ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

28歳会社員の選ぶ グッと来た名記事 2015年編

こんにちは、らくからちゃです。

やーっと、本年の通常業務が終了いたしました!何だか、納会のメニューがだんだんしょぼくなっているような気がするのですが、『来年こそ、転職してやるもっと納会のメニューが豪華になるように、会社のために尽くすぞ!』と決意を新たにした一日でした。

年の瀬、ということで色々なところで『ことしの振り返り・まとめ』みたいなものが出てきていますね。そういえば、何だかはてなブログ大賞なるものが発表されたようですね。まあ、わたしはお呼ばれされませんでしたが(笑)いいなあと指を咥えながら受賞者の声を見ていると、エア言及を発見いたしました。

「2015年度最もはてブを集めたブログ記事のランキング」的な内容を想像していたのですが*1、はてなの有名ブロガーの皆さんに各々「今年のマイベストエントリー」を1つ選んでもらうという企画でした。

(中略)

*1:これは年内にらくからちゃさんがまとめて下さると期待

 え、えー・・・。そういうのは公式がなんか勝手にやると思うので、別に手出ししなくてもいいのかなーと思いつつ、『据え膳食わぬは男の恥』(違う?)と思い、勝手にまとめてみました。

2015年はてなブログランキングのランキング

はてなブログでは、毎週『今週のはてなブログランキング』と称し、対象期間中にブックマーク数の多かった記事のランキングを発表しています。

ブックマーク数は『いいね!』と『良くないね!』の両方を兼ねているところがあるので、多ければ多いほど『良記事』という訳では有りませんが、注目された記事であることは事実でしょう。

そこでひとまず今回は、同ランキングに掲載されたブログ記事からランキングを作って見ることにしました。ランキングの順位は、順位の逆数(1÷順位)の合算値としてみました。

いっくぞー( ・`д・´)

順位サイトURLポイント出現回数ブックマーク数
1 ぐるなび人気レストラン 6.34 48 24588
2 ゆとりずむ 5.84 35 19108
3 転職なら【リクナビNEXT】!-希望の求人がみつかる転職サイト- 5.42 15 12628
4 paiza開発日誌 4.10 26 16527
5 クックパッド開発者ブログ 3.91 42 19919
6 僭越ながら【1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ】 3.47 9 6936
7 外資系OLのぐだぐだ 3.08 12 7515
8 コスパ最強!!一人暮らしの簡単節約料理レシピ 2.82 10 7452
9 ゆううきブログ 2.58 6 4472
10 今日、なに食べよう?〜有機野菜の畑から~ 2.35 6 3597
11 Yukibou's Hideout on Hatena 2.34 14 6481
12 ひかる人財プロジェクト 2.19 12 6881
13 田舎で底辺暮らし 1.52 5 2945
14 さようなら、憂鬱な木曜日 1.50 8 4752
15 mizchi's blog 1.48 10 4867
16 きりんの自由研究 1.48 6 5763
17 日々の音色とことば 1.44 3 2567
18 書架とラフレンツェ 1.42 4 3579
19 東京で働くデータサイエンティストのブログ 1.41 3 2577
20 アルバイト・バイトの求人情報ならイーアイデム 1.41 8 3459
21 家計とお買いモノと。 1.38 4 3206
22 latest log 1.35 3 1935
23 おしい県でWebに携わって働く人のブログ 1.33 2 2998
24

クレジットカードの読みもの

1.32 17 7196
25 orangestarの雑記 1.32 7 4632
26 Konifar's WIP 1.29 8 4286
27 はてなブックマーク開発ブログ 1.23 6 3138
28 Sideswipe 1.20 2 2268
29 Block Rockin’ Codes 1.18 3 1598
30

オレシピ - 俺のレシピはお前のレシピ-

1.17 8 4712

_| ̄|Σ・∴’、-=≡( ☝՞ਊ ՞)☝ウゥッヒョオアァアアァwwwwwwwwwwww
やったあああああ!2位だ!

なんだか、企業サイトに挟まれて、若干居心地が良く無いのですが、2位に潜り込むことに成功しました!ブクマ数方式にしても3位でした。皆様、本当にご愛読いただき有り難うございます。m(_ _)m

2015年度『ゆとりずむ』の獲得ブックマーク

まじめにブログを書き始めたのがことしの5月位からですが、週刊ランキングに掲載された記事をまとめてみるとこんな感じになりました!

