ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

SBI証券を利用し始めてからやった3つのこと

そういえば、キャッシュバック目当てで昔作った口座があったなあと思い出し、定期預金の満期分をSBI証券につっこんで早数ヶ月。残念ながら、タイミング的に『アベノミクスでウハウハ』とはならず、大いに個人の趣味の混ざった銘柄をチョイスした結果、パフォーマンスもビミョーなところではありますが、今のところ大損をすることもなく運用出来ております。
今後の備忘録も兼ねて、SBI証券でやった3つの設定変更についてまとめてみます。なお、設定変更は全てここからできます。

料金プランの変更


資金額が100万円程度の弱小投資家は、1回あたりの取引で複数単位を動かすことはほとんどありません。というわけで、料金は1回あたりの金額ベースのスタンダードプランより、1日あたりの金額ベースのアクティブプランのほうがお得なことが多くなると思います。なお、設定変更は月単位でしかできませんので、ご注意を。

貸し株サービスの申し込み

SBI証券では、『貸株』というサービスを利用できます。これは、銀行の預金のようにSBI証券に株を預けるサービスです。まとめると・・・

  • 貸株を利用すると、買った株が自動的にSBI証券に貸し出される。
  • 貸株をしていても、いつでも好きなときにその株を売ることが出来る。
  • 貸株料を受け取れる。貸株料は銘柄によって異なるものの、0.1%から5%(年利)。
  • 貸株銘柄は、配当・優待を受け取れない。ただ、権利確定日前後に自動的に貸株を解除する設定が出来る。

ただ設定しておくだけで、都市銀行の定期預金なんかよりは、よっぽど高利回りの利息を受け取ることができます。

さて、うまい話には落とし穴があるものですが、貸株にも2点注意すべき点があります。

資産の保全

通常、証券会社で買った株は、分別管理といい、証券会社とは別の資産管理専用会社にて管理されます。よって、証券会社が破産しても、あなたが買った株の権利は残るようになっています。ただ、貸株をしている場合、証券会社が倒産すると、株が戻ってこなくなる可能性があります。預金保護のようなものは無いのです。
もっとも、SBI証券が急に倒産する可能性はかなり低いと考えられますが、そういったリスクも頭に入れておいたほうが良いでしょう。

優待の保有期間リセット

ビックカメラなど、保有期間に応じた株主優待制度を設けている会社があります。この手のサービスは、株を取得した際に発行される『株主番号』を元に行われていることがほとんどです。ですので、一度取得した株を全て売却した上で買い直した場合も連続保有の権利は失われるのと同様に、貸株を行いSBI証券に株を移しても、番号がリフレッシュされますので、注意が必要です。

配当金受取方法の変更

なんだか、説明がこまこましていてわかりにくいのですが、『株式数比例配分方式』に変えると幸せになれます。
この設定をしておかないと、配当金の受取証が登録住所に送信されてきます。大抵の会社の受取証は、郵便局の窓口で引き換えを行うことになっていて、大変面倒なことになります。この設定を行うと、SBI証券の口座に自動的に振り込んでくれますので、配当金の受取損ねもなくなり便利です。

以上、皆様の参考になれば幸いです。