ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

ボーナス一括払いはポイント還元率8%と同じ価値があるという考え方

こんにちは、らくからちゃです。

気づけばすっかり春ですね。通勤路の桜もほぼ満開に近くなり、わたしの今期の目標達成シートと同じくらい、真っ白な道のりを、実に清々しい気持ちで出勤致しております。

この春から新生活を迎える人も多いと思います。一人暮らしを始める人は、思った以上に物入りでヒィヒィ言っている方も多いかも。現代人には『魔法のカード』があるので、多少はなんとかなると思いますが、初任給が吹き飛ばないようにご注意くださいね。

そうそう。その魔法のカードは、ちょっとした呪文を加えるだけで使える上級魔法があります。簡単ですので伝授しましょう。

ボーナス一括払いできますか?

です。

ボーナス一括払いの使い方

随分、うさんくさい入りになっちゃいましたけど、今回はクレジットカードのお話です。ところで皆さん『ボーナス一括払い』ってちゃんと活用してますか?

なんか後輩と話していると『そういや使ったことないですねー』『使い方が良くわかんないんですよね』『なんか使いすぎちゃいで怖くて』といった話もよく聞くのですが、結構なじみが無いひとも多いみたいなんですよね。

なのでまずはざっくりポイントをまとめてみましょう。

支払が最長9ヶ月後になります

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(出典:ボーナス一括払い【手数料無料】】|moteca(モテカ)カード|便利なサービス|佐賀銀行)

クレジットカードで買い物をすると、タイミングにもよりますが、通常翌月か翌々月に請求がやってきます。ボーナス一括払いでは、カード会社や設定によりけりですが、

  • 12月~6月の買い物・・・8月支払
  • 7月~11月の買い物・・・1月支払

となります。つまり、支払いの時期を最長で8ヶ月後にズラすことが出来るようになります。ただ単純に支払いの時期が変わるだけですので『正社員じゃなくてボーナスは貰っていない』という人でも全く問題ありません。

金利・手数料はかかりません

しかもさらに、ボーナス一括払い・2回分割払いは、主要なクレジットカード会社では金利や手数料は発生しません。

これはかつて『割賦販売法』という分割払いのルールを定めた法律で、"2ヶ月以上かつ3回払い以上"を金利や手数料の取れる取引の対象と定めていたため、ボーナス一括払いも2回分割払いも、お金の貸付ではなくタダの立替扱いとなっているからだという話を耳にしたことがあります。

現在の法律では、金利・手数料も取れるようですが、継続して無料にしている会社が多いようですね。

使えるケースには条件がある

ボーナス払いの場合、お店への支払もボーナスの時期まで遅くなります。お店にとっては、あまり嬉しくないサービスですので、ボーナス払いをOKにするかどうかは、お店側が判断できます。

またクレジットカード会社側でも、1万円以上の支払いの場合のみ使えるなどの制限を設けている場合もあります。

なお分割・リボ払いは、一括払いと同様に店舗に支払い、クレジットカード会社が入金までの間は立替を行い、その分の金利を徴収する仕組みとなっております。そのため『カード会社に旨味がある』『加盟店への負担が無い』ため、定期的にリボ払いにせえへん?というメールが届くわけです。

『ボーナス一括払いできますか?』と聞くだけ

ただお店側もデメリットばかりではありません。

支払いが不安で買うのを諦められるよりはずっと良いと思っているからこそ使えるようにしているわけです。よって一度の支払額が小さいスーパーや飲食店では対応していないお店も多いようですが、支払いが高額になる家電製品や家具を取り扱うお店や、アパレルショップなどでは、かなり高確率で対応しています。

対応しているお店なら、お店での処理は翌月一括払いでの支払いと違いは何もありません。コンビニでお弁当につけてくれるおしぼりみたいなもんだと思って、積極的に活用していきましょう。

ポイントは減りません

金利や手数料が無い代わりに、ポイントが減らされちゃったりしない?とお思いの方もいるかと思います。カード会社からすると、翌月一括払いとくらべてメリットもデメリットもさほどなく、ポイントを減額するような会社も聞いたことはありません。

もっとも、リボ払いのような『旨味』もないので、あまり快くも思われていない可能性はあるかもしれませんが。

オンラインショッピングでも使える

リアル店舗だけでなく、オンライン通販でも利用できる場合もあります。

ヨドバシカメラ

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まずは皆様御存知のヨドバシオンライン。最後の決済方法を選ぶところでボーナスを選ぶだけですなあ。

