,040円
- 4kg以内・・・1,350円
送れる重さは定形郵便よりずーっと大きく、4kgまでいけちゃいます。料金は全国一律。案外、大きなものでも送れます。発送もポストに入れておくだけでOKです。届けて貰えます。
3.ゆうパック
『ゆうパック』は、他の会社で言うところの『宅配便』に近いサービスですね。時間帯指定などもできますし、でけえ荷物を送ることが出来ます。
ポストに投函することは出来ないので、集荷に来てもらうか、郵便局に持っていくか、取り扱いのあるコンビニ(ローソン・ミニストップ・セイコーマートなど)に持ち込むことになります。
料金は、3辺の長さ+届け先までの距離で決まります。重さについては、制限の30kg以内であれば関係ないそうです。サイズの割に重たいものを送る場合はお得かもしれません。
一応注意点として信書(いわゆる手紙)は送ることが出来ません。
その他
上記には掲載しませんでしたが、『レターパック』というサービスも有ります。A4サイズの分厚めの封筒に、4kgまでの物を詰めて送ることが出きます。料金は、
- 厚さ3cm以内で郵便受けに配達のライト・・・370円
- 厚さ無関係で本人に直接配達するプラス・・・520円
となります。定形・定形外郵便と異なり、追跡サービスがある一方で、定形・定形外郵便と同様にポストへの投函が可能な、バランスを取ったサービスですね。
でもうひとつ、マイナーなサービスですが『郵便書簡(ミニレター)』というものも有ります。少し小さめのサイズの封筒に切手が印刷されたものです。特徴は安いこと。62円で送れます。頑張れば、A4の書類も行けそうです。ただ、郵便局でしか売ってなさそうなのが良くないですねえ・・・。
定形郵便で送れる封筒
さて前置きが長くなりましたがここからが本題です。定形郵便で送ることが出来る封筒はどれか?ですが、ズバりいうとこちらです。
『長形3号』という規格のものが、84円で送ることのできる最大サイズの封筒となります。こちらの商品は、シールをめくるだけで糊付けが出来ますので、そのへんも便利で良いかと思います。このサイズであれば、A4用紙を3つ折りにして送ることが可能です。
だいたいA4用紙は1枚4g。封筒の重さは5gまではいきませんので、だいたい5枚くらいは送ることが可能です。
A4用紙を折らずに送りたい。となるとこちらの『角計2号』の封筒になります。
サイズが大きく、定形外になりますので、84円では送ることが出来ません。
ただ、書類を数枚送るくらいであれば、最低料金の120円で行けるのでは無いでしょうか。料金が不足している場合、相手の負担になることもありますので、自信がなければケチらず多めに貼っておいた方が安心です。
切手はコンビニでも売っています
封筒を手に入れれば、あとは切手を貼って送りましょう。84円分あれば、複数の種類を混ぜて貼ってしまっても問題ありません。切手は、郵便局に行けば手に入りますが、忙しいとなかなか営業時間中に行くのも難しいと思います。
一応、Amazonでも取り扱いはありますが、送料分値段が高くなってしまいます。
あと身近な場所では、実は切手ってコンビニでも売っています。
- セブン−イレブン
- ローソン
- ファミリーマート
の主要なチェーンでは、店員さんに『切手ください』と伝えれば、1枚単位で販売してくれます。
ただ在庫は豊富にはありませんので、大量に必要なときは注意したほうが良いでしょう。また、クレジットカードや電子マネー(セブンイレブンのnanacoなど除く)も使えませんので、ちゃんと現金を用意しておきましょう。
A4用紙の三つ折の方法
さて、長形3号には、A4用紙を3つ折りにすれば入ります。ただ、2つ折り等々と違って、三つ折って結構難しいですよね(;´Д`)
でも、ちょっとした工夫で結構簡単にできます。
まずはこんな感じで、縦横入れ替えた形で用紙を重ねます(分かりやすいように封筒の上で作業しています。)
で、重なった部分で折り込みとこんな感じ。後は残った部分を半分におります。
これで出来上がり。綺麗に三等分ではありませんが、長形3号の封筒にすっぽり綺麗に入ります(写真は分かりやすいように頭を出していますが、もちろんキッチリ奥まで入ります。)
履歴書は折って送っても大丈夫?
ただ重要な書類は、あんまり折って送らないほうがいいのでは?と思うことも有ります。特にその最たるものが、履歴書とかですね。実際に、人事部の人に、『履歴書って折らずに送ったほうがいいの?』と聞いてみたところ。
『別に折ってあるかどうかまで一々覚えていない。それより書留とかで送って来た人は、受け取りが面倒くさくて印象に残るから覚えているかも』
とのことでした。変なことで目立たないように、普通の定形郵便で送るのが一番良いようです。
こういったことは、社会人の一般常識なのかもしれませんが、普段利用しない分、良くわからなくなっちゃうんですよね。なるべくこういったことは、書き残しておきたいなあと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。ヽ(=´▽`=)ノ
ではでは、今日はこの辺で。