記事順位ブックマーク数
シャープの99%減資についてまとめてみた 2015年5月第3週:3位 1133
本当に真面目で分かりやすい会計入門書三選 2015年5月第3週:7位 890
資本金とは何か 2015年5月第3週:24位 339
28歳会社員の選ぶ、歴史好きのための海外(主に西洋)を舞台とした漫画 2015年5月第4週:6位 551
1万票差でも多数確実が出せるワケ 2015年5月第4週:27位 235
Amazonの全商品を8%オフで買う方法 2015年5月第5週:5位 546
結婚は大学進学よりも難しい? 2015年6月第3週:12位 367
幼なじみ婚の増加から考える日本の社会構造の変化 2015年6月第3週:13位 346
あるシステム屋さんが平均残業時間一桁を実現した方法 2015年6月第4週:1位 1118
はてなブログでの収入が10万円を超えたので色々とまとめてみるよ 2015年6月第4週:2位 972
残業しない会社のつくりかた 2015年7月第1週:6位 702
年金24万円は安いのか - #ゆとりずむ 2015年7月第1週:14位 455
IT屋必見! 『コマンドプロンプト』のストレスが少し減る小技集 2015年7月第2週:6位 1008
七夕ショック 中国株が売買停止に至るまで 2015年7月第2週:8位 488
東芝ってどんな会社?お騒がせ四天王で比較してみた 2015年7月第4週:27位 315
子育てしやすい会社の作り方 2015年8月第1週:27位 207
枢軸国フィンランドの敗戦から伝えたいこと 2015年8月第3週:8位 427
ランドセルと格差社会 2015年8月第4週:5位 522
トラックボールで幸せコロコロ生活 2015年9月第2週:20位 358
超面白いおすすめのはてなブログをランキング形式で紹介する!! 2015年9月第4週:6位 557
業務スーパーのおすすめ商品と安さの秘密 2015年10月第1週:18位 355
弟子の育て方(OJTにおいて『教える側』として気をつけたこと) 2015年10月第2週:12位 545
女性が結婚相手に求める年収は高過ぎるのか? 2015年10月第2週:26位 390
長期投資の為の戦略分析 10年間株価上昇率ベスト50 2015年10月第2週:28位 312
あるシステム屋さんが有休取得率90%を実現した方法 2015年10月第3週:15位 411
3秒で分かる。無駄遣いを劇的に減らす資産管理法 2015年10月第3週:17位 383
童貞率・処女率の増加と『恋愛の仕方』がわからない若者たち 2015年10月第4週:25位 368
健康な人のための障害年金入門 2015年10月第4週:26位 360
大学生の頃のノートの取り方についてまとめてみる 2015年11月第1週:14位 346
簿記の基礎と基本について10分くらいで分かるようにまとめてみる 2015年11月第2週:1位 1787
残業税という思考実験 2015年11月第2週:25位 336
投資信託をはじめるならどこ?証券会社の違いと比較をまとめてみた 2015年11月第3週:18位 368
市立図書館って必要なんだろうか 2015年11月第3週:19位 358
暖房のコスパについて比較してみる 2015年12月第2週:7位 476
28歳会社員がおすすめするド素人の知的好奇心を満たす『よみもの』 17選 2015年12月第3週:3位 777

今週のお題「マイベストエントリー」ということですが、個人的に一番読んでほしいなあと思う記事はこちら。

少ない手札で、最悪の状況を生き抜くために、あらゆる手をつくした北欧の小国フィンランド。そして何故、大きなリスクを犯してまで『国葬』を行ったのか?そのしたたかな戦略について、足らない頭を絞ってまとめてみました。政治や経済を考えるにあたって、いろいろなヒントがあると思います。

グッと来たはてなランキング

しかしこうやって見ていると、私のクソブログはとにかくとし、ことしも色々と沢山の思い出にのこる記事が生まれました。数値的なランキングには出てこない中にも、何度でも読み返したくなる記事があります。

そんな記事を、何個かピックアップしてみたいと思います。

亡くなっていくお年寄りが食べる生涯最後の食事を提供する仕事というのは、「やりがい」という言葉ではあらわせないほど僕には重く感じられた。そんな重いものを外注に任せてはいられないと考えて、僕は話に乗ったのだ。僕を追い詰めた奴を救うことになっても構わない。そんなちっぽけなことはどうでもよかった。

 朝の電車で、思わず何度も読み返した。この人、なんで専業のライターにならないんだろう、そんなことも思ったこともあったけど、その答えがここにあった。やり甲斐搾取と嗤う人も居るのだろう。だけど、皆が嘲るその人達によって、社会は成り立っているんだよね。

普段はどうしても忘れがちになるけど、書物を陳列することはとても思想的な行為だ。そういう認識いても間違いではないだろうと思う。少なくとも明日は、そういう“意味”が含まれることをお客さんも理解して見るだろう。

