ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

入社2年目の給料・税金・社会保険料について

こんにちは、らくからちゃです。

いま話題の裁量労働制でお賃金を貰っております。弊社は、入社3年目より裁量労働制にするかどうかを選べます。裁量労働制えらぶと40時間のみなし残業手当が付与され、毎月8万円ほど頂ける仕組みです。

アレコレと言われている裁量労働制ですが、わたしの場合、平均するとみなし残業の範囲に収まってますし、毎月の収入のブレが少ないのは家計管理の点からもとても助かります。ただ毎月代わり映えのしない給与明細を見ると、『今月はいくら貰えるのかな?』とワクワクしていた頃が懐かしくもあります。

そういや改めて、あの頃は幾ら貰ってたたんだっけ?と、入社2年目、2011年分の給与明細(全部スキャンしてる)のデータを集計してみたところ、こんな感じでした。

ド―――(゚д゚)―――ン!

給与

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賞与

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勤怠

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入社2年目でどれくらいのお給料が貰えるのかな?手許にはどれくらい残るのかな?と思っているひとも多いかもしれませんので、当時のことについてまとめてみます。弊社事例なので、一般的ではないかもしれませんが、就活生や新入社員のかたのお役にたてば幸いです。

給料

基本給

弊社の賃金体系は、初任給は高めな一方、世間一般と比べると昇給が少ない&家族手当等の諸々の手当が一切ないという特徴があるそうです。

それでも少ないとはいえ昇給はあります。弊社の場合お賃金があがるのは、6月支給分より。弊社は2,000円しか上がりませんでしたが、世間一般での相場は、大企業6,500円、中小企業3,500円とか。ちなみに、去年の大手企業の平均は7,755円だそうです。

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賞与

いわゆるボーナス。基本給 × nヶ月分みたいな計算方法が多いみたいですね。弊社の場合、賞与が2ヶ月分にちょこっと調整が入った数字と、退職金前払分が0.5ヶ月分で、あわせて2.5ヶ月。

最近は、退職金制度がなく(計算めんどくさいし)賞与等に含めて支給する例は多いのですが、退職金とは違って税制優遇が無いので、確定拠出年金制度(iDeCo)を使って運用する手もあります。(個人的には、2年目社員にはあまりオススメはしませんが)

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なおボーナスの支給月数の平均は、大企業で2.5ヶ月、中小企業で1ヶ月といった調査結果があるみたいですが、ここは結構業種とかによって振れ幅が大きそうですね。例えば、製造業なんかは一般的に賞与の変動が激しいようです。

時間外手当

残業したときに貰えるやつですな。弊社の場合、

  1. 時間外手当(約2,100円/h)
  2. 深夜勤務手当(約2,500円/h)
  3. 休日出勤手当(約2,200円/h)

みたいな感じ。1年目のうちは、割りとお客様扱いで、残業なんかしなくていいから早く帰れって感じですが、2年目になると『とにかく数をこなせ!』となり、ガンガン残業する日々でした(;´Д`)

多いときは50時間、つまり平均2時間半、AM10時に出社したらPM9時に帰るような日々が続きましたが、この頃はまだ作業指示される側であり、作業時間に責任を持つ立場でもなく、きっちり残業時間は申請させて頂いておりました( ・`д・´)

(裁量労働になると、なんか面倒くさいし、自分のプロジェクトコストが増えるのもアレだしなどでナアナアになる人は多い)

特に残業代のために働く感覚ではなかったけど、お金にもなるし早く知識も身につけられてラッキー!くらいの感覚で、先輩の仕事を積極的に引き受けていたような気はします。年間通してみると

  1. 基本給・・・57%
  2. 時間外・・・19%
  3. 賞与等・・・24%

でしたので、残業代の占める比率は結構大きかったんですね。

税金

給料から天引きされる税金には、所得税と住民税の二種類があります。

所得税

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(出典:【図解】所得税の累進課税とは?その仕組みと計算方法をわかりやすく解説【所得税+住民税の早見表】 | アタリマエ!)

所得税は、累進課税制度を取っており、年間の所得額が増えるほど、税率があがります。195万円以下の部分は5%、195万円以上で330万円未満の部分は10%なんてルールです。所得税の計算のもとになる『所得』は、お給料から基礎控除や社会保険の支払額なんかが差し引かれるますので、案外負担は大きくありません。

改めて計算すると額面給与(基本給+時間外+賞与等)に対する割合は、約3.4%でした。

また累進や控除の制度があるため、年間通して見た場合に調整が必要になる場合がある。いわゆる年末調整ってやつですね。わたしの場合、6,650円ほど帰ってきてましたヽ(=´▽`=)ノ

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 住民税

入社2年目の給与明細と言えば、度肝を抜かれるのが『住民税』ですね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

住民税は10%スタートなので結構負担が大きいのと『前年の所得』から決まるため、入社1年目は(殆どの人が)払っておらず、いきなり給与明細にあらわれるため、かなり痛手があります(笑)

