こんにちは。
以前、こんな記事を書いてみたところ、色々なコメント・反響を頂きました。
頂いたコメントから引用すると、こんな感じ。
id:bayaread いまの就活生の間では、この手法はわりとスタンダード。とはいえ、知らない学生もいるので有用な情報だと思う。
id:garage-kid 裏技っていうか王道でしょ
id:mizuno-naoki1223 学歴フィルターだなんだと言う前に、会社のことをしっかり調べてからエントリーすることが大前提。アニュアルリポートが出来なくても、せめて部門別売上と資産・売上規模は把握していたい。
確かに。わたしが学生だった6年前でも、もう1割以上の学生は実践していたノウハウのような気がします。なので今日は、もう少しマニアックな方法をお伝えしようと思います。ちなみにこれ、大学を卒業してからだいぶ経ちましたが、いまだに『株式投資の銘柄選定をする際の企業分析』を行うときにも活用しています。社会人の方にもお役にたつかもですよ?
日経新聞は読むべきか?
またまた頂いたコメントからの引用です。
id:nankichi マジレスすると、日経本紙を購読して、会社情報(四季報の日経版)の読み方あたりの連載記事を読むのがわかりやすい。http://goo.gl/ZWwaaW
うーん。就職活動をやっていると、合同説明会の会場などで、やたら日経新聞をグイグイおしてくる販売促進員の方が頑張っていますよね。就職活動をするなら、やはり日経は読んでおいたほうがいいのでしょうか?
個人的には、『別に要らないんじゃね?』と思います。就活生はみんな全く時間が有りません。わたしも就活生のころは、毎日の授業にアルバイト4つ、ゼミの発表の準備や卒論の準備、ついでに学生委員会の活動と、おまけに専門学校(大原)にも通っていたので、いまよりよっぽど忙しかった記憶があります(笑)
ここまであれもこれもと手を出さなくとも、たいていの就活生は時間が無いと思います。日経、ちゃんと読むと30分はかかりますし、落ち着いて読める場所を確保するのは大変ですよね。(新聞の中で上手に新聞を読めるサラリーマンのアレは、日本の伝統芸能かなにかとして認めてもいいと思う)
ちなみに、わたしが就活生の時は、日経については『ポッドキャスト』を聞いていました。
学校が山の上にありましたので、駅から大学までの通学する間毎日聞いていましたね。手ぶらで情報をゲットすることができるので、歩きスマホにもならず、忙しい就活生にはお勧めです。(有料化されちゃったのが残念ですけど)
日経新聞より読んでおいたほうがいいもの
個人的に、読んでてよかったのは、『日経新聞』より『経済誌』です。
ちなみにわたしが愛読していたのは、『東洋経済』ですが、東洋経済がイチオシな理由は後ほど説明するとして、『経済誌なんて読んだこと無いなあ』という就活生さんのために、ちょっと紹介してみたいと思います。
『経済誌って何!?』『難しそう・・・』『ちょっと敷居が高いなあ』という学生さんも多いと思います。というわけで、実際東洋経済が『ホンダ』について取り上げた記事を見てみましょう(東洋経済新報社さん、宣伝にもなると思いますし、字は読めないサイズなので、笑って見過ごしてくれると嬉しいのですが、ダメなら削除しますね)
ホンダがジェット機に参入した時の記事ですね。カラーでかっこいい写真もあって、読みやすいですね。経済誌って、基本カラー刷りなので、新聞よりもパッと見て分かりやすいですねえ。
あとはこんな記事。
今後の展望について、ですね。こちらもきれいなグラフ入りで読みやすい記事です。サイズも、電車の中でも読みやすいのもいいですね。あと、基本『週刊』ですので、毎日読まないと・・・という負担感がないのも、スケジュールの固定していない就活生にとってはいいところですね。
東洋経済がおすすめなわけ
では次に、東洋経済を一押しする理由について説明しましょう。勿論、紙面の内容について、わたしが個人的に気に入っているということもありますが、一番の理由は、定期購読者の利用できる『デジタルコンテンツライブラリー(DCL)』です。
東洋経済を定期購読すると、『デジタルコンテンツライブラリー(DCL)』という、過去記事を検索できるサイトが利用できます。このサイト、凄い太っ腹なつくりで
- タイトルだけじゃなく、本文でも検索ができる
- 紙面と全く同じ内容がPDFの形式で読める(上の画像もDCLから)
- しかも、定期購読をしていない期間から全て読める(一番古いデータは1997年)
と至れりつくせりです。古い記事は、テキスト形式しかないのが玉に瑕ですが、こんな感じで検索できます。
まずは本屋さん等で『こんな感じなんだ!?』と掴んでみて頂いてからでもいいので、超お勧めです。ちなみに、学生さんなら下記サイトから、学割で最大56%オフで定期購読ができます。
あと、東洋経済ってマネージャーや役員の方に、根強いファンが居るのもいいですね。むかし、面接のあとに『あ、それ東洋経済で特集されてたやつですよね?』といったところ、お世辞かもしれませんが『学生なのに、東洋経済なんて読んでるんだ。勉強熱心だね』と食付きがよかった記憶があります。
それでも日経は読んでおいた方がいい?
