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ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

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複数分野専攻制について

日記・ブログ管理・その他


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こんにちは、らくからちゃです。

今日も、お客先様をはしごしていました。そういや浮かれた学生さんたちの姿をチラホラと見かけましたが、この時期ってまだ大学って夏休みなんですね〜。母校のスケジュールを見てみると、秋学期の開始は9月28日からだそうです。いいなあ(笑)。

でもまあ、なんだかんだいって、あの頃のほうが勉強やアルバイトにゼミの活動と、今よりよっぽど忙しかったかもしれません。特に『複数分野専攻制』という制度を利用して、経済学部の授業と商学部の授業の両方を受けていたこともあって、他の人よりちょーっとだけ忙しかったかもですね。

ところでこの、『複数分野専攻制』ってどうやらうちの母校独自の制度みたいで、検索してみてもあまり情報は出てきません。(もしかして他の大学では他の名前なのか?)そこで、今日は、複数分野専攻制受講者のその後の感想等等も踏まえ、書いてみたいなあと思います。

複数分野専攻制と二学部同時卒業について

 わたしが在学していた時は、MDSなんて略称だったようですが、最近はMS(Multidisciplinary Studies)なんていい方をするみたいですね。母校のホームページから引用すると、こんな感じ。

複数分野専攻制

 1997年度から始まった複数分野専攻制(Multidisciplinary Studies、略称MS)は、所属する学部の科目だけでなく、他学部や学部以外の機関から提供された副専攻プログラムのもと、学部の枠を超えた領域を学ぶことによって、幅広い知見と深い専門性を備えた学生を輩出することを目的として設置された関西学院独自の制度である。
「2つの学部で学ぼう」というキャッチフレーズのもとに、提供されるプログラムから2~3年間でおおむね40単位を取得することによって修了し、修了者には卒業時に独自の修了書が授与される。

出典:HOME|学院史編纂室 HOME|複数分野専攻制

大学の卒業必要単位って確か124単位。一学期毎の最大履修制限が24単位だったと思うので、大学の授業ってひとつも落とさず全て取れば、2年半で卒業出来るんですよね。MS取得には、40単位分くらい必要になりますが、そのうちいくらか『他学部履修科目枠』として、卒業単位のほうに参入出来るはずです。

確か、経済学部であれば総合教育科目の12単位+フリーゾーンの8単位の20単位に参入することが出来たような気がします(制度変わっているかもしれませんが)。ですので、自由選択科目を全てMS履修科目で埋めてしまえば、卒業に必要な単位プラス20単位で認定して貰えます。

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(最近またややこしくなっている気がする・・・)

さて、『複数分野専攻制』を履修すると、メインの学部に加えてもうひとつの学部の聴講生として履修していたような扱いとなり、1.5学部を卒業したような認定を受けられます。ただこれは、大学独自の制度であって、言ってしまえば『自己満足』の世界でしか有りません。

一方、複数分野専攻制を利用した2学部同時卒業とは、3回生までの間に2つめの学部の授業の履修を進め3年次で早期卒業。その後、2つ目の学部に編入学の上、残りの単位を取得するというプランです。こちらについては、正式に2つの学部の学位が与えられますので、履歴書にもばっちり書くことが出来ます。

こちらはあまり詳しくないのですが、中々の変態でなければ手を出そうとするひとは居ないと思います。超気合だせば4年で2学部卒業できるそうですが、まず早期卒業の認定試験自体、GPAが3以上ないと駄目とかいう無茶な設定だったような気がします。

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(参考:HOME|教務機構 HOME|【学部】2015年度 授業科目の履修にあたって)

あと、複数分野専攻制履修者は、履修単位制限が若干緩和されるようですが、それでもなお4年間で2学部卒業するだけの単位を集めるのは、(いかに上ケ原牧場のゆるふわ講義でも)大変だと思います。

複数分野専攻制を履修するために必要なもの

複数分野専攻制を利用するにあたっては、教科書代や5年次以降も履修するのであればその分は発生致しますが、特別授業料を追加で払う必要等は御座いません。ただ、参加したいのであれば、結構スケジュールがシビアなんですよね〜。確か、1回生の秋学期には、面接等があったような気がします。

わたしの場合、経済学部に入学し、複数分野専攻制で商学部の科目を履修していました。学部にもよるのかもしれませんが、申し込みを行う際には、志望動機書が必要になります。ちょうど昔書いた志望動機書が発掘されましたので、晒してみます。

