ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

男女で根本的に違うのは『金銭感覚』じゃなくて『時間感覚』なんだと思う

こんにちは、らくからちゃです。

皆様に、どう思われているのかはわかりませんが、わたし結構ガンコというか保守的なところがありまして、『コレが良い』と一度決めたら結構その習慣を続けるところがあります。

お昼にナルドへ行って頼むのは、いつも決まって『テリヤキバーガー、ポテトはLでコーラはM。あとケチャップ2つ』です。きっと他にも美味しいものは有るんだろうなあと思うものの、考えるコストとか変えるリスクとかを考えると他のものに手を出すよりは『まあこれで良いや』と妥協することが多いんですね。

安定性を好むのか、変化を求めるのかも、ひとそれぞれかと思います。うちの場合、妻のほうが『これ面白そう!』と色んなことへのチャレンジ精神が高く、よくそんな面白そうなもの見つけてくるなあと関心しつつも、割れ鍋&綴じ蓋の関係でやらせて頂いております。

前置きが長くなりましたが、こんな記事を読みました。

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夫婦生活を営むにおいて、価値観、特に金銭に対する相手の感覚が受け入れられるか否かは、かなり重要なポイントです。そいでですね。色んな人の話を聞いていると、どちらかといえば『奥さんの金遣いが荒い』『夫がケチで困る』みたいなパターンの話をよく聞くんですね。

我が家の家計管理

ところで皆様は家計の管理って、どういう風に行われてます?弊家の場合、妻が専業主婦なこともあって

  1. 夫婦共用口座(楽天銀行)で給与を受取、妻の口座(デビットカード紐付き)へ毎月一定額を送金
  2. 日常生活に必要なものは妻のデビットカードで支払い、夫婦共有の費用や緊急の費用は家族共有カード(REXカード、妻の家族カードあり)から決済し夫婦共用口座から引き落とし
  3. 夫婦共用口座の余裕分は、わたしの投資用口座(住信SBI銀行)へ送金し、お小遣い的なものはその運用益から捻出

みたいな感じ。結果は全て毎日マネーフォワードで確認できるようにしておき、お互いにチェックできる仕組みとなっております。いやあデビットカード良いですよ。毎月定額を入金しておけば、予算管理がリアルタイムで出来ますしね。

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ただこの送金額が『いくらが適切なのか?』については日々議論を重ねております。多いと生活の潤いは増えますし、少ないと貯金にゆとりが生まれます。

予算内に収まっている限り、その使い途についてはとやかく言わないことにしておりますが、原局からは日々予算増額の要請があがり、その審議のために使途について討議すると、いろいろと価値観の交錯が生まれるわけですね。

男女で一番違うのは時間感覚なんだと思う

でまあ色んな人の話を聞いていると、金銭感覚の前に、根本的に『時間感覚』が違うんじゃね?と思うことが多いんですよ。例えば『26歳の夏』と『27歳の夏』の意味するものの大きさの違いは、男性よりも女性のほうが大きい。

すっぴんでも外を歩ける年齢、ミニスカートを履ける年齢、結婚適齢と言われる年齢、子供が産める年齢。女性のほうが時間制限つきのライフイベントが多いと思うんですね。その結果、女性の方が『今しか出来ないことは何か?』『今ここでお金を使わなかったら後で後悔しないか?』といったことに関する意識が高い。

金銭感覚が一番出やすい趣味のについてみると、女性のほうが旅行やイベントといった、コト消費にお金を使いやすく、一方男性のほうが車やホビー関連のモノ消費にお金を使いやすい傾向にある気がする。

 人類最大級にデカい主語を使うのもアレだと思いますが、やっぱそれも男女の時間への意識の差によるところが大きいのかなって。男性がのんびり『安くなるのを待つかー』とモノ消費を楽しんでいる中、女性は『今しか出来ないなだよ!』と生き急いでいる人も見る。

まずはライフプランを共有しよう

この『今しか』というパワーワードは、家計管理を考える上において、非常に厄介なしろものです。男性が好きなモノ消費は数値化されたスペックでお得感を比較しやすいけど、コト消費には感覚的なものが多い。その結果、金銭に対する感覚の間にずれが生じ、不仲になる夫婦を何組も見てきました。

それを避けるにはどうすべきかって、まずライフプランをしっかり共有することだと思うんですよ。例えば、こういう本とか参考になるかも。

教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本)

教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本)

 

 年単位で良いので、どんなことにお金をかけて、どれくらい貯金をしていくのか?で、いつまでにいくら位貯めるのか?まずは10年間分くらいの見通しを話し合ったほうが良いんじゃないのかなあ。そうしながら、どうしても欲しいものは何か?そのために、どうしても諦めなきゃいけないものはなにか?それを明らかにしていく。

常にタイムリミットに追われている女性に大して、明確な理由もなく『貯金しよう』といっても賛同が得られないのは当然ですよ。失ったお金を取り戻す方法はいろいろとありますが、失った時間を取り戻す方法はありませんからね

これは文字を大にして主張しておきたいのですが、

使い途のない蓄財は資産運用とは呼べない

じゃあなんなのか?マネーゲームですよ。お金を運用して増やして遊ぶゲームです。あなたは、自分の遊びのために、パートナーの二度と取り戻せない時間を奪っているんです。蓄財したいなら『お金が増えていくのを眺めるのが楽しいんだ!その出費は諦めて』って言いましょう。30代になってから、特にそういう風に思うようになりましたね。

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 お金は上手に増やすより、上手に使うほうがよっぽど難しいと思います。特に『いつ』使うのが効果的なのか?は一番難しい。だからこそ、しっかり相談して決めましょうよ。そのためには、時間に対する考え方や価値観から、しっかり相手の意見に耳を傾ける(特に男性)ところから手を付けたほうがええんでねえんでしょうかね。

ではでは、今日はこのへんで