住民税が差し引かれるようになるのは6月からですが、その額なんと1万円!普段、公共インフラを利用させて貰っているとはいえ、中々大きな出費です(涙)

社会保険料

給料からは、税金だけでなく各種社会保険料も差し引かれます。金額が大きい順に

  1. 厚生年金保険料
  2. 健康保険料
  3. 雇用保険料

って感じ。

厚生年金保険料

将来、厚生年金を貰うために必要な保険料。払った金額が多いほど、将来受け取れる金額が増えることになってるけれど負担額は大きい。その額、お賃金18.30%!!一応、半額は会社が負担することになっていますが、それでも9.15%が持って行かれます。

ちなみに、何故『保険料』なのかというと、あんまりイメージに合わないかもしれないけど、年金って想定外に長生きしたときに備えて入る保険って位置づけなんですよね。

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厚生年金保険と健康保険の保険料は、毎年4月〜6月のお給料をもとに、次の10月から新しい保険料となります。そのため9月までは、入社直後のまだ残業も休日出勤もしらない汚れなき基本給から計算されます。

わたしの場合、10月から年金と健康保険あわせて9,000円近く天引き額が増えてしまいましたので、いま思えば結構重い負担です。

まあでも障害を負って働けなくなったときに受け取れる『障害年金』や、子供が小さいうちに亡くなったときに遺されたひとたちが貰える『遺族年金』も受け取れますので、イザといったときの備えだと割り切るしかないですね。

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健康保険料

そしてもう一つ大きなのが『健康保険料』です。これがあるから、窓口で支払う医療費や薬代が3割負担と、非常に低い金額になります。あと1ヶ月の医療費が非常に高額になってしまった場合には、高額医療費の付加給付が支払われ、実質医療費の上限が決まります。

で、案外知られていない気がするのですが、『健康保険料』や『1ヶ月の医療費上限額』って、勤務先の会社が所属している健康保険組合によって違うんですよね。

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ちょっと古いデータですが、上記記事記載時にまとめた結果ではこんな感じ。

会社名 従業員負担 事業者負担 合計
トヨタ 3.000 5.300 8.300
日立 3.700 5.000 8.700
パナソニック 3.510 5.490 9.000
日本電信電話 4.560 4.710 9.270
ホンダ 3.320 4.980 8.300
東芝 3.680 5.320 9.000
ヤマトホールディングス 4.430 5.570 10.000

結構差がありますねえ。自前の組合のない中小企業では、地域別の『協会けんぽ』というものを利用することになります。その場合、都道府県別に保険料が異なりますが、だいたいどこも大企業の組合よりも高い。

都道府県名 保険料率
佐賀県 10.210%
北海道 10.140%
香川県 10.110%
富山県 9.910%
長野県 9.910%
新潟県 9.860%

 労働者の負担割合はこの半分ですが、そりゃ自社で運用するよりも国の制度を利用したほうがおトクならそっちを使いますもんね。案外、こんなところでも中小企業と大企業の間の差はあります。

雇用保険料

失業しちゃったときなどに貰える失業手当を貰うために必要な保険料。会社員にとって、一番必要な存在のはずなのに、お世話になることが少ないからかあまり理解してない(;´Д`)

月々の支払額に関しては、前者と比べるとグッと少なく0.3%、月額2,000円ほどですね。安いのは有り難いのですが、逆にもう少し払ってもいいから、保証を手厚くしてくれたほうが嬉しいのになあと思っちゃうときもあったり。

入社2年目の生活について

 弊社の場合、月額35,000円(水道光熱費込み!)で利用できる6畳1間の社員寮があったのが有難かったですね。お風呂も大浴場があるし、フロアごとに洗濯乾燥機もあるし、食堂で缶チューハイ片手にワールドカップを見て、そのまま麻雀部屋に引きこもれる中々素敵な空間でした。

負荷が集中した場合は午前様になったり、休日出勤社して作業をしたりすることもありましたが、ひとりじゃ出来ないことも多く、今ほど負担はなかったですねえ。とはいえ逆に、先輩が頑張っている姿を尻目に、休みを取りたいとも言い出しづらく有給は5日間しか使ってませんでした。それでもこの頃は、やることすべてが新鮮で楽しかったのと、有給は3年間繰り越せる(法定2年)ので『まあそのうち使うっしょ』と思っていましたが、そうはならなかったですね(^_^;)

金銭面については、寮費支払後の手取りが毎月20万円以上あったので、車やバイクなどのお金の係る趣味のあるひとでなければ、結構みんな貯金もしていたような気がします。

ただお金より大事なのは、時間をどう使うのか?でしょうねえ。仕事もプライベートも、一番楽しい時期だと思いますが、できれば将来に繋がるような過ごし方が出来ればより良いでしょうね。残業代稼ぎなんてしてる場合じゃありません(笑)。

どなたかのお役に立てば幸いです。

ではでは、今日はこのへんで。