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ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

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ホットエントリーの傾向からはてなの狙いについて考える



こんにちは、らくからちゃです。

毎日ってわけではありませんが、こつこつブログを書いていたら、総ブックマーク数が6万を越えました。

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PVも欲しいし収益も嬉しいけれど、読んでくれた人からの補足や感想のひと言を添えられたブックマークを糧にここまで続けてくることが出来ました!本当に本当に有難うございます(´Д⊂グスン

何度も書いてきましたが『ブックマーク』は"良いね!"では有りません。ブックマークをする理由は様々でしょう。何かひとこと言いたい人、周囲の人に伝えたい人もいれば、純粋に後で読み返すために記録したい人も居るでしょう。中には、応援したい!という気持ちからブックマークしてくれる人も居るみたいです。お気持ちは大変有り難いのですが、それが過度に行われてしまうと、『互助会』であるとか『不正ブックマーク』なんて言われかねません。

ホットエントリーの仕組みは『はてな』にとっても非常に価値の高い資産ですが、あまりにも同じような記事ばかりになってしまうと、価値か下がってしまいます。そういった事態を避けるために、『多分こんなことをしているんだろうなあ』ということが、なんとなく見えてきましたので、まとめてみます。

素人の所感のため、内容の正確性は保証しませんのであしからず。

ホットエントリーの傾向と対策

 まず本稿で取り上げる『ホットエントリー』とは、はてなブックマーク - 人気エントリーにて掲載されている『ホットエントリー(総合)』のことを指すものとします。

詳しい方はご存知だと思いますが、はてなブックマークが3つくらいつくと『新着エントリー』に掲載されます。その後、一定のブックマーク数を獲得すると、各カテゴリ別の『人気エントリー』にも掲載され、更に多くのブックマークを獲得すれば、『ホットエントリー』にも掲載されます。

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(ホットエントリーの条件と効果についてまとめてみた)

どの記事がホットエントリーになるのかは、相対評価です。しかし同じ時期に投稿され、同じようにブックマーク数が伸びている記事でも、ホットエントリーに掲載されるタイミングが異なるケースがあります。ここ最近の傾向を見ていると、以下のような点が見受けられます。

1.コメント数重視

ブックマークの種類を大雑把に分けると

  • コメント付ブックマーク
  • 無言ブックマーク
  • 匿名ブックマーク

の3つに分けられます。同じブックマーク数でも、概ねコメント付ブックマークの数が多いものが優先されるように見られます。

ブックマークされる記事には、大雑把にお役立ち情報を提供する『インフォメーション系記事』と、賛否両論湧き上がる『オピニオン系』に分けられます。無言・匿名ブックマークを多く獲得しやすい勉強法などのインフォメーション系記事よりも、活発な議論でブクマが盛り上がるオピニオン系のほうがよりホットエントリーに入りやすくなったように見られます。

この傾向は以前からありましたが、去年の8月頃からかなり強くなったような気がします。

2.上位記事の掲載期間の長期化

獲得ブックマーク数が多い記事でも、時間の経過とともにホットエントリーの掲載対象から外れます。以前は、どんな記事でも比較的一律の期間で掲載されていましたが、ブックマーク獲得数の多い記事は、より長期間ホットエントリーに残るようになったように見られます。そのため『議論が活発な記事』にますます人が集まるようになり、以前よりも1000ブクマ超の記事が増えたように見られます。

この傾向は去年の10月頃から出てきたような気がします。

3.カテゴリ分散

ある時期からホットエントリーの掲載条件として、全体のブックマーク数だけでなく、それぞれのカテゴリ毎の順位も考慮されるようになりました。そのため、比較的ブックマーク数の多い『暮らし』の記事と、少ない『おもしろ』の記事では、後者のほうが同じ条件でもホットエントリーに入りやすくなったように見られます。『あれ?40ブクマあるのにホットエントリーに入らないなあ』と思い、試しにカテゴリを変えればすぐにホットエントリー入りしたことがあります。恐らく記事の属性を分散させることが目的なんでしょう。

この傾向は去年の12月頃から出てきたような気がします。

4.新規記事の順位優遇

掲載順位についても変化があるように思います。以前は、下から徐々に順位があがり、一定の時期になると一気に下がっていく仕組みでしたが、ここ最近は、ブックマーク数の少ない記事も高い順位につくことが多くなったような気がします。はてなブックマークのヘビーユーザーは順位が低くとも興味のある内容であれば閲覧するけれど、そうでない人は上位の記事しか見ないということに応じて行われた対応でしょうか。

この傾向は今年の2月頃から、出てきたような気がします。

はてなの狙いと現状

素人の所感ですが、概ね2ヶ月置きくらいの感覚でホットエントリーのポリシーを変えてきているような気がします。ここしばらく打ち出してきた施策は『コミュニティとしてのはてなの活性化』を狙っているように思えます。ユーザー間での議論を活性化させ、記事もいろんなものを回していく。なんだかそんな意図があるように見えてきます。それはそれで良いのですが、比較的同じネタの記事が多くなってきてしまった気がします。

ちょっと古いデータで申し訳ございませんが、実を言うとはてなブックマークの7割近くが『コメント無』のものです。

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(はてなブックマーク&はてなスターランキング~2016年度上半期~)

ホットエントリーは、RSSリーダー等を通してご覧になっている人も多いようで、大したブックマーク数もなければ、順位も低い記事に一気にアクセスが集中してびっくりすることがあります。(基本的にホットエントリーからの集客は、タイトルが全てだと思います。)

その一方で、1000ブックマーク以上集めても、得られるPVは3万〜5万が関の山です。ブックマーク数が多いと検索順位が上がる・・・なんて都市伝説を聞いたことがありますが、わたしの経験上は直接の相関性はありません。(ブックマーク数ではなく一緒に行われたツイートの数が影響している可能性はあるかもしれませんが)

また定期的に『NG機能実装』への声も耳にしますが、コメント付ブックマーク機能を使ってくれるブロガー勢は、コミュニティとしてのはてなを維持するための重要顧客のひとつでもあります。しかしコミュニティ自体の規模が大きくなれば、ますますホットエントリーのシステムが各利用者の嗜好から離れていってしまう可能性があります。そのことは、以前こちらの記事で指摘させて頂いたとおりです。

時折『ホットエントリーへの対象除外式フィルターの導入を』という声を聞きますが、はてなはずっと、お気に入りや関心キーワードなど対象抽出式のフィルターを推してきました。うまくいくかどうかはさておき、今後より一層のコミュニティ規模の拡大を狙うには、除外式よりも抽出式のフィルターのほうが有用です。

基本的にホットエントリーは『あなたが読みたい記事』ではなく『みんなが読みたい記事』を掲載されるべきものです。コミュニティの規模が大きくなれば、その判定は益々難しくなります。はてなさんも随分と苦心した結果、現状の『コミュニティを盛り上げる』という方向性に落ち着いていったのでしょうか。

しかしその結果として、いわゆる(うちも入る!?)『互助会炎上系ブログ』や『おもしろ増田』に優位な状況になりつつある気がします。それはそれで好きなのですが、今まで陰ではてなを支えてきてくれたコメントなきブクマを切り捨ててしまうのもどうかなあと思うんですよね。そのあたりも考えて頂いたほうが良いかもしれません。

ではでは、今日はこのへんで。