こんにちは、らくからちゃです。
何やらシン・エヴァンゲリオンが大人気ですね。プロフェッショナル仕事の流儀も良かったし、見に行きたいなーと思う気持ちは山々なのですが、コロナだし赤ちゃんもいるしで、ちょっと見に行くのは厳しそうですね。
いつかはサブスクにやってくるんだろうけど、せっかくだし映画館で見てみたかったなーとタイムラインを眺めていると「生きて観られただけでも有り難いと思え。完成を楽しみにしながら亡くなった人もおるんやぞ」なんてきっつーいツイートを見つけました。
アニメ版でエヴァンゲリオンが放映されていたのは1995年。あれから四半世紀がすぎ、シンジくんと同じ年齢でリアルタイムに見ていたひとは、もう40歳ですか。まあみんな歳を取ったもんです。
時が経つというのはあっという間のことです。有名人や身近な人の死に触れると、ふと○年後・○歳のときに自分はまだ生きているのだろうか?なんて思うことってありませんか?
個人的に気になってみたので整理してみました。
あなたは後何年生きるのか
日本人の平均寿命は何歳か。直近の発表によると、
- 男性:81.41歳
- 女性:87.45歳
だそうです。
この数字は何となく聞き覚えのあるひとも多いでしょう。ただこれは、長生きするひとも早死にするひとも含んだ全体の平均値に過ぎません。
いわゆる中央値にあたる寿命中位数(半分が亡くなる年齢)は、
- 男性:84.36歳
- 女性:90.24歳
になるそうな。でもそんな何十年も先の話を言われても、いまいちピンとこないというか、その頃にはまた変わってたりするんじゃね??って感じですよね。
そこでもうちょっと直感的に理解しやすいように、現在の年齢からn年後までに死んでる確率を整理してみたところ、こんな感じになりました。
ド―――(゚д゚)―――ン!
○年後までに死ぬ確率(男性)
○年後までに死ぬ確率(女性)
寿命に関するデータとしては、厚生労働省から「簡易生命表」というデータが公表されています。
この中に、10万人あたり何人が生き残っていると思われるか?を示す生存数というデータがあるんですけど、○年後の生存数÷その歳の生存数で生存率を計算し、100%から差し引いて計算してみました。(境界値の細かいところとかはキニシナイ)
例えば40歳男性が20年後、つまり60歳までに死ぬ確率は5.25%になります。20人に1人、つまりクラスの同窓生から1人はお葬式をやる感じですかねー。
memento mori
これを多いと思うか少ないと思うかは人によって見解の分かれるところでしょう。
ただ間違いなく言えるのは、ひとは遅かれ早かれ死にます。それが早い人もいれば、遅い人もいます。人生100年時代なんて言葉もありますが、100歳まで生きるのは
- 男性 1.859%
- 女性 7.373%
だそうです。一方で、年金がもらえるようになる65歳まで生きられるのは
- 男性 89.637%
- 女性 94.509%
だそうです。せっせと老後の豊かな暮らしのために資産運用していても、男性の1割、女性の5%はそれを使う前に死ぬことになります。
さて最近、こんな本が人気になりました。
まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。
夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到来した。アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていた―。この寓話の教訓は、人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある、というものだ。
もっともな話だ。
だが、ここで疑問は生じないだろうか?
アリはいつ遊ぶことができるのだろう?
それが、この本のテーマだ。私たちは、キリギリスの末路を知っている。そう、飢え死にだ。
しかし、アリはどうなったのか?
短い人生を奴隷のように働いて過ごし、そのまま死んでいくのだろうか?
いつ、楽しいときを過ごすのか?
もちろん、誰もが生きるために働かなければならない。だが、ただ生きる以上のことをしたいとも望んでいる。「本当の人生」を生きたいのだ。
この本のテーマはそれだ。
ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。もちろん、誰もがそのような人生を望んでいる。だが現実には、全員がその望みを叶えられるわけではない。
私は長いあいだ、この問題について真剣に考え続けてきた。友人や同僚とも何度も議論を重ねた。この本で読者にお届けするのは、その成果だ。あらゆる問題を解決する答えなど存在しない。だが、私はあなたの人生を確実に豊かにする方法だけは知っている。
人生における最大の損失とはなにか。高い通信費を払うことでも、不必要な保険に加入することでも、ほとんど使わないクルマを買うことでもなく、汗水流して歯を食いしばって稼いだお金を使わずに死んでしまうことなんじゃねーのかなーと思うんですよね。
もちろん「宵越しの銭は持たないぜ。ひゃっはー!!」みたいな生き方をすべきであるって話じゃない。
必要な支出に備えたり、家族に遺しておきたい分は除いて、
- なんとなく不安だから
- 使い途が思いつかない
- 増えていくのが楽しい
と、資産を目的なく積み上げていくのは、ぽっくりと死んでしまったときに努力がムダになる可能性が高まっていくんだよね。
資産運用の究極の理想形は「稼いだ金を上手に使い切って死ぬ(DIE WITH ZERO)」で、そのためには貯めたくなる気持ちを上手にコントロールして、より人生を豊かにすることに適切に使っていくことも考えていかなきゃならない。
それは大変難しいことなんだけど、少なくとも「○年後には死んでいるかもしれない」ということは、頭の中にいれて計画を立てていかねばなあと思う次第です。
ではでは、今日はこのへんで。