こんにちは、らくからちゃです。
お正月の恒例行事と言えば「お年玉」がありますが、子供の数が減って実際に配られるお年玉よりも、お年玉という言葉だけが生き延びてしまったような感がいたします。
そういやお年玉の相場ってどれくらいなんでしょうね?
父方の本家では、「子供は紙のお金より丸いお金のほうが喜ぶだろ」なんて理由で、100円玉をギッシリ詰めた酒瓶が恭しく配布されておりました。大人になってから改めて振り返ってみると、無駄遣い防止になるだけじゃなく、実際にいくら渡されたのが分かりづらいのも良いところかもしれません。
でも実際、子供の頃は嬉しかったですよね、100円玉。一枚あれば、駄菓子屋で随分幸せな気分になれたもんです。この歳になっても、ベッドの隙間なんかから出てきた日にはガッツポーズをしたくなる金額です。
まあしかし、いまや紙のお金どころか四角いカードやQRコードやらピッとかざして支払うことのほうが増えましたね。ここ最近じゃ、週に1回も使わないかも?皆さんいかがですか。でまあ今日近所のショッピングモールに行ってみたら、こんなものを見つけて、ちょっとドキッとしちゃいました。100円持ってたかなー?と。
いわゆるショッピングカートなんですけど、前のカートと連結されていて利用するには100円玉を入れないと外して使うことができません。「無料」と書いてあるとおり、この100円は他のカートに挿せば戻ってきます。
さてこの100円、何の意味があるんでしょ?保証料や預り金みたいなものであれば、このカートにセットしちゃ意味ないですよね。だいたい盗まれた場合や壊された場合のコストを考えると100円は安すぎます。
じゃあ何のためにあるのかというと「カートをちゃんと元の位置に戻してもらうため」なんですよね。
車で来てる人なんかには、カートを駐車場まで運んで、そのへんにほったらかしにするような人も居ます。そういった人に向けて「ちゃんと戻さないと100円損しますよ!」というメッセージを伝えるために100円入れないと動かないようになってるんですね。
OKストアさんのページに、わかりやすく整理したページがありました。
(引用元:はじめての方へ | オーケー株式会社)
たかが100円ですけど、随分と面白い使い方ですよね。
そういや昔、こんなことがありました。近所のスーパー銭湯に行ったときのことです。同じように100円入れれば戻ってくる式のロッカーがありました。何のためにこんな面倒なしくみにしてるんだ?と思って、戻ってきた100円玉を握りしめて振り返ってみると、そこにはコーヒー牛乳の自販機が(笑)。
お風呂上がりにコーヒー牛乳を飲みたいなーなんて思っても、財布を開けてお金を出すひと手間が億劫でそのままスルーしちゃうひとは多いでしょう。ところがそこに100円玉が手許にあったらまた結果は違ってくるんでしょうね。
それが狙いなのかどうかまでは分かりませんが、そうだとしても不思議はないですね。
100円玉ひとつの話ではありますけど、こうしたちょっとした一工夫(?)みたいな話が好きで、色々と集めております。何か面白いネタがあれば教えてくださいな笑
ではでは、後はこのへんで。