でも、日経新聞も読んでおいたほうがいいですよね。とはいえ全部読むのも大変ですし、関係する記事だけ読んでおきたい・・・、そういう人は、日経テレコンを使って関連記事を調べておくだけでもいいですよね。
え!日経テレコンをご存じない!?(゚Д゚)
またまたご冗談を(^Д^)
大学のパソコンに入っている、日経新聞の過去記事を検索できるアレですよ。
って、どこの大学にもあるものだと思っていましたが、理系の大学とかにはなかったりするのかな(^_^;)。それに、大学までいかないと使えなかったりするのも不便ですよね┐(´∀`)┌
ちなみにこれ、個人で契約するとどれくらい係るのかといいますとですね。
基本料金だけで、1IDで8,000円もかかります。さらに、検索結果に応じて料金がかかります。(いい商売だなあ)
就活生は、時間がなければお金もないので、個人契約するのは難しいですよね・・・。と、そんなあなたにおすすめの方法があります。それは、証券会社が提供している日経テレコンを利用することです。現在、日経テレコンを提供している証券会社はわたしの知っている限り以下の2社
です。楽天証券は、『無料』というわけではなく、ある一定の条件(対した条件ではありませんが)を満たした場合に無料になります。丸三証券では、特にそんな制約が無かったように記憶しております。
まあ、楽天のサービスを良く利用するなら楽天証券ですね。丸三証券も、比較的手数料も安めの証券会社なので、作っておいて損は無いかもです。ちなみに、両者とも年会費などは特にかかりません。
ちなみに、使い勝手はこんな感じ。
ひとつ、注意点は『丸三証券版』だと記事検索の範囲は過去1年になります。まあ、就職活動用であれば、そんなもんで十分でしょう。それよりも注目のポイントは、日経本誌以外も検索対象にしてくれるということです。
- 日本経済新聞朝刊
- 日本経済新聞夕刊
- 日経産業新聞
- 日経MJ(流通新聞)
- 日経金融新聞(※)
- 日経地方経済面
- 日経プラスワン
夕刊はとにかくとして、やはり小売業を志望するならMJ、製造業を志望するなら産業新聞くらいは目を通しておきたいところなので、有難いですよねー♪
企業の内部情報を一番知っているのはやはり社員
また、こんなコメントも頂いていました。
id:sona-zip 入ってから後悔しないための情報だけど、入るための情報ではない
おっしゃられるとおり!
企業分析って、『どうやってその会社に入ろう?』ってことばかり考えてしまいますが、『この会社大丈夫なんかいな?』ということを分析する時間でもあります。やはり、会社としてどんな事業をやっているかなんてことも重要ではありますが、『ブラック企業』ばかり受験してても意味ないですよね。(^_^;)
そこでお勧めしたいのが、『転職者用の口コミサイト』をチェックすること。代表的なサイトは、
- 【転職会議】企業の評判から求人までわかる転職クチコミサイト
- 「社員による会社評価」 就職・転職クチコミ・リサーチ Vorkers
- 年収、企業評判、面接情報など転職・就活に役立つ情報サイト | キャリコネ
とかですかねえ。これらのサイトって、『年収』『残業時間』『働きやすさ』なんて項目に、きちんと登録しないと利用できないところが多く、結構皆さんしっかりと企業の内部情報について書いてくださってます。
ちなみに、個人的に一押しは『キャリコネ』。まずは検索ですが、ここから出来ます。
ちなみに、検索結果はこんな感じ。
よく考えてるなーと思うのは、もっと色々な情報を見ようとすると、こんな感じになっちゃいます。みんな、他の会社の情報を見るためには、自分の会社の情報を登録してね♪って仕組みなんですねー。ちなみに、継続利用するためには、1年おきに情報を更新しなきゃいけない仕組みだったような気がします。よく考えてますねえ。
ちなみに、会員登録すると、『隠し項目』になっているところがぜーんぶ表示されます。
ただ、これだと、学生さんは利用できないですよね(´・ω・`)
わたしが学生のころは、『ごにょごにょ』っとしていましたが、今はそんなことせずとも就活生向けのサービスもあるようです。
是非ご活用ください!
ではでは、これからまた暑くなりますが、
皆様のご活躍をお祈りしております
(あれ?NGワード?)
ではでは、今日はこのへんで。