こんにちは、らくからちゃです。
先週もまた、凄い株価の値動きでしたね。わたしのポートフォリオは、一時▲50万円まで下げ、ひやひやしましたが、『死んだふり投資法』を続けていった結果、▲10万円まで回復。こうなると現金なもので、『あれ、買い増ししておけばよかったんじゃね?』と思い始めるのが人間の性ですなあ・・・。火曜日くらいは、どうして株なんて買ったんだろうとうじうじしてたのにね。
さて、先週頭こんなかんじで何件か銘柄紹介をさせて頂きました。
銘柄を紹介させていただく以上、振返りをしないのはフェアじゃないと思います。また、『これいいんじゃない?』と思うだけでなく、ある程度の期間値動きを追っていけば、勉強にもなると思います。
というわけで、まずは先週の振返りから行わせて頂こうと思います。
下落局面に強い銘柄9選の振返り
まず、ろくに説明もしていませんでしたので、
チャイナショックに負けない 下落局面に強い銘柄9選 - ゆとりずむ
正直たまたまいい情報が出たから上がったというのが大半何じゃないでしょうか。だから下落局面で強いというわけではないでしょう。
2015/08/24 19:00
という風にコメントを頂くのも致し方ないと思いますので、銘柄選定の基準から振返ります。今回の銘柄選定は、8月21日を起点として、
- 株価が変動する大きな情報(増資とか)が出ていないこと
- 5日・25日・200日の移動平均線のプラスに居ること
- ボラティリティが低いこと
- 直近12日サイコロジカルが70%を越え、値動きに大きな異常がないこと
などを基準に、あとは『秘伝のタレ』を付け加えてピックアップしました。さて、その後の結果を振り返ってみましょう。
(黄色:週内高値更新日・水色:週内安値更新日)
まず、週始値に対する週間騰落率でみると、プラスは3銘柄、マイナスは6銘柄となりました。単純に平均を取ると、-1.11%なので、日経平均を下回る結果となりました。残念・・・。
個別の銘柄で見ていくと、圧倒的に強かったのは電算システム(3630)が+14.80%。ここは、郵政への期待で上昇した分が大きかったのですが、このタイミングにしては非常によく健闘したのではないかなあと思います。また、文教堂(9978)も最大10%引になる株主優待カードの権利落ち日が週内にあったにも関わらず、大健闘の+12.06%でした。
一方、大きく下げたのがカワサキ(3045)。ただ、この期間に大きく下げるような要因はなく、単純に日経平均に釣られた動きであるように見えます。他にも、シベール(2228)を除いた全銘柄が8月25日に最安値をつけています。全体的に、株価は回復傾向にあります。個人的な所感をいうと、サンセイランディック(3277)は経営成績も良く、『空家活用』という将来性が大きな分野の会社です。週内に-10%も下げていますが、そこまで下げる理由も無いはずなので、今が買いどきでは?と思う次第です。
ここ一週間での下落率が大きかった銘柄
さて前回は、『他の銘柄が下げているのに下げなかった銘柄』を中心に見てみました。日経平均は、一旦回復基調に戻っているように見られますが、まだまだ出遅れている銘柄が多いのも事実です。今回は逆に、『他の銘柄以上に下げた銘柄』についても見てみたいと思います。スクリーニング条件は下記のように設定してみました。
- 5日間下落率が5%以上
- 時価総額が100億円以上
- PERが18倍以下
- 75日移動平均線上プラス
あとは、秘伝のタレを少々。さて、その結果はこんな感じです。
東プレ(5975) ▲5.30%
自動車関連銘柄。8月7日に決算が出ているが、結果は良好。正直ここまで下げる理由は無いと思います。ROEも11%と財務面でも問題無いと思いますので、ちょっと下げ過ぎかなって感じ。
日本エスコン(8892)▲6.32%
マンション屋さん。最近では商業施設の開発なども。以前ADR入りしていたものの、売上高経常利益でもお分かりの通り、大幅回復中。利益の振れ幅の大きい不動産業ではあるものの、PER6.27は割安。どうみても下げ過ぎであり、大きく戻してはいるものの、まだまだ上は狙えそう。
エリアリンク(8914)▲7.05%
ハローストレージという、個人向け貸し倉庫を運営している。このハローストレージ、いまや首都圏の大きな国道沿いではどこにいっても見ることができるようになるくらい、市場は拡大している。株価については、7月以降振れ幅が大きいが、基本的に業態としては安定収入が見込めるため底値は固い。
プレステージ・インターナショナル(4290)▲8.54%
自動車保険のコールセンター。事故が起こった時の受付などがメインの事業。保険屋が付加価値向上に向けて動いている中、業績は堅調に成長中。この銘柄も、ここまで下げる理由はなにもないはず。
エコス(7520)▲9.34%
多摩・北関東地区のスーパー。小売業、特に関東はイオングループによる『岡田帝国』による支配が進みつつある。が、未だに創業者がしっかり握っているようである。今後、業界再編の動きと合わせても注目してもいいと思う。
アドバネクス(5998)▲10.25%
バネ屋さん。不採算事業の事業譲渡の結果、売上高は大きく下がっているが、利益率は大きく改善。決算に未反映の受注等も多い。PER/PBRだけでみると、こんなもんかなあ?とも思わなくもないが、長い目で見て期待が出来るかも。
ワールドホールディングス(2429)▲14.46%
製造業向けの派遣事業を行っている。業態が、政治的にいろいろなリスクは抱えているものの、近年の製造業の国内回帰の流れにあわせて急回復中。PERも割安。全体のチャートを見る限り、一旦休憩もあり得るが、長い目で見て今買っておくのは悪く無いと思う。
大王製紙(3880) ▲15.50%
お家騒動で話題となった紙屋さん。新聞用の紙や、青果用のダンボールなどは微妙だが、新開発のキッチンペーパーなどでがっぽり稼いだらしい。下げたとはいえ、PER/PBRも十分上にいるし、財務も良いかと言われれば、うーんって感じ。正直、積極的に手出ししていきたい感じではないが、15%も下がれば反発もあるかも。
まとめ
今回もまた『投資は自己責任』でお願いします。ただ、ピックアップさせてもらった銘柄は、比較的PER/PBRも低く、成長性で見ても中々面白い銘柄も多かったかなあと思います。ただ、『此処直近で下げた』だけでなく、いろんな要素を組み合わせて買うべき銘柄は選ぶべきですが、それもひとつの要素かな、なんて思います。
来週は、良い報告が出来るといいのですが、こればっかりはよく分かりませんね。では、皆様のポートフォリオも上向きになることを期待して。
ではでは、今日はこのへんで。
(なお、データ・グラフ等はトレーダーズ・ウェブさんを参考にしています。)