こんにちは、らくからちゃです。
今日からまた微笑みの国へ出張です(´・ω・`) やっぱり海外で一番困るのは食事ですね。甘い・辛い・酸いが、お互いの存在感を主張し合うタイ料理も嫌いではありませんが、やっぱり口にあうのは日本で食べ慣れた味。日本の有名チェーン店がいくつか出店していますので、それを頼りに(?)生き抜いて行こうと思います。
さて有名チェーン店といえば、先日こんな記事を読みました。
初回デートでサイゼリヤはダメですが、付き合ったら一度はサイゼに必ず連れていきましょう。そこで微妙な反応をする女性は「おしゃれな私」が好きなお金のかかる子です。サイゼリヤもいいよね!って言ってくれる子を探したほうが良いです。この一見矛盾した真理をサイゼのパラドックスと呼びます。
サイゼかー、そういや最近あんまり行ってないなーと思いながら、楽しく読ませていただきました。まあ相手を値踏みするようなのはどうかなーとは思いますが、お店選びって、そのひとの個性が出る部分ですので、お互いの相性をチェックするには良いかもしれませんな。
でも読みながら思ったのは、むしろ女性のほうから、付き合って少したった頃に『サイゼリヤに連れて行って』と言ってみれば、彼氏の素の部分がわかって良いんじゃないの?なーんて思うんですね。
サイゼリヤに誘ってみよう
サイゼリヤって(お店が無い地方でなければ)まさに『どこにでもあるお店』の典型例ですよね。
遠くまで行く必要もないし。予約する必要もないし。オシャレする必要もないし。お金がかかるわけでも無いし。行く気さえあれば、障害になるものは、なーんにも無いお店です。じゃあ、サイゼリヤに誘ってみたらどうなるのか。
そこに唯一ないものは『非日常』。ミラノ風ドリアとハウスワインじゃ、たぶんあんまりインスタ映えはしない(笑)。それは男性にとっても同じです。サイゼリヤに彼女を連れていったところで、自慢にもならなければ『良いお店に連れて行ってやった』という欲求もほとんど満たされない。
デートの行き先を決めるとき、『彼女に喜んで貰いたい!』という気持ちは当然ありますが、多かれ少なかれ『見栄』みたいなものもあれば、当人の希望もあるわけです。女性が『こんなお店に連れていって貰った』のを嬉しく思うのと同様に『こんなお店に連れていってあげた』ということを、男の勲章みたいに思うような人もいるわけです。
それでマウンティングするのはどうかと思うけど、お互いの時間を使う話なので、ふたりが納得できるならばそれでいい。だからこそ、あなたが『今日は、サイゼリヤに行きたいな』と言ったとき、どういう反応が帰ってくるのか。特に、彼氏が行き先を決めることが多いカップルの場合、しっかり意見を聞いてくれるのか、それとも自分の意見を通そうとするのか。その一つの試金石になるでしょう。
また限りなく日常空間に近い分、むしろハードルが高い部分もあります。
素敵なレストランであれば、雰囲気で場を持たすことができる。隠れ家風多国籍ダイニングならメニューの話で盛り上がることも出来るし、居酒屋だったら酒の勢いでごまかせる。楽しかったデートの思い出も、『そのお店に行ったから』楽しかったのであって『その人と一緒に居たから』楽しかったからではないかもしれない。
でもそれは、相手に取っても同じことです。
一つ屋根の下で暮らしはじめれば、日常生活の繰返しの日々です。二人とも疲れて、料理を作る元気も、遠くまで出かける元気もなく、近場のファミレスで済ますような日だってあるでしょう。そんな日でも楽しく過ごすことが出来るのかは、相手からも見られます。
お互いのことが、まだよくわからない時期ならば、多少間が持つようなお店に行ったほうがいい。でも少ししたなら、本当にずっと一緒にいられる人かどうかを確かめるために、サイゼリヤに誘ってみるのは良いかもしれない。
熱々でも、多少冷めても美味しく、何十年と定番メニューのミラノ風ドリア。そんな関係になれるかどうか、試してみるには良いお店かもしれませんね。
ではでは、今日はこのへんで。