ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

リングフィットアドベンチャーがマジでヤバい

こんにちは、らくからちゃです。

今年もまた去年とくらべて一回りも二周りも人間として(物理的に)成長した気がします。久々に会う人の多くに『随分丸くなったね(シルエット的な意味で)』言われる都度「人間として大きくなるために、まずは器からデカくしてるんです」と返し続けて早数年、中身が追いつく気配はいっこうにございません。

このままじゃメタボリック・シンドロームを通り超えてロコモティブ・シンドロームまっしぐらですので、「天高くオレ肥ゆる秋」なんてふざけている場合ではありません。

というわけで、ガッキーと一緒にトレーニングするぞ!!と鼻息荒く買ってみました。

リングフィット アドベンチャー -Switch

リングフィット アドベンチャー -Switch

 

リングフィットアドベンチャーって何なのさ

 まず最初に残念なお知らせです。ガッキーはCMに出ているだけです。本編には出てきません。まあでもそんなこと、すぐにどうでも良くなります。

任天堂といえば、かつてwii fitにて一世を風靡したこともありました。本作はその系譜を引き継ぐ「フィットネス系ゲーム」になります。購入前の段階では「なんか、体を動かす系のゲーム?」くらいにしか思っていませんでした。結論としては、だいたい合ってます

商品には、

  • レッグバンド
  • リングコン

と呼ばれるデバイスが標準で付属します。

Switch本体の横に付いているジョイコンを取り外し、各デバイスにセットします。で、あとは下記ガッキーを例に、レッグバンドは足に取り付け、リングコンは手に持ちます。

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このリングコンは、傾けることで方向の操作ができ、押し込む・引っ張ることで進む・戻るなどの表現もできます。最初は「強く押し込んじゃって壊れないかな」とドキドキしてましたが、運動不足のオッサンごときに破壊されるようなヤワな作りではないのでご安心ください。

本作をプレイするにあたり知っておくべきことは以上です。説明書等の類は一切ありません。その他にある情報といえば、このやべえ感じのするメッセージだけです。ある意味、これがこのゲームのすべてかもしれません(笑)

リングフィットアドベンチャーのここがヤバい

プレイモードには、

  1. アドベンチャー
  2. お手軽
  3. カスタム
  4. ながらモード

の4種類があります。

アドベンチャーがいわゆる「ストーリーモード」ですね。

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ストーリーの内容は深く考える必要はありません。この謎の石仮面の指示に従い、体を動かし、アイテムをゲットしたり敵を倒していけば良いのです。

画面に向かい、その場で足踏みをすると、中のキャラが前に進みます。早く動かせばそれだけ早くなりますし、階段では大きく足をあげないと前に進みません。体の動きと連動しているぶん、VRのような没入感もあります

手に持っているリングコンを押し込めば空気砲が使え、引っ張ると吸い込む。地面に向けた状態で押し込むと、空気を噴射して空を飛ぶことが出来る。これもまた画面の表示と連動している分、現実にそういった世界にいるような感覚が味わえます。

フィールドを移動していると、定期的に敵に出くわしますが、それらをフィットスキルと呼ばれる「筋トレ」で倒すという謎のシステムになっています。フィットスキルは40以上あるそうですが、よくもまあリングコンとレッグバンドだけでこんなにものメニューを考えたものだと感動しました。

www.nintendo.co.jp

だいたい1ステージが30分くらいになっており、毎日プレイしても3ヶ月くらいは楽しめる設計になっているそうですが、

結構ハードです。

最初に、どれくらいの強度の内容にするのかも選べますが、ややハードめを選んだところ、運動不足の32歳男性は翌日軽い筋肉痛になりました(゚д゚) 普通に息も上がるし、筋肉への負荷を感じるレベルでプレイしないと先に進めないくらいのレベル感ですので、結構な運動をした感覚にはなります。

あと戦闘中は、これでもかというくらい「いいよいいよ!!」「その調子!!」「すごい!!」と褒めてもらえます。完全に冷めた気持ちでプレイしはじめましたが、やっぱ応援して貰えるのはモチベーションに繋がりますね。

ぶっちゃけ最初は、一番最後に謎のビクトリーポーズを決められたり、正直、家族の前でプレイするのは、気恥ずかしい気持ちになります。でも、だんだんそんなことどうでも良くなってくるので、あまり深く考えないで筋肉をいじめましょう。

お手軽モードには、一般的なトレーニングの入った「シンプル」と、ゲーム形式の「ミニゲーム」、これらを組み合わせた「セットメニュー」が入っています。

単なる「フィットネスゲーム」なら、マジで頭まで筋肉で出来てる人が考えてそうなストーリーのアドベンチャーなどなしで、お手軽モードだけでも良かったかもしれません。

ただお手軽モードは、単発でやるには楽しいけど、長続きするには「攻略」の要素のあるアドベンチャーを入れたことは、慧眼だったように思えますね。

リングフィットアドベンチャーで一番驚いたこと

ゲームをプレイしながら、ジョイコンってそんな使い方が出来るのかと、驚くことばかりでした。いろいろと「なるほどねー」と思いながら、プレイしていましたが、思わず「マジかよ!」と驚いたのはステージクリアをした後のことでした。

「ジョイコンの横に黒い部分があるやろ。そこに親指かざしてくれや」的なことを言われたので、指示されたとおりにやってみたところ

心拍数が計測できました(  Д ) ゚ ゚

そもそもこの黒い部分は何なのかというと、モーションIRカメラと言われる赤外線カメラでございます。この部分で、モノの動きや変化を捉えることが出来ます。

最近では、Apple Watchを筆頭に、安めのスマートウォッチでも心拍数が計測できるモデルは増えてきました。これらのデバイスでは、LEDを使って血液の状態を撮影して、脈動のカウントをしています。ですので、原理的にはそう珍しいものではありません。

でもSwitchの場合、それを狙って作ったわけじゃないでしょうし、よくぞそんな使い方を思いついた人がいたもんです。まさに枯れた技術の水平思考なのかもしれません。

筋肉は一生の相棒

まだまだプレイし始めてから数日しか経っていませんけど、個人的にリングフィットアドベンチャーはかなり「投資価値」のある商品だと思います。

¥8,000近くもするため、ゲームとして安い値段では有りませんが、ジムに通うならば一ヶ月ちょっとの金額でしょう。お金を払うことによって、継続のためのモチベーションを買うんだと思えば、家でひとりで運動に挑戦して挫折するより、よっぽどお買い得かもしれません。

健康も資産と同じで、運用すればどんどん増やせると考えれば、何もせずダラダラしている場合ではありませんね(笑)。ぶっちゃけ、ドンドン売れて品薄まっしぐらですので、早めに確保したほうが良いかもしれません。(物理デバイスが必要ですしね)

最後に一点だけ補足しておくと、何種類か地面に寝っ転がって行うメニューもあります。フローリングだと、背骨が痛かったりするので、併せてヨガマットもあると良いかと思います。

それでは皆様のますますの健康を祈念いたしまして、本日のところはこのあたりとさせていただきます。

ではでは、今日はこのへんで。