MDS志望書

私が、会計学に最初に興味を持ったのは、「経済学部卒業だけでは、卒業してから食っていけない。だから、経済に関係の有りそうな簿記を勉強しよう。」という、至って単純なきっかけからでした。
その後、簿記3級、2級、そして1級へと学習を進める中で、単に試験勉強の為だけの会計学では無く、より学問的な部分に関しても学んでいきたいと考えるように思い至りました。
そこで、経済学部において開講された、xx先生の会計学の授業を受講致しました。
xx先生には、大変熱心に講義をしてくださり、講義の内容に直接関係の無い質問にも丁寧にお答え頂きました。
しかし、やはり経済学部での講義では、講義の内容を会計についてほとんど学んだことのない学生にも分かる程度にまで抑えられたものになってしまうため、私には若干物足りなく感じておりました。
加えて、将来の進路として税理士を考えていること。また、会計学を学んでいく中で、各国の会計のルールの違いなどにも興味を持ち、国際会計についても学びたいと考えています。
以上の理由で、私はMDSプログラムを登録し、経済学に併せて会計、特に税・国際会計に関わる科目を履修したいと考えております。

現在、履修を検討している科目は以下です。
選択必修1:ビジネス英書入門(2)、国際ビジネス入門(2)、マーケティング入門(2)、ファイナンス入門(2)
選択必修2:税務会計論(4)、国際会計論(4)、アジア会計論(4)、環境会計論(4)、会計学特論(4)
11月21日現在、日商簿記検定3級・2級を取得、1級の合否判定待ち、また税理士の学習開始を検討中です。
これらの単位認定を活用し、MDS取得に必要な計40単位を確実に取得したいと考えております。

 (´ε`;)ウーン… 大したことは書いてありませんね。だいたいこんなもんで十分です。面接も書いてある内容のことを教授に確認されたくらいで、普通にやっていれば大丈夫だったかなあと思います。

実際に取ってみてどうだったか

わたしが学生時代専門としたのは、

  • (主専攻) 経済学部 ・・・ 産業構造論
  • (副専攻) 商学部 ・・・ 会計学

でした。にも関わらず卒論は、『デファクトスタンダードの形成』にしましたが(笑)。ま~、全体の産業構造に関わるお話ですし、『会計学』もひとつのデファクトスタンダードですから許してもらいましょう。 

 結局、お金のことについて、一番てっぺんのマクロ経済よりの話から、一番足元の帳簿のつけかたまでを勉強させて頂くことが出来ました。

その当時、授業に出ながら『ふーん』と思って聞いていただけに過ぎないのですが、ニュースを見る際に、経済の全体像のつながりと、個別の企業の財務データの両方がなんとなーく見ることが出来るようになったのは、結構大きいんじゃないのかな、と思います。

また、『潜りの学生』として講義に出席することもできたのですが、わからない所があれば、教授を堂々と捕まえて根掘り葉掘り聞くことが出来たのも、今となっては大きかったかなあと思う気がします。

ちなみに、卒業すると通常の卒業証書とは別に、修了証が貰えます。

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これが普通に卒業証書で、別途貰えるのがこちら。

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何となく同じ感じですね。あと何故かいろいろやらかしていたら貰えた学部長表彰。

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で、多分皆さんここらへんが疑問なんだと思うんですけれども、

『それ、何かの役に立つの?』

と。いやあ、就職してからこんな紙切れが直接役に立つことなんて無いですよ(笑)。就職活動中も試しに言ってみても『ふーん』としか言われなかったので、それ以降話してません。(今のところ予定は有りませんが)転職活動をするにあたっても、履歴書にわざわざ書いたりすることは無いでしょうねえ。きっと、学生時代に貰った学部長表彰くらいどうでもいい話でしょう(笑)。

でも、あのちょっとだけ他の人より濃い4年間は、今となっては大きな資産になっている実感はあります。ニュースを見る時、お客様のデータを分析する時、株のデータをみてニヤニヤする時、あの時勉強してきたことを土台として、どの本を読めば役に立ちそうか、なんというキーワードで検索すれば必要なデータが入手できそうか、なんとなーく見えてくるわけですね。

わたし、学問っていうのは薄く広く、そして2か所くらい深くしておくと、色々なことが見えやすくなると思うんですね。複数分野専攻制で学んだことは、今のわたしを支える両足になってくれているような気がしております。

世の中、いろんな大学があります。他の大学にもその大学にしかない制度や魅力はあると思いますが、関西学院大学をご検討頂く際には、是非『複数分野専攻制』も頭の隅にでも入れておいて頂ければ修了生として嬉しい限りです。

 

ではでは、今日はこのへんで。