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ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

アルバイト店員でも英語くらい話せないとね


こんにちは、らくからちゃです。

この間、近所のコンビニでお買い物をしていたら、店員のお姉ちゃんがお客さんに話しかけられているのを見ました。まあ、それくらいなら良くある光景ですが、話しかけてきたのは海外からの観光客のようで、何やら英語で色々と聞こうとしている模様。

ふーんと思いながら、聞き耳を立ててみたら、空港まではどのように行けば良いのか?といった内容のようですね。結構、説明するのめんどくせえぞーと思っていたのですが、店員さんも困った様子を見せていたのですが、なんとか笑顔で"Thank you!"と言ってもらっていたようなので、よかったですね。

気づけば外国からのお客さん増えましたね

 いやー、しかし最近は、どこにいっても外国からのお客さんをみかけますね。さっきのお店も、割とありふれた住宅街のお店です。この間、京都に観光に行ってきたときは、『日本人より多くねえか?』と思ったくらい。

ラーメン屋のおにいちゃんもメニューを丁寧に英語で説明するし、うどん屋のおばちゃんも、しっかりお寺までの行き方をわかりやすく英語で説明してくれる。ある程度は、決まりきった『定型文』なのでしょうが、そうでなさそうな会話についても、文法なんてなんぼのもんじゃいという感じではありましたが、なんやかんやでコミュニケーションはできているみたいです。

わたしが小学生の頃は、まだ外国からのお客様というと、非常に珍しい存在でしたが、京都のような有名な観光地でなくとも『え、こんなところにも?』『日本人でも行こうと思わへんでこんなとこ』というところにも、来ていただいているようです。

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(参考:統計データ(訪日外国人・出国日本人)|マーケティング・データ|日本政府観光局(JNTO))

丁度、元号が平成に変わった頃からのデータをグラフにしてみましたが、年間300万人も居なかった訪日外国人は、いまや年間1,300万人。推移は右肩上がりで、オリンピックの年にはどんなことになるんでしょうね・・・。

これだけ海外のお客様が増えれば、『ちゃんと日本語を勉強してきた』お客様より『日本人って、英語使えるんでしょ?』といってやってくるお客様が増えるのも自然な流れ。そして、お客さん全体に占める外国人の比率もどんどん増えてくる。

もう、都内のお店や飲食店の店員さんは『わたし英語は駄目なんです〜』というのは許されないような時代でしょうか。

日本人の英語力

随分前から日本人は、自嘲気味に『6年やっても10年やっても会話できるようにはならない日本の英語教育』なんて言ってきましたが、ここ最近の都内で見かける店員さんの会話を見ていると、日常会話くらいレベルだったらなんとかなっているようにも思えます。

実際に『日本人の英語能力』ってどんなもんなんだろうねえと思って、統計データを漁ってみました。

www.efjapan.co.jp

EFの毎年発行されるEF EPI英語能力指数(EF EPI)は、世界最大の英語が母国語でない国の大人を対象とした英語力調査結果です。この調査結果は63の国と地域の750,000人のデータを基に制作されました。発足から4年目となる現在では、世界中の政府や企業にとってEF EPIは重要な資料となっています。

民間機関調べ、になるのですが、日本人の『英語力』は調査70カ国中30位だそうです。コメント欄は随分と酷評されていますが、まあまずまずじゃないでしょうか。

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面白いなあと思ったのが地域別のデータ。東京は『High』の区分に入れてもらっていますね。その他にも、北海道・関東・関西・九州は『Moderate』まで入れて貰っています。

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日本の英語教育が駄目な理由として『実際に使う機会がないため、モチベーションにつながらない』なんていい方をよく聞きましたが、外国人観光客が多いエリアから、そのレベルが上がっているように見えます。

もうここまでくれば、出来ない理由は『教育が駄目』というより『本人の責任』になるような気もしますね。

ますます進む『英語くらい出来て当たり前』

そして、何も接客業だけに過ぎず、広く『英語くらい出来て当たり前感』は高まってきているような気がします。弊社でも、わたしが入社した5年位前は『海外の案件』というとごく一部の特別な人達だけが参加するものでしたが、いまや部員の半分がふらっと海外にでかけているのも珍しく無いようになりました。

丁度、わたしの友達の会社の話を思い出したのですが、その会社では2000年頃、ある『町工場』のウェブサイトの作成を受託しました。当初は無難に『まあ会社紹介くらいでも』としてはじめたのですが、社長さんの『せっかくだから、商品のパンフレットも載せて、Web上から問い合わせできるようにしましょうよ!』という口車に乗せられて(?)注文ページなども作成。当初は、『こんなもん、誰が注文なんぞするんだ?』とみんなが訝しんでいたところ、問い合わせが殺到。

その後、『せっかくだから、英語版もつくりましょうよ!』とまたしても口車に乗せられて(?)英語版ページも作成。『こんな無名の中小企業に、こんなもん要らんやろ』と思っていたら、マニアックなのが受けたのか、これまた海外から多数の問い合わせがくる結果となったそうです。

結果として、大手メーカーからの『下請け』の比率はぐんと下がり、海外のお客様も含めた多数の販路を獲得し、会社の規模もうんと大きくなったそう。これからの時代、色々な会社がグローバルなお仕事が増えていくなか、英語なんて使えて当たり前感は、様々な業種で高まっているような感もしますが、あの店員さん達の奮闘ぶりを見ていると、意外となんとかなるものなんでしょうかねー。

気づけば、英語も随分『できたらアドバンテージになるスキル』から『それくらい出来て当たり前の基礎スキル』になったような気もします。そりゃあ、小学校からやってるくらいなんだから、当たり前か。

小学校からの英語教育をどうするか (岩波ブックレット)

小学校からの英語教育をどうするか (岩波ブックレット)

 

未だに、海外の支店に、先輩を呼び出してもらうために電話をするだけでもドキドキしてしまう私は、しばらく浅草のコンビニででもバイトしたほうが良さそうです。

ではでは、今日はこの辺で。