 仕事をしていると、多かれ少なかれ『こんなことをしていていいのだろうか』と思うことは少なくない。末端の人間は、ただ粛々と言われたとおりに動くしか無い。だけど、そこに自分が抱いた疑問は、自分が自分であるために大事にしていきたい。

今年を代表するPR記事の舞台裏。誰かが得すれば誰かが損をする。そんな『ゼロサムゲーム』的なものの考え方しか出来ない人は多いが、これは参加した人のすべてが幸せになれる企画だった。すべての人が『評価』された記事であったが、みんな気がついていないかもしれないが、一番『評価』されたのは、彼を市長に選んだ市民、そして彼を一流のプロモーターに育てた読者なのかもしれない。

ひっくり返ってるセミって死んでると思ってました。
イメージ的には飛んでたら力尽きて
クラっときて落ちて死んじゃうのだと思い込んでました。

そうじゃなくて
ひっくり返ったら自力で戻れないんですね。
ジタバタして戻れなかったら死んじゃうんです。

ひっくり返ったら起き上がれない、自然のルールに従えば、手出ししないほうがいいんだろうけど、こんな話を聞いてしまったら、なんとか起き上がらせて上げたくなる。何故か、セミの話なのに、現代社会の構図として読んでしまった。

飼っていた犬が死んだ。死んでしまった。
12歳のボーダーコリーで本当に本当に本当に可愛くて、本当に本当に本当に大好きだった

 某高知のトマト農家に『保守的』と言われていたが、親友(自称)のわたしから言えば、彼は非常に慎重なのだ。『頭から出てきた言葉をそのまま書いているよう』なんて言う人もいるけれど、特に相手のある話については、彼はかなり言葉選びに気をつけている。誰かのように、炎上してPV数を稼ごうなんて魂胆は無い。この文章を読んだ時、そんな彼が本当にそのままの言葉で書いたんだな、ということが痛いほど伝わってきた。読んでいて、苦しい心がここまで伝わってくる文章も稀有である。

やはりお礼が言いたい。私の師匠で、私の第二の母だ。

ほんとうの意味で『師匠』になれる人って、自分の考え方を伝えきるだけではなく、その相手が反対の意見が述べられるようになるまで伝えきれる人なんじゃないかなあと思う。そんな人との出会いは中々多くはないけれど、インターネットは不思議な出会いが溢れている。

明治大学サッカー部の応援団として、太鼓をひたすら叩き続ける毎日。どういうわけか長友の太鼓は周囲に好評だった。2012年の東日本大震災復興支援チャリティーマッチ「東北ドリームス×JAPANスターズ」では、その見事な腕を披露している。

仕事をしていると、自分の仕事の出来の悪さに不甲斐ない思いを抱くことは少なくない。きっと彼もまた、様々な逆境と戦ってきたのではないだろうか。『順風満帆』とは言えない人生だったのではないだろうか。でもその都度、支えてくれた周囲の人と、立ち直っていく姿を見ていると、自分も立ち止まって居られないなと思う。

余談ではあるが

何故か、何度も読み返してしまっている。文体模写、というジャンルがあるらしいが、いつかこんな風に『みんなに真似される文体』を手に入れられたらなあと思いつつ、いつもどおり、まとまりのない文章を書いてしまっている。あれれ。

僕はきっと、フィクションの世界に行かなければならないんだろうね。だけどブログが楽しいんだよ。ここには人の温もりがある。

やっと、ちゃんとした反省文が書けましたね。反省文とは、他人のために書くものじゃない。自分のために書くものだ。特に犯罪を犯したわけではないけれど、誰かを傷つけてしまったのであれば、そのことを振り返る必要はある。自分をしっかり見つめなおして、また沢山のグッと来る記事を書いていただきたい。

たった1か月程度の海外滞在で何が変わる、と言う人もいるかもしれない。

だけど、変わる人は本当に変わります。わたしは人生丸ごと変わりました。そもそも、旅に出る習慣なんてなかったのに、今ではもう旅なしの生活なんて考えられません!

 ブログにおいてもっとも有益な情報は、その人しか書けない『個人の経験』の結果じゃないのかな、と思う。そしてそれが、一般的でない経験であればあるほど、その価値は高い。それぞれの人生において、それぞれの生き方がある中で、新しい選択肢を示してくれる記事を見つけた瞬間、それが一番グッと来る瞬間なのかもしれない。

他にもいい記事は幾らでもあると思うのですが、終わらなくなってしまいますので、ひとまず今日はこの辺で。全体的に2015年後半寄りなのはご容赦頂きたく。ただ、この記事がみなさまにとって、何らかの『出会い』になればいいかなあと思います。

ではでは、今日はこの辺で。