ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

結婚して良かったこと 〜病める時も健やかなる時も〜

11月22日は語呂合わせで『いい夫婦の日』だそうな。1月に婚姻届を出してきて、はじめてのいい夫婦の日だし、『結婚してよかった3つのこと!』みたいな感じでなんか書いてみようかなー。なんて思ったけれど、振り返って考えてみたら

 

あんまねえなあ(笑)

 

もちろん、メリットは無いわけじゃないよね。

今のところ一番大きいのは、クレジットカードの家族カードが作れるようになったことかなあ。我が家では、基本的に家計費は、わたしが支払っているけど、家族カードが使えるようになって随分とお金の管理が楽になった気がする。

他にも、税金やらなんやらでメリットはあったけど、劇的に生活が変わるレベルじゃない。生活そのものも、交際10年・同棲3年たったあとでは、特に今までと大きな違いは無いと思う。

 

デメリットとしては、妻の名字が変わっていろいろと面倒くさく...と言いたいところなんだけど、当の本人は、割りとケロッとしてる。

むしろわたしのほうが、未だに外で妻がわたしと同じ名字で呼ばれたらハヒャッ!ってなるくらい。

 

で、改めて考えてみると『結婚』ってなんなんだろう。ここまで書いてきたのは全部、『行政制度』としての結婚の話だよね。扶養義務が生じてーとか、相続がどうのーとか、いろんな権利と義務がセットになった国のルールの話。

よく考えたら、そのルールを十分に理解する前に書類を提出しているんだから、ちょっと怖い。それはさておき、最近ドラマでも話題になっているけど『事実婚』という選択肢だってある。

逃げるは恥だが役に立つ(1) (Kissコミックス)

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 こういった形態も『婚』の字が入るってことは、『結婚』ってことでいいのかな。つまり、行政制度としての結婚じゃなくて『行為としての結婚』という視点からも考えることは出来るよね。

そうなった場合、どのタイミングを以って『結婚』というんだろうか...

  1. 夫婦として共同生活をはじめたタイミング
  2. お互いが合意したタイミング
  3. 周囲から認められたタイミング

(´ε`;)ウーン… 3だとすると式をあげていないうちは、まだ『結婚した』ってことにはならないのだろうか。そもそも、世間様は何を持って『結婚した』というんだろうか。

結婚の制度や形態は、時代や地域によって随分違う。昔の日本では、妻問婚なんてことをやっていたみたいだし、イスラム圏のそれも日本人の考えるものとは違うんだろう。細かい定義はいちいち挙げないけど、一般的に現代日本で行われているような形式の『結婚』を想定するものとして、何がメリットなんだろう。

 

一緒に生活するようになって、毎日の生活はずいぶん楽しくなった。前にも書いてみたけど、特に一番大きかったのは『目の数と耳の数が倍になる』だった気がする。

単純に、情報源が増えた、というよりも『興味の幅』が拡張されたことが良かったかも。お互いが何か新しいことを始めれば知識と世界が広がるし、今まで食べたこと無かったものを『こんなうまいものもあるのか!』といいながらつつき合うのも楽しい。毎晩、修学旅行のときみたいに、今日あったあれこれを話しながら、ベッドに潜り込むのもまた楽しい。

 

極端な言い方だけど、二人分の人生を生きることが出来るんだよね。

 

ここまで書いて思い出したのが、鋼の錬金術師最終話のこのシーン。

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うん。改めて読み返してもいい。コレね!

鋼の錬金術師 27巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

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損得を投げ捨て、相手と全てを分かち合うことが出来たのであれば、喜びは倍に、悲しみは半分にすることが出来る。そういや結婚式での誓いのことばにもあるよね。

私達は、夫婦として、喜びの時も、悲しみの時も、病める時も健やかなる時も、富める時も貧しい時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓います。

まあまだ結婚式してないけど(笑)。メリットとか理由とかいったものを超えた先に、『愛』はあるんだろうなあ。

そんなことを思う、今日このごろでございます。