楽天

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楽天も店舗によってはボーナス払いに対応しています。こちらも支払い回数を選ぶだけです。

ViewSuicaカード

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あとちょっと特殊なものとして、ViewSuicaカードではネット上でボーナス一括払いに変更できます。

但し、1万円以上の支払いのみ対応ですので、上手に使うにはオートチャージを1万円単位にしましょう。また指定商品専用枠というのが設けられているのですが、かなり小さく、調子に乗っていると、オートチャージが出来なくなっちゃいます。

どれだけおトクになるのか

『支払いが半年後になるだけでしょ?』と思うひともいるかもしれません。でも、こう考えてみてください『ボーナス一括はポイント還元率8%と同じ価値がある』場合がある、と。

クレジットカードで、キャッシングやリボ払いなどを利用した場合、年率18%もの高金利がかかります。例えばボーナス一括払いで1月に8万円の買い物をしてリボ払いで支払いをした場合、下記のようになります。

  元本 金利・手数料
2月 ¥10,000 ¥1,025
3月 ¥10,000 ¥966
4月 ¥10,000 ¥917
5月 ¥10,000 ¥739
6月 ¥10,000 ¥611
7月 ¥10,000 ¥443
8月 ¥10,000 ¥305
9月 ¥10,000 ¥152
合計 ¥80,000 ¥5,158

支払う金利・手数料は、合計で¥5,158にもなります。じゃあ、ボーナス一括払いにして、同じ額だけ貯金したほうが絶対にお得ですよね。更に毎月支払いうリボ払いではなく、一括して返済するケースで比べてみると、年率18%の8ヶ月分は12%にもなります。

これは最長期間を借り入れたケースですが、例えば2ヶ月分でも3%の還元率になります。平均して5.5ヶ月の利用するとすれば、金利換算すると8%ですね。そう考えると、物凄くおトクな感じはしませんか?

ボーナス一括払いは怖いもの?

また『ボーナス一括払いだと、翌月一括払いと較べても使いすぎちゃいそう』と思うひともいるかもしれません。使う人次第のところもありますが、ボーナス一括払いを上手に使えば

  • 日常的に発生する必要経費
  • まとまって使う投資

を分けて考えやすくなるメリットがあります。

支出額のブレが大きいと、余分に手許にお金を残しておくことで、うっかり使いすぎるリスクも生じます。またいきなり大きな支払いが発生して、引落に失敗する可能性もあります。

毎月の必要経費の予算を計算し、その決済をするのに十分な金額だけ日常用口座に残しておく。そして一定額を定額貯金や積立投資などで残しておく。大きめの出費に使う金額は、半年間分で管理する。

きちんと分けて考えられるようになれば、ひとによっては節約にも繋がりますね。

不確実な未来とのつきあい方

さてさてどうでしょう。

『お金には困って無いし、リボ払いなんて絶対使わないから、その試算はありえないよ』という人おおいかなーと思います。確かにキャッシングやリボ払いの金利と比較するのは、たいていの人にとっては極端すぎます。

でも自由に使える現金が手許残すことは、非常に大切ですよ。

リボ払いの危険性については義務教育で教えるべき!なんてTweetや投稿を見かけることがありますが、それに関するわたしの意見は下記の通り。

高額な金利を余り表に出さず、うっかり登録させたり、ポイントで釣ってリボ払いにさせたりするのは言語道断だと思います。

ただですね!いくら読解力(リテラシー)があっても、どうしても手許のお金が少なくなる可能性は、誰しもあります。

引落に失敗して、信用情報に傷がつくくらいなら、リボ払も活用するかな・・・って判断は間違ってはいないと思います。私も過去に、予想外の出費が立て続けに発生して『あとからリボ』に手を出しそうになったことはありました。

ただ『リボ払いは怖いからやめましょう』ではなく、他にどんな代替案があるのかを示すのかが大事じゃない?

その中の一つの選択肢が『大きめの出費はボーナス一括でしておき、翌月払ったつもりで緊急用の現金を厚めに貯めておく』『定額貯金等と組み合わせて、セルフ分割払いにする』です。ボーナス一括払いにしても、当然支払の総額は変わりません。ただ手許に同額の現金をプールすることが出来ますので、緊急時はそちらを使用し、ボーナス払月まで現金の算段をするための時間を稼ぐことも出来ます。

役に立つかどうかはさておき、こうした手段も考えていくのは、大事じゃないでしょうか。あれは駄目、これは良くないと言うだけでなく、代替案も含めながら考えることこそ『リテラシー』ではないのかなあと思う次第です。

ではでは、今日はこのへんで。