ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

育児休業中の金銭事情について

こんにちは、らくからちゃです。

ボーナスだの賞与だのといった言葉が聞こえてきました。育休中なので、たいした金額は貰えんやろうなあと肚は括っていましたが、しっかり振り込んで頂きありがたい限りでございます。

しかしここ数ヶ月は、本当に金銭的にしんどかった。

資金がショートしないよう入出金日をきっちり確認して、必要に応じて株や投信を売却し、中小企業の親父さんバリに鉛筆なめなめ算盤パチパチしてやりくりしておりました。

「育休中の金銭事情」に関しては、これから育児休業を取得するひとにも興味深い話もあるかもなあと思いましたので、サクッとまとめたいと思います。

おさらい育休給付金の基礎知識

最初に簡単なおさらいから。

育児休業は有給休暇と異なり会社から賃金が出ない無給のお休みになります。

その代わり

  • 育休6ヶ月目まで:休業開始時賃金日額の2/3
  • 育休7ヶ月目以降:休業開始時賃金日額の1/2

の育児休業給付金が雇用保険から支給されます。

自己都合で働けなくても貰えるので、赤ちゃん都合で働けないのならば当然でしょう。労働者の権利なので大手を振っていただきましょう。

なお育児休業が取得できるのは原則1年までですが、「保育園落ちた」ひとは2年まで延長できます。そこで、働く気はないけど給付金貰うために落ちた実績が欲しいひとから「申し込むけど落としてくれ」みたいな話があったりするんだとか。闇深い。

もう少し細かい話は下記にも書いたので合わせて是非!

www.yutorism.jp

2/3というと少なく思えますが、育児休業給付金には所得税や社会保険料がかかりません。

私の場合は、52万5645円(2ヶ月分)1ヶ月換算だと、約26万3000円でした。育休取得前の手取り月収が約30万円(固定残業手当込)だったので、元の手取り額の88%くらい。金額でいうと約4万円のダウンとなりました。

HOW MUCH IS 育児休業

次に育休期間中の出費について。

一番大きかったのは出産に関する費用です。

出産に掛かる費用は原則保険対象外ですが、健康保険から42万円の出産一時金が出ます。諸々の都合上、大学病院での出産だったこともあり、ほんのり相場よりお高めで20万円ほどのお支払いでした。なお健康保険組合から、後日別途10万円の付加給付が貰えましたので、差し引き10万円ほど。

地味にキツかったのが住民税です。

住民税は前年の所得に対して発生した金額を給与天引きで分割払いしているだけなので、差し引ける所得がなくなると会社から請求書が届きます。産まれて初めて当座預金に送金しました笑。毎月約2万円の支出は痛かったですね。

その他単発で大きかったのは以下の通り(メルカリ価格)

  1. ベビーベッド+布団:3万円
  2. チャイルドシート:1万円
  3. ベビーカー:3.5万円

定期的に発生するもので大きいものは、完ミ+紙おむつなのでミルク代と紙おむつ代ですね。目安感としては、

  1. 紙おむつ・・・1500円/袋
  2. 粉ミルク・・・1500円/缶

が1週間の必要量で、1ヶ月で1万2000円くらいかな。(セールでまとめて安く買うのでもう少しやすい)。

細かく言うと、検診代やベビー服代などもありますが、額としてそれほど大きくありません。トータルで見ると

  • 単発系支出:合計20万円ほど
  • 継続系支出;合計月3万円ほど

外食やおでかけの支出がなくなったり、確定拠出年金の支払いを止めたりで、収支面ではなんとか回りましたが、正直キツかったのが育児休業給付金の入金の遅さです。

ここがキツいよ育休給付金

うちの場合、産まれてすぐの1月は会社から付与される出産休暇(有給扱い)と残っていた有給を使ったので、育休の取得開始は2月1日からだったんですけどね。なお育休期間中も有給は付与されるらしいので溢れないように事前に使っちゃいましょう。

さて育休給付金はいつ振り込まれたでしょうか??

正解は5月18日です。

だいたい3ヶ月半後(!!)

人事のひと曰く、「2ヶ月単位で申請するため2月・3月分を申請しなければならない。その際、4月中に該当する賃金を支払っていない証明を出さねばならないので5月になるんだ。ごめんよ。」みたいな話だそうですが、3ヶ月入金が止まるのはキツい。

(なお詳しいひとに聞いてみたら、もう少し早くする方法もあるらしいのですが、会社側の負担がかなり増えるらしい)

育児休業を取るならば、諸々の諸費用や3ヶ月間入金が一切停止することに備えて、事前に100万円くらいの現預金(1ヶ月25万円*3ヶ月+25万円)は用意しておいたほうが安心です。

我が家の場合、幸い住宅ローン減税の還付金と、ストック・オプションの確定益の振込があったためなんとか食いつなげましたが、無かったら結構厳しかったかなあというのが正直なところですね。

育児休業の損得計算

育休中の収支については、事前にある程度シミュレーションしていましたが、数字が出揃ってきたので改めて計算してみました。

元々の手取りが30万円で育休給付金は26万円。月収ベースで見ると4万円ダウン。お勤めの会社によって違うのかもしれませんが、弊社の場合、育休期間中は賞与計算期間に含まれないため、一ヶ月あたり12.5万円近いダウンになります。(手取りベース)

半年間育児休業を取得すると、育休給付金25万円*6 = 約150万円が貰える。でも年収ベースでみると16.5万円*6=約100万円のダウンになる。細かい話をすると、将来の年金とか昇給の一時停止とかもありますが、そのへんは一旦おいておきましょう。

ざっくり整理してみると、こんな感じかな。

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確かに家で赤ちゃんの面倒を見ているだけで150万円いただけるのは本当にありがたい。でも手取りベースで100万円のダウンと聞くと二の足を踏む人は多いでしょう。

奥さんひとりに全てを丸投げするのは酷すぎるし、赤ちゃんと過ごす時間はプライスレスなので、是非みんなで取って行こうぜ!!と言いたいところですが、その辺がハードルになって取りづらいひとも多いんじゃないでしょうか。

育児休業期間中はずっと親子で過ごせて「うちに来てくれて本当によかった」と思いました。

今後国として出生率を引き上げていきたいならば、子ども1人生まれるごとに100万円をドドンと支給し、全ての人が両親ともに育児を楽しめる環境を整えたほうが良いんじゃないかなーと思う今日このごろです。(長期的にはそのほうが税収も増えそうじゃね?)

ではでは、今日はこのへんで。