こんにちは。らくからちゃです。
3連休ですね!しかし、暑い日が続くと、どこにおでかけしようか迷うところ・・・。少しでも涼しいところがいいなあという思いもあり、前々から行ってみたいと思っていた、上野で開催中の『生命大躍進展』に行ってきました。
混雑状況とか
到着時刻は16:00頃。この時間であれば、入場券販売所も入場口もそれほど混雑はしていませんでした。展示物も、人だかりはできているものもあれけれど、それほどでもって感じですね。
ただご注意頂きたいのが、
- 入場受付 16:30
- 開場閉館 17:00
なので、じっくり鑑賞したいのであれば、早めに行ったほうが良さそうですね。
企画展のテーマ
今回の展示のテーマは、こんな感じ
生命はおよそ40億年という膨大な年月をかけて進化や絶滅を積み重ね、現在の姿を獲得してきました。その過程において生命に飛躍的な進化をもたらした“いくつかの重要な出来事”がありました。
本展では、5億4100万年前(カンブリア紀)の“バージェス頁岩動物群”の実物化石や、4700万年前(始新世)の“奇跡”の霊長類化石「イーダ」など、国内外から集めた貴重な化石標本に加え、精巧な復元模型や4K映像などを活用し、その“出来事”を分かりやすくひもとき、DNAに刻まれた生命誕生から人類に至る脊椎動物の進化の道のりをたどります。
監修は国立科学博物館の動物・地学・人類各研究部の研究者が担当するほか、国内外の研究者も参加する、これまでにないスケールの生命進化の歴史に関する展覧会となっています。
『恐竜の絶滅』が有名ですけれど、生命は40億年の歴史で大きな変化の時期を何回か経験しました。その歴史について見ていこう、という企画展ですね。
入り口からワクワクしてきます。生命誕生の大まかな歴史についてですね。普段は、数字と格闘するお仕事をしておりますので、全くの専門分野外ですが、こういった知識に触れるのはとつてもなく楽しい。
バージェス頁岩
カンブリア紀のいわゆるカンブリア大爆発の足あとと言われる石。『ただのでっかい石』にしか見えないかもしれませんが、非常に貴重な資料です。歴史の重みを感じます。
そういや、『進化の影にウイルスによる遺伝子の書き換えが!?』みたいな展示もありました。その辺のことについては、この辺りでご紹介した本が詳しいですよ。予習しておいてよかった(笑)
中の様子
展示はこんな感じ。
それぞれの希少な化石について、丁寧な解説が行われています。学のないわたしは『ハリボーみたい!』ってきゃっきゃして家内に白い目で見られていましたが、知識欲旺盛なおとなにも十分楽しめると思います。
むしろ子供を満足させる気は無さそうです
アノマロカリス
知性から程遠いお子様のわたしは、ひたすら面白げなものを探すことに専念していたら、ういやつを見つけました。
あれ~なんか見覚えあるなあと思ってて記憶のアーカイブをたどっていくとこいつに行き着きました。
あー、ジーンダイバーで見たやつだ。そうだそうだ。と独り言ちてしまいました。ご存知無い方にご説明しておくと、『ジーンダイバー』とはその昔『天才てれびくん』で放送されていた3Dアニメと子役の実写を融合させた科学アニメ(?)です。
恐竜惑星の『あっけらかーん』とか『萌えー!!』とかが一番有名な気もしますが、カンブリア大爆発から木星の衛星エウロパでの生命存在説も混ぜこぜたジーンダイバーも中々腐朽の名作だと思います。『そうそう、ああいうやつをやるべきなんだよなEてれは!』と思っていたら、最近はこんなのをやっているようですね。
いいぞ、もっとやれ。
わたしの中に存在する、小さな科学への興味・好奇心って、こういった番組から生まれていったような気がします。しかし、あの当時リアルタイムで見ていたウエンツ瑛士くんが、今やこんなことになるなんて思っていませんでしたけど、勿論良い意味でですよ(笑)
子供も満足できそう
序盤戦は割りと、格式の高い感じだったのですが、途中からエンタメ性の高い、学のないわたしでも楽しめそうな展示がちらほらと。
ダンクルオステウスの貴重な捕食シーン。迫力ありますねえ。
ご尊顔の骨格標本も。背中側が通路になっていますので、『食べられちゃった!』みたいな写真を取っているひともちらほら。
アンモナイトを触れるコーナーもありました。これは子供が喜びそうですね。
お魚さんもいました。アカントーデス。
あかんとーです( ´゚д゚`)!?
なんでしょう。関西弁なノリのお魚さんですね。ひとり喜んでいて、江戸っ子の家内からは、不思議なものを見る目でみられましたけど。
人類のご先祖様
恐竜の絶滅の原因を作った隕石衝突があった証拠の一部も展示されていました。
ここからは、人類へと繋がる進化の過程。
このお猿さんは、胃の中の内容物と一緒に化石になったことで学術的価値が非常に高いそうです。
この現生人類に至るまでの色んな『人類』の骨格標本と『顔の予想図』があったのですが、『こいつ会社にいるぞ!』とか『ハマダに似ている』とか色んな声が上がっていて楽しかったですね。
さて、ここで企画展としてはおしまいなわけですが、今回の展示の1%も魅力を伝えられていないと思います。むしろ、面白かったものはカメラを撮る手をとめて魅入ってしまっていましたので。
是非、一度上野までご来訪の上『本物』を御覧ください。冷房もきいてますし、友達同士と、カップルで、親子で、ひとりでもお勧めです。
おみやげ
グラス2つと湯のみを1つ。湯のみは色違いを作ったほうが儲かると思うのですが、どうでしょう(笑)。
ところで、常設展のコーナーでとても素敵なブースがありました。
このデザイナーさんのグッズはどこで買えるのでしょうか?常々思うのですが、『アート』と『サイエンス』はもっと連携していったほうがいいと思います。『アート』は集客性の高い題材を手に入れられますし、『サイエンス』もより多くの人に分かりやすく伝えられる技法を学ぶことが出来ます。
マネタイズにも繋がる(ΦωΦ)フフフ…
買う我々だって、ハッピーな気分になりますしね。
おまけ
ちょっと笑った。(若干写り込んでいるのは気にしないでちょ!)
ではでは、今日はこのへんで