こんにちは、らくからちゃです。
昨年末からQRコード決済業界の仁義なき戦いが始まり、どえりゃあ量のポイントが飛び交っておりますが、みなさま漁夫の利はゲットできていますでしょうか?
一回目は10日間で終わったPayPay祭りも、第二弾は条件が諸々厳しくなった効果もあってか、現在もなお継続中です。
一方、ライバル(?)のLINE Payも20%相当の還元を継続して打ち出してきました。ただ支払いができればどこのお店も対象になったPayPayとは異なり、対象店舗が限定されており、正直微妙なものも多かったのですが、明日3/15から始まるキャンペーンは割りと思い切りが良い内容になっています。ポイントをまとめると
- 支払額の20%分をLINE残高として付与
- 支払方法はコード払い・QUICPay・カード払いに対応
- 期間は3月15日〜3月31日まで
- 期間全体の総還元額は5,000円分(25,000円の支払)
- 100円ごとにクジが付与され10円〜2000円相当が当たる
- コード払いの場合は、更に+3%
- マイカラーのポイントで 最低でも + 0.5% 最大で +2.0%
ってところかな。詳細はこちらを御覧ください。
LINE Payはタッチ払いができます!
今回の一番のポイントは、QUICPayも対象に含めたところでしょうね。
鳴り物入りで始まったQRコード決済ですが、事業者にとっては便利なんでしょうけど、やはり非接触ICカードでの支払いに慣れてしまっていると、いちいち画面を立ち上げてQRコードを表示させて・・・というのは七面倒臭いのは事実でしょう。
ところが今回は、QUICPayでの決済も対象に含まれています。
QUICPayって支払い方法の一覧に並んでいるところまでは見たことがある人も多いと思いますが、実際に使っているひとは、Suicaなどと比べると少ないかもですね。雑に説明するとクレジットカードとヒモ付をすることで、そのカードでかざすだけで支払いができるようなものと理解しておけば分かりやすいかもしれません。
で、おサイフケータイ搭載のAndroidスマートフォンでは、Google PayにてLINE PayをQUICPayの支払い方法として指定できます(ややこしい・・・、なお今の所 iPhoneはダメっぽいですね)。
発行までに時間のかかるリアルカードとはことなり、おサイフケータイ搭載のAndroidスマホさえあればすぐにタッチで支払えるようになります。詳細は、下記公式が詳しいですね。
コンビニに限っていてば、Line PayもPayPayも使えないセブンイレブンも含め、主要どころは全部使えます。
他にもスーパーなどでもかなり広く使われていますので、ポイントゲットのチャンスは大幅に広がります。更に言えば、リアルカードでの決済も今回の対象に含まれているので、JCB加盟店ならば全店対象なのも胸アツポイントですね。
しれっとアマゾンギフト券2万5,000円分買うたろかと思ったのですが、コード払いで3%のオマケが付くことや、100円毎にクジが引けることを考えると、コンビニでの少額決済を置き換えていったほうがオトクなような気がします。
差が出たPayPayとの戦略の違い
しかしこの仁義なきQR決済戦争を眺めていましたが、今回の件で、LINE Payの立ち位置というか、目指すべき点がよりしっかりしてきたような気がします。
もともとLINEという強固なユーザー基盤をもち、公共料金の支払いなども含めた決済事業の全領域をターゲットに捉えているLINEからすれば、QR決済などオマケにすぎません。
となればPayPayと局地戦を行って迎え撃つよりも、より広い事業ドメインを扱えることを宣言したほうが長期的にはメリットが大きい。あえてこのタイミングでキャンペーンを行うことで
PayPayと違って、LINE Payってそんなこともできるんだ
と広く周知する効果があります。だとしたら、なかなかしたたかですね。そうした戦略の差も楽しみながら、今後の戦いの推移を見守っていきたいと思う次第です。
ではでは、今日はこのへんで。