ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

知らないと損する:東京メトロの定期券は中野まで買え

こんにちは、らくからちゃです。

わたしは西船橋で東西線に乗り換え、大手町まで通勤しておりますが、「めっちゃ混むから、さっさと定期券買っとけよ」なんて掲示に春の訪れを感じております。

会社から定期代が支給されるとはいえ、定期券って結構なお値段になりますよね。ならば、どうせ買うならお得に買いたいもんです。似たように千葉県から東西線で通勤しているひとにむけてこの記事を書きます。

東京メトロの定期券は中野まで買え

そんなこと言っても、大半の人は「中野?そんなとこ行く用事無いんだけど」と思われるでしょう。でもね。仮に中野に用事が無い人でも、東京メトロの定期券を中野まで買っておくと、お得になるケースが多いんですよね。

JRの定期券は同じ金額で行ける最長区間を買え

 まずJRの定期券代を見てみましょう。この表は、西船橋からの切符代と半年分の通勤定期代と両者の倍率(何日乗れば元が取れるのか)をまとめたものです。

  切符代 定期代 倍率
下総中山 133 18620 140
本八幡 154 23260 151
市川 154 23260 151
小岩 165 24810 150
新小岩 216 31020 144
平井 216 31020 144
亀戸 216 31020 144
錦糸町 302 43430 144

 JRの場合、切符代と定期代の計算はきれいに連動していますね。切符代が上がるところで定期代も上がる。そして切符代は、ひと駅くらいでは上がりません。この条件でおトクなのは、同じ金額で行ける一番遠くの駅まで買うことですね。

行くかどうかわからなくとも、どうせ同じ金額なら、長めに買っちゃえば良いんです。

例えば、西船橋から津田沼までは24,810円ですが、お隣の幕張本郷までも同じ24,810円です。まあ幕張本郷にある用事なんて、海浜幕張に行くときに、バスに乗る時くらいですけど、別の効果もあります。

津田沼から千葉駅までの運賃は216円です。一方、幕張本郷からだと165円。ほんのり51円、往復でも102円安い(笑)。こういう使い方もあるんですね。

東京メトロの定期券はなるべく遠くまで買え

じゃあ次に東京メトロの定期券台をみてみましょう。

  切符代 定期代 倍率
原木中山 165 34020 206
妙典 165 35860 217
行徳 165 37700 228
南行徳 195 38610 198
浦安 195 39530 203
葛西 195 41370 212
西葛西 237 43150 182
南砂町 237 44930 190
東陽町 237 45580 192
木場 237 46280 195
門前仲町 237 46550 196
茅場町 237 46980 198
日本橋 278 47200 170
大手町 278 47310 170
竹橋 278 47420 171
九段下 278 47470 171
飯田橋 278 47470 171
神楽坂 278 47580 171
早稲田 278 47790 172
高田馬場 278 47900 172
落合 308 48120 156
中野 308 48390 157

どうでしょう。さっきと随分違いますよね。切符代は、そんなにすぐに変わりませんが、定期代は、ひと駅刻みで金額が変わっています。そこだけ見ると「ピンポイントで通勤する区間だけ買ったほうがお得かな?」と思いますよね。

でも距離が伸びれば伸びるほど、定期代と切符代の倍率が下がる、つまり定期のお得感が上がっているんですね。例えば、大手町までの半年定期は47,310円ですが、終点の中野は48,390円です。半年間で1,080円しか変わりません。一ヶ月で180円です。

メトロの初乗りが165円ですので、だいたい一ヶ月に一回でも伸ばした区間を利用すれば元が取れる計算です。

IC運賃計算の怪

以前、こちらの記事にも書いたのですが、東京メトロの定期券はなるべく長距離を買うのがお得な仕組みになっています。

普段よく利用するメトロの駅があるなら、そこまでを買えばよいのですが、もし特になければ終点の中野まで買うのがおすすめです。

「いやだから、いくらお得でも中野なんか行かないよ」

もちろんそうでしょう。実際に中野まで行く機会があるかどうかは関係ないんです。下記は、渋谷まで遊びに行って帰ってきたときの電車賃です。これで言いたいことが伝わりますか?(笑)

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この日わたしは、渋谷駅で乗車し、途中新宿で乗り換え(代々木乗り換えあんまり好きじゃなくて)津田沼までJRで帰ってきました。JRの定期券があるのは、西船橋から津田沼の間だけですので、普通に考えれば渋谷から西船橋の464円が掛かりますよね。

しかーし!実際のルートとは異なる中野乗り換えをしたことになるんです。

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中野から津田沼は定期があるため、かかる運賃は渋谷から中野までの165円だけです!一回で299円も節約になりました(๑•̀ㅂ•́)و✧なぜこんな計算になるかというと、中野⇔三鷹・西船橋⇔津田沼の間をJRと直通運転をしているからなんですよね。

中野駅では、改札機を通らずJRから東京メトロに乗り換えることができます。あれ?でも西船橋駅には改札機がありますよねえ。そこを通っていないということは、メトロを利用したとは言えないのでは・・・?いえいえそれが言えちゃうんです。

朝夕の時間、西船橋と津田沼の間では列車の直通運転が行われています。ということは、改札を通っていなくとも、西船橋駅でJRから東京メトロへの乗り換えが理論上可能です。

じゃあもう分からんから、安く計算できる中野で乗り換えたことにしたれ。という計算をしているようです。ぶっちゃけ下記ルールをじっくり読んでも、なぜこうなっているのかはハッキリ分かりませんが、結果を見る限りそうした計算になるようです。

www.jreast.co.jp

同じ理屈で計算すると、横浜や新宿や吉祥寺など、東京以西の駅で下車する場合は、毎回お得になります。これで定期券を大手町までにしていると、中野から大手町までの216円が掛かって旨味が減りますので、特にコダワリがなければ中野駅まで買っておくとお得ですね。

クレジットカードで払えば更にお得

また定期券は、クレジットカード、それもVIEW Suicaで払うと1.5%分のポイントがついてきて更にお得です。更にいまならキャンペーン中なので更にお得です。

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さらにさらに、ポイント還元サイトのハピタス経由で登録すると、更に3,180ポイント分ついて、なおお得です。年会費も年1回でもカードを利用すれば無料ですので、使わない手はありません。登録はこちら から無料でできますので、よろしければぜひ!

詳細は下記にもまとめてありますので、よければお暇な時にでもご参考ください。

www.yutorism.jp

 かなーりピンポイントな人にしか役に立たない記事かと思いますが、どなたかのお役に立てば幸いです。

ではでは、今日はこのへんで。