ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

お金の使い方が上手い人と下手な人の違い

こんにちは、らくからちゃです。

今年もいよいよ年の瀬。いろんなことがあった一年だけど、振り返れば、個人的に一番大きかったのは、貯蓄(貯金+投資)が1,000万円を越えたことだったような気がします。

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以前、記事にもしましたが『20代が世帯主の家計の20%』『30代独身男性の25%』が、だいたい1000万円くらいは持ってるみたいですね。

というわけで、とりわけ自慢できる話でもないと思うけど、目標としてきたラインを達成して、心機一転、もっと有意義にお金を使っていきたいなと思う次第です。

そんなわけで、身の回りのひとのお金の使い方を改めて見てみると『あ、この人お金の使い方がうまいな』って人と『いつも残念な使い方してるな・・・』って人がいるなあと気がついたので、その違い(?)について個人的に感じたことをまとめてみたいなあと思います。

お金の使い方

お金の使い方が下手な人はモノを買っている。
お金の使い方が上手い人は時間を買っている。

 はい、まずはこれ。

  • 無料のドーナツのために1時間寒空の下に並ぶ人
  • 1円でも安いガソリンを探して走り回る人
  • お刺身が半額になるまでずっと待っている人

趣味としてやるなら、お好きにどうぞだけど、節約としてみるなら、かけた時間に見合った対価ってある?と思う微妙な節約に力を入れているひとはよく見る。そんなことに時間を使うくらいなら、多少高くてもさっさと買った方がマシじゃねえの?と。

時間をお金で買う発想は、『お金持ちだから時間をお金で買うことが出来る』ものだと思ってた。でも最近思うのは『お金で時間を買ってきたから、お金持ちになれた』んじゃないのかなーと。

つまりさ。

お金の余裕スパイラル

  1. お金で時間を買って、生活に余裕を生み出す
  2. 生み出した余裕で、住宅・旅行・勉強など、お金のかかる活動の効率を高める
  3. 更に生まれた余裕で再投資を行う。

お金の不安スパイラル

  1. 数十円、数百円単位の節約に精を出す
  2. お金のかかる出費で失敗する
  3. それを取り戻すために、また目の前の小銭のために時間を使う

このどちらかに別れるのが見えてきた。図にするとこんな感じ?

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とはいえ、無料ドーナツに並んでいる人に対して、『時給換算してみろ!全くムダじゃねえか。』と主張するのは正しくない。時給換算して比較するなら、『無料ドーナツに並ぶくらい』自分の好きなタイミングに、全く何の能力もなくお賃金が貰える仕事があることが前提だけど、そうそう都合よくは無いよね。

むしろ『数十円・数百円単位の節約』に、我々にとって一番大切なリソース、つまり個人の時間や関心を割り当ててしまうことの弊害のほうがよっぽど大きい。

かつて、「家事」は、レベルを上げて物理で殴れって名記事を残した人がいたけど、お金の力で解決できることは、ローンを組んででも、お金の力で解決して、もっと自分でしか解決できない問題に注力するのは正しいと思う。

時給換算することの意味はないと思うけど、節約活動に精を出すになら『それをすることによって削られる睡眠時間を上回る価値があるか?』を基準に考えたほうがいい。睡眠不足からくる諸々のミスは、もの凄いお金と時間の浪費に繋がりかねない。しょうもないことするなら、さっさと寝たほうが良いですな。

何を買うか

お金の使い方が下手な人は安いものを買っている。
お金の使い方が上手い人は欲しいものを買っている。

で、お次がこちら。

お金の使い方が下手なひとほど、買い物の回数自体は多い。買ったキッカケについて聞いてみると、そういう人ほど『安かったから』と答えが帰ってくる。彼らの購買行動の中心にあるのは、『値段』で、その他の要素は二の次になっていることも多い。

なんか、お金がないから欲しいものが買えないとか『安物買いの銭失い』とかそういった次元じゃなくて、消費活動への主体性が無いって言ったほうが正しいんだよね。

『自分が、いま必要なものは何か?』というビジョンが無いから、50%オフ!といった数値に踊らされて微妙なものを買ってしまう。お金の使い方が上手い人ほど『自分が、いま必要なものは何か?』がきちんと整理できてる。だから彼らの買い物には、迷いやムダが少ない。

『欲しいものが無い』という人は多い。まあ確かに、ピンとくる商品やサービスの少ない時代だけど、そういう人の中には、自分が欲しいものをちゃんと意識して整理していないひとも多いんだよね。

自分が欲しいものに関する情報が、向こうからやってくるとは限らない。人に話を聞いて、本を読んで、お店に行く。『ほしいもの探し』にちゃんと時間を使えるかどうかは、大事なポイント。

お金とリスク

お金の使い方が下手な人はランニングコストを意識する
お金の使い方が上手い人はイニシャルコストを意識する

最終的な『トータルコスト』は、誰であれ安いほうが良いに決まってる。ただ、どこを重視するのか?は結構ひとによって違ってくる。みていて気がついたのは、お金の使い方が下手な人ほど、ランニングコストを意識していること。

