某SIerで原価コンサル見習いを初めて早3年。今まで、色んな方のお話や書籍、ネットの記事に触れてきて、どうも『標準原価計算』について誤った認識を持っている人が多いなあと感じました。ここで、僕なりの知識や考えを整理して見たいと思います。(※あくまで見習いの下っ端が書いている記事なので、正式な見解については偉い先生に聞いてくださいw)
『標準原価(原価標準)の計算』と『標準原価計算』の違いについて
まずは、ここからですね。「え、なにそれ。なんか違うの!?」と思って貰っても結構です。この段階から違いが分かっていない人は結構多いみたいですから。
標準原価(原価標準)
- 品目(製品・中間品等)1単位を作るために必要なコスト
- 材料費・労務費・経費について、標準消費量*標準単価を掛けて求める。
- 実際原価計算を採用している場合でも、価格設定・能率分析の為に計算することもある。
『標準原価計算』と『実際原価計算』の違いについて
次に、この2つの違いについて考えてみましょう。両者の本質的な違いは、受入・払出時の原価について
点にあります。ここで注意すべき点は、実際原価は、
- 実際単価*実際数量
- 予定単価*実際数量
のいずれでも良いことになっています。
『標準原価計算』と『実際原価計算』はどちらがいいの?
これを見て、『なーんだ、実際っていいつつも予定じゃん』と思われる方もいらっしゃるかと思います。
追記しました(2015年4月2日)
lacucaracha.hatenablog.com