こんにちは、らくからちゃです。
明日・明後日は、おやすみされる方も多いのでしょうけど、暦通りだともうGWもお終いですね。暦と言えば、5月5日は端午の節句。我が家でも、ささやかながら、坊やの初節句のお祝いをしました。
坊やの初節句!! pic.twitter.com/b7KEzMQUui
— らくからちゃ@育休中専業主夫 (@lacucaracha) 2021年5月5日
なんとか怪我も病気もすることなく初節句を迎えることができました。
ただこれから先もずーっと安心かどうかは誰にも分かりません。この子も何か保険にでも入っておいたほうが良いのかなあと、改めて子供の医療保険について考えてみました。
子供に保険は必要か
保険は、人件費やら各種手数料が係る分、基本的には期待値マイナスの平均すると負けることが確実な金融商品です。よって必要最小限にとどめ、浮いたお金で長期・分散・積立投資がジャスティス!!みたいな話は、皆様耳タコでしょう。
じゃあ赤ちゃんに保険って必要なの?という点に関しては、ググって出てくる意見には「要らないんじゃね」が多いように見られます。
確かに多くの人が指摘しているように、自治体の助成があるぶん、子供は医療費がほとんど掛かりません。
弊市の場合、0歳から中学校3年生までは
- 通院:1回300円
- 入院:1日300円
- 調剤:無料
となっております。
食費や差額ベット代だのは抜きにすると、5日入院しても1500円しか掛かりません。だのに一日あたり5000円の保証とかって必要か・・・?と言われれば「そらいらんやろ」となるでしょう。
ただ「医療費が掛からない」=「特に備えは要らない」かというと、そうでもない気がするんですよ。
医療費よりも怖いのは、機会費用じゃないでしょうか。
我々が本当に恐れていること
たまたま転んで骨折して入院したくらいであれば良いのですが、例えば車椅子が必要な状態になってしまったならば?それで家で誰か常に見ている必要がある状態になったら?その結果、仕事を辞めざるを得ないことになったら?
ぶっちゃけ、この国の障害児を養育する親に対する公的支援は手厚いとは思えないんですよね。
現金給付があるものは、「特別児童扶養手当」が1級で月5万2,500円、2級で月3万4,970円。加えて「障害児福祉手当」が月1万4,880円。あとは市町村の独自手当があるも内容はまちまちですね。
正直、わたしが倒れたほうが経済的な打撃は小さいかもしれんのですよ。長期間入院する羽目になっても、健康保険の疾病手当金もあるし、障害状態になって退職することになっても障害厚生年金も出る。
試しにここから、ねんきん定期便のデータをもとにシミュレーションしてみたら、こんな感じになりました。みなさんも、一度しておいたほうが良いですよ。
十分な金額とは言えませんが、それでも子供のほうに何かあって仕事を辞めざるを得なくなった場合と比べればまだマシです。
家でずっと面倒を見ることが出来る専業主婦の居る家庭ならばまだしも、共働き夫婦で、どちらかが仕事を辞めなきゃならない状況になった場合、その経済的打撃は無視できないものになります。
そこまで行かなくとも、預けられる保育園が限られたり、特別な対応が必要になったり、医療費や目に見える出費以外の機会費用や精神的苦痛から生じるコストを考えると、ある程度保険は考えておきたいなあと思うのです。
求めているものは何なのか
で、現状の赤ちゃんでも入れる保険ってどんな感じなん??とググってみると、カカクコムが分かりやすく整理してくれていました。
んんー、案外金額にはバラツキがあるもんですね。内容は見た感じ全部同じようなものかなあ。
ただね。いま一番求めているこの辺りがすこーんと抜けてるんですよ。
その「高度障害」ってところの内容こそ、一番あって欲しいものだと思うんだけど、驚きの白さなのよね。
保険が駄目ならば共済は??と思って調べてみたところ、こんな感じ。
ちょっと分かりづらいので、1000円のコースで項目を並べて整理してみました。
ポイントになりそうなところを上げていくと
- 基本的な入院給付金はコープのほうが良い(あまりそこは重要ではないが)
- 先進医療・損害賠償はコープはオプションだが、いざ必要になったときのことを考えると県民共済の限度額は心もとない
- 後遺障害はコープ共済が、重度障害は県民共済が手厚い。
- 県民共済側にある重度障害割増、犯罪被害死亡・重度障害は、必要になったときには心強そう
って感じかなあ。一長一短ありますが、先ほどの結果よりは、だいぶニーズに近づいた感じがしますね。
とりあえず個別賠償責任保険は、別の何かで入って無ければあったほうが良いと思いますが、県民共済の100万円はあまりに心許ないのでコープ共済でオプション加入が良いかもですねえ。
医療保険はどこまで必要なのか問題
医療保険に入るかどうかは、かなりその人の価値観によって左右される問題です。
「高額療養費制度で十分!!保険は手数料が掛かる!!無駄無駄無駄!!」とお前はセールスレディに親でも殺されたのかと思うような人もいれば、「保険に入らないだなんて人でなしか」と何故かブチ切れてくる人もいる。
公的制度があれば「最低限死なない」程度のラインは維持できるでしょう。
ただそれ以上の、いまから生活水準が大きく下がらないことを求めるのであれば、別途考えていかねばならないでしょう。それが自分一人のことであればよくとも、家族のぶんも含めて考えなきゃならない。
ただ保険に入ったことで貧乏になってしまったならば、それはそれで本末転倒なので、どこまでお金をかけるかの見極めは難しいところです。
それはさておきとして、子供のいる親としては、社会保険や福祉制度に関して、もう少し万が一のときにも安心できる内容にしていくように、働きかけていかねばなあ、なんて思う次第でございます。
ではでは、今日はこのへんで。