この時期、パソコン売場に行くと、年賀状用にプリンタが売ってる。いろんな謳い文句があるけど、『1枚あたり○○円!!』みたいなのって結構目立つように書いてあるよね。

不思議とお金の使い方が下手なひと、特に貧乏なひとほど、ランニングコストのお得感に弱い。最初は逆だと思ってたんだよね。初期費用が出せないんだから、むしろイニシャルコストに意識するのかな、と。逆に、お金の使い方が上手でお金に困っていないひとほど、初期投資に掛かる費用、いわゆるイニシャルコストに大して敏感なことが多い。

話していて気がついたのが、お金の使い方が上手な人ほど、リスクに敏感なこと。

『1枚あたり○○円』を計算するなら、消耗品の値段だけじゃなくて、本体の初期投資分も最終的に使った枚数で割って計算する必要がある。でもそれって、どれくらい使うのかによって結構金額は変わってくる。

イニシャルコストが高いと、ブレ幅が大きくなる。お金の使い方が上手い人ほど、将来が読めないことによるリスクを嫌う傾向が大きい。まとめ買いで値引きとかにも、最終的に使い切るかどうかがわからないものには手出ししない。

失敗することもあるけど、失敗しないことと同じくらい、失敗したときの被害を最小にすることも大事。

情報の集め方

お金の使い方が下手な人は自分で調べて解決する
お金の使い方が上手い人は他人の知識を活用する

 あと『自分の能力の限界』っていうのをどの程度意識するのかにも、結構な違いがあるんだよね。

お金の使い方が下手だなあと思う人ほど、むしろ買い物については一生懸命なんだよ。スペックをひとつひとつしっかり見比べて、ネットで十分に事前調査もする。ひとつの商品を買うのに、ものすごい労力をかけている人も多い。

一方、お金の使い方が上手だなあ、ゆとりをもって生活してるなあと思う人ほど、信頼できる知り合いや友人の情報を参考にしてることのほうが多いん。

ネットで調べるには、『どんなキーワードで検索すべきか?』を知っている必要があるし、検索したキーワードに対する答えしか得られないことも多い。一方、自分のことをよく知っていて、その分野に強い知り合いに聞けば、自分が気が付かないポイントや、もっといい代替案を教えてくれることもある。

『ネットしか情報源のない情報弱者』は、それができないけど、金銭的にも時間的にも余裕をもって生活している人には、それができるだけの人脈を持っていることも多い。前に、うちのばあちゃんがマンションを3割引で書いた話を書いたけど、おいしい話ほど、まずは身内に回ってくることも多いんだよね。

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取引の仕方

お金の使い方が下手な人は店員を敵だと思う
お金の使い方が上手い人は店員を味方につける

じゃあ、どうやったらそうしたおいしい話が回ってくるのか?を考えてみると、取引を短期的な勝ち負けでしか考えていないか、長期的な共存共栄で考えられるか?の違いって大きい。

お金の使い方が下手な人の思考法は、基本的に取引=ゼロサムゲームなんだよね。勝つか、負けるか。どのように1円でも安く買うのか。相手の1円のトクは、自分の1円の損。それが全て。

例えばさ、A案もB案も自分にとっての負担は同じ。でもA案だと相手は少しだけ楽が出来るという状況の場合、A案を選ぶ以上、安くしてもらわないと損であり、負けたと思っちゃう。

まあ、間違ってる、とまでは言わないけどさ。そういう取引をするひとは、同じような価値観の人にしか相手にされず、結局回り回って損をしている。

この人、トクな生き方してるなあと思う人ほど、『まずは自分と相手の合計価値を最大化して、長期的にお互いがメリットを得られるようにしよう』とする。うちのばあちゃんなんか、まさにそういうタイプだけど、人とおいしい話が自然と集まってくる。

そりゃそうだ。誰だって『あの人が来たらむしり取られるかも・・・』と思うひとより、いつだって気持ちよく取引してくれるひととの接点を増やしたいさ。大事なのは、お金の使い方だけじゃない。どうやって人と接するのかも含めて、買い物の仕方が変わってくる。

お金に振り回されない生き方

『上手なお金の使い方』って言っても、ひとによって定義や解釈も全然違うだろうし、そんな漠然としたものについてアレコレいうのもおかしな話なんだけどさ、『このひといつも上手にやってんなー』と個人的に思うひとの共通点を整理すると、こんな感じ。

お金の使い方が下手な人はお金を支配しようとする
お金の使い方が上手い人はお金を距離を置こうとする

 持っている金額・稼いでる金額に関わらず、お金の使い方が下手な人ほど、生活の全てがお金に支配されてる。そして、失敗することに怯えている。一方、上手な人ほど、自分の人生が中心にある。

お金の使い方が下手な人が、お金を打ち負かそうとする一方、上手い人はもっと有意義なことに自分の時間を使おうとする。これって『余裕があるからこそ出来ること』だと思ってきたけど、案外『余裕を作ろとした結果出来るようになった』ケースも多いんだよね。

まあなんやかんやで、それなりに手元資金に余裕もできたので、来年はもう少しゆとりをもった生活を目指そうかなーと思う今日このごろです。まずは、基本から勉強しなおしておこうかと思います。

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ではでは、今日はこのへんで。