こんにちは、らくからちゃです。
「電気代高いよね!!」が時候の挨拶のようになり、テレビでは毎日のように値上げのニュースが流れるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
拙宅でも、洗濯の際になるべく乾燥はせずに干せるものは干すといった節電策を講じて前年より使用量を減らしても、請求される金額はそれを上回ってくる状況です。
なんでもかんでもお賃金以外は全部値上げ!!みたいな世の中ですが、わたしが家計を管理しているおばあちゃんのところにこんな通知が届きました。
電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援金がやってきた
弊社の新入社員より、1ヶ月換算で受け取る年金額は大きいばあちゃんですが、その半分は非課税の遺族年金のため、お役所的には「住民税も払えない貧困世帯」扱いとなるようで、去年の10万円に引き続き5万円がゲットできるようです。
ご丁寧に前回の給付金を受け取ってる人は、貰える条件を満たさなかったら自分で申告してくれよな!!そうじゃなきゃ勝手に振り込んじゃうからな!!みたいな方式で、諸々勝手に処理していただける模様です。
はたしてこれ何人くらいが「私はいらないです」の連絡してきたんでしょうね。
住民税非課税世帯のばあちゃんにこんな通知が届いたけど、なかなか初めて見るパターンやな。
— らくからちゃ@2♂&1♀年子育児中 (@lacucaracha) 2023年1月17日
(意訳)条件満たしてると自動判断したら勝手に振り込んじまうからよ、違ってたら『要らねえ』って言ってくれよな! pic.twitter.com/U98PqnOTha
「まーたバラマキかよ」と思われるかもですが、もはや本人は受け取ったことすら気がついておらず、バラマキの体すらなしていない。
自力では外出もままならないおばあちゃんなので「どこか美味しいところに連れて行く」という名目でご相伴に与ろうとしている立場から文句は言えませんが、「なんでばあちゃんとこには来るのに、赤子が二人もいるこっちには来ねえんだよ💢」とがっかりです。
しかもですよ。うちのおばあちゃん、老人ホームに入っているので電気代も食費も2年近くで1円も上がっとらんのです。
物価高対策が必要なのは誰なのか
入所したときから、おばあちゃんに届く請求書には、毎月キッチリ
- 食材費:2万4000円
- 光熱費:2万円
と記載されています。直近の請求書でも同じ金額です。
ただでさえ頭数が増えている上、諸々物価があがってピーピーの我が家がもらえないのに、全て定額コースのばあちゃんの口座にはきっちに振り込まれるのはこれ如何に!?
という思いも脳裏をよぎりましたが、おばあちゃんも不幸な状況な気がするんすよ。
そもそも老人ホームって、物価が上がったからといって値上げするのってかなり難しいでしょうね。
ジムなんかだったりしたら、(経営的に許すかどうかはさておき)「払えない人とはサヨナラ」で値上げできるでしょうけど、「住む場所」とセットの老人ホームでは「出ていけ」とも言えないだろうし中々出来ないでしょう。
しかも多くの入居者は、年金で払えるギリギリのラインでいることも多い。値上げされたら貯金を取り崩してなんとかなるひとは良いけど、そうでなければ子供や孫に頼るしかなくなってしまう。
値上げせずに何とかするといっても、食事の量を減らすにも限度があるだろうし、あとはスタッフの勤務時間を減らしたり、ボーナスやら各種待遇を抑えるしかなくなってしまう。
それは働いている人にとっても不幸だし、同時に不幸な人に介護されることになる祖母にとっても不幸でしょう。
この話、何も老人ホームに限らず、簡単に料金を上げることのできない施設やサービス全般に言えるんじゃない?例えば、保育園も電気や食材の値上げが直撃しているだろうけど、本当に大丈夫なの?それで保育士さんの負担になってない??
おばあちゃんに5万円配るよりも、本当はおばあちゃんの入っている老人ホームにお金を配るべきだったんじゃないの??
と書いたところで、一応、各自治体では何らかの支援や助成をやっているケースもあるみたいで、例えば船橋市だとこんな感じ。
受付終了【物価高騰】船橋市介護サービス事業所等事業費補助金|船橋市公式ホームページ
この値段が妥当なのかは中の人じゃないのでわからないですけど、正直、卵の値段がとんでもねえことになっているのを見ると、ちょっと塩っぱいような気もしますね。
いまこそ考えてみよう物価対策
この問題、国規模でしっかり考えるべき問題な気もしますが、いまのところは地方自治体が主体で動いているようです。
ちょうど4月には統一地方選挙が行われます。
街角には、沢山の立候補者が立って街頭演説をしたりビラ配りをしていますので、興味のあるひとは「老人ホームとか保育園とかの物価高対策ってどう考えてます??」と聞いてみると良いと思うんですよね。
目に見えるわかりやすい給付金と比べると、傍目には分かりづらいところですけど、私達の生活を守ってくれている施設と、その施設を守ってくれている人たちの生活を守っていくためにも、しっかり抑えるべき点じゃないのかなあなんて思う次第です。
ではでは、今日はこのへんで。