こんにちは。NISAの100万円の投資枠を埋めようと、毎月8万円(8*12=96)の投信積立をした結果、手元流動性がほぼ枯渇しヒイヒイ言っております。
毎月分配型投資信託と無分配型投資信託
さて、NISAで長期間運用する予定であれば、『毎月分配型投資信託ではなく、無分配型投資信託を選びなさい。』と、様々なところで耳にしますよね。
例えばこんな感じ。そもそも、毎月分配型と無分配型の違いをざっくり説明すると、毎月分配型は、収益・元本から定期的に行われる『分配』を元に投資の成果を受け取る投資信託であり、無分配型は蓄積されていった収益を元に計算された基準価格の『値上がり』を元に投資の成果を受け取る投資信託のこと。
一般に、毎月分配型は
- 投資のリターンが毎月払いだされてしまう為、複利効果が弱い
- 出金の作業が発生するため運用コストが上がる
- 再投資するとNISA枠を使ってしまう
ことがデメリットだと言われています。特に、NISAで利用する場合、3は痛い問題。例えば、1年目に100万円の投資信託を購入し、5万円分の収益が上がったとします。それを全て分配金として受け取った場合、同じ投資信託を買うと一般課税枠で購入することになります。ですが、無分配型だと自動的に5万円が再投資されるため、NISA枠の枠内で再投資が出来るのです。
無分配型投資信託はルール違反?
まあ、ここまでは『そんな話知ってるよ』という人も多いかと思います。じゃあ、そんな美味しい『無分配型投資信託』はどうやって探せばいいのでしょうか?
実は、制度上『無分配型投資信託』を作ることは出来ないという説があります。投資信託の利益は、分配金の発生か売却を行った時の値上がり益が確定するまで課税することができません。その為、永遠に課税が出来なくなる可能性があるため、『一定期間を超えて無配当の投資信託を作ることは出来ない。』という、説があります。
では、無分配型投資信託とは何なのでしょうか?建付けとしては、『年に1回決算して状況次第では配当するかもよ。』ということにして、『やっぱり、資金を有効活用するために利益は繰り延べまーす。』ということを繰り返しているんですね。
例えば、価格コムランキング一位の『フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド』の無分配型であれば、決算時にこのような記載がなされます。
(参考:http://www.fidelity.co.jp/fij/fund/hyjpyd/HYJPYD_0514.pdf)
『成長を追求する観点から無分配とさせて頂きます。』こういった決算時に入る投資信託が『無分配型』になるんですね。
無分配型投資信託の探し方
では、上記の条件に当てはまる投資信託の探し方についてです。ひたすら決算レポートを読みまくって探すのは大変ですよね?検索サイトを上手く使えば、100%では有りませんが、無分配型の投資信託を探すことが出来ます。
同じ検索の仕方ができれば、どこのサイトでもOKですが、ひとまず
を例にとって説明します。
検索するときに指定する項目は2つ。
- 決算回数 ・・・ 年1回
- 前回分配金 ・・・ 0円以下
あとは、お好きな条件を。無分配型の投資信託は、概ね決算回数を1回にする傾向があります。また、当然ですが分配金も年0円になります。まあ、本当に運用成績が微妙すぎて分配できない投資信託が引っかかることもあるのですが、これで概ねスクリーニング出来ます。また、名称に『資産成長型』と含まれていれば、『無分配型』の方針を取っている可能性が高いです。
それでは、良い投資ライフを。