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ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

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順張りと逆張りはどちらが良い?

投資


こんにちは、らくからちゃです。

先週の日経平均株価もまた凄い動きをしましたね。先週末、少し反発していましたが、結果終値は1万8,000円を割り込み、17,792円。日経平均が1万8,000円を割り込むのは2月17日以来の約7ヶ月ぶりですが、下落のスピードがあまりに早く、色々なところに爪痕を残す結果になるやもしれません。

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直近の最高値が、8月11日の20,946.93円ですので、15%の下落。時価総額で90兆円近くが吹き飛んだようです。頼りの日銀砲も無尽蔵にあるわけではなく、残弾数が見えてきているようです。

さて、私が紹介してきた銘柄も、中々激しい動きを致しました。2回に分けて下記の記事で紹介をさせて頂いた銘柄ですが、

それぞれの結果を見ていきましょう。

紹介銘柄結果振返り

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8/24紹介銘柄は、8/31から9/4にかけ、平均1.47%の下落となりました。ご紹介当初からは、平均0.48%の下落となります。

内訳を見ると、この2週間で電算システムが24.47%と大幅増。また、文教堂も23.15%の大幅増となりましたが、直近で文教堂はストップ安となっており、基本的に加熱しすぎた上昇だったかなあと思います。しかし、日経平均が6.39%も下落した時期であるにも関わらず、ほとんどの銘柄が小幅な下落となっており、底堅い結果となりました。

8/30紹介銘柄は、8/31から9/4にかけ、平均10.46%の下落になります。大王製紙の26.73%を筆頭に、すべての銘柄が下落した上、2桁下落の銘柄も少なく有りませんでした。

この2つの銘柄群。全く逆のコンセプトで選んだ銘柄になります。

  • 8/24紹介・・・日経平均が下落している局面においても下落しなかった
  • 8/30紹介・・・直近の期間において下落幅が非常に大きかった

一般に、『上がり続けている銘柄』がそのまま上昇することを期待して投資する手法を『順張り』。逆に、大きく下落した銘柄が反転することを期待して投資する手法を『逆張り』といいます。

今回は、順張り的な手法をとったところ(逆張りに比べて)正解でした。株式投資は、そんな簡単なものではありませんので、百戦百勝とはいきませんが、個人的に思うのは『初心者はまず順張りから』投資するほうがいいんじゃないのかなあと思います。

投資手法いろいろ

さて、株式投資の手法は、期間別に大きく3つの方法があります。

長期投資

売上高の成長率や営業利益率、自己資本比率といった財務上のパフォーマンスを元に分析対象決める方法です。1年以上の期間に渡って投資する対象を選択するときには重要な方法です。しかし、この方法の最大の欠点は、『良い会社が良い株ではない』ということです。勿論だれだって、成長している会社の株のほうが良いと思うでしょう。ただ、株価がそれに見合っていなければ、結局は割高ということになり、それ以上の上昇は期待出来ません。

ただ財務の指標は、投資をする際の『ボトムライン』を決める重要な事項になります。つまり、これ以上下がらないポイントを探るには、財務の知識や市場の環境といった情報が必要になります。

中期投資

PERやPBRといった財務の指標をベースに、それを株価で割り戻した値を利用する投資手法です。今の値段が果たして適切なのか?ということに着目して行う投資手法です。

いくら良い会社でも、あっても割高であれば投資する魅力は高く有りませんね。そこで、今の株価で投資金額が何年で回収できるか(PER)や、純資産(資産-負債)と株価を比較してどうなのか?(PBR)といった割安性に関する指標を利用するわけですね。

しかし、ここで注意すべきは『PER』は利益という極めて変動しやすいものをベースに計算しています。例えば、直近で特別利益を計上すれば、『大変儲かっている企業がすげえ割安』に見えてしまいます。そこであわせて、PCFRやPSRも見ておけ、ということになるわけですね。

また、『PBR』も純資産 = 現金に変えられる金額ではないことを注意する必要があります。『うそ、PBR低すぎ!』と思っても、ゴミのような資産を大量に計上しているといった例は多々見られます。これも合わせて、流動比率や純現金総資産比率も見ておいたほうがいいよね。ということになります。

スクリーニングの手法としては有用ですが、あくまで財務の情報と結びつけて確認をしないと、『思っとったんと違う!』ということになり兼ねないので要注意です。

短期投資

株価の値動きをベースに行う投資手法です。もう、財務の情報なんてどうでもよく、値動きだけを純粋に予想して行う手法です。移動平均線乖離率やサイコロの状況やRSIの反応を見ながら行う投資です。極論を言ってしまうと、チャートだけを見ながら、財務諸表は一切みずに投資する方法です。

わたしは、会計についてはそれなりに『語る』ことも出来るのですが、こちらについてはそれほどでもなので、『雲』『MACD』『ゴールデンクロス』『一目均衡表』などなど色々と興味深いキーワードはあるのですが、その辺の解説は他のサイトにお譲り致します。

初心者は短期順張り投資からがおすすめ

さて、寄り道が長くなりました。投資には色々な手法があり、それを組み合わせて行うのが理想ではありますが、初心者はまずは『短期投資』それも『順張り』での投資がお勧めです。

まず、財務諸表が読めなければ投資をしてはいけないということは有りません。財務諸表を読めると『リスク』を理解することは出来ますが、それだけで何が上がるか下がるかまではわからないのです。(わかれば誰も苦労しません)

また、『どこが底か』を予想するのは大変困難です。今回ご紹介した銘柄は、8/24も9/4も、それなりに成長性のある企業をピックアップしてみました。とはいえ、それぞれの値動きは大きく異なる結果となりました。

ですので、初心者にはひとまずは株価の流れに乗っかるのが一番取り組みやすいんじゃないかなあと思います。『命金には手を出すな』といいますが、まずは『失敗しても大丈夫』な金額から、継続して上昇している銘柄を買ってみて、ついでに財務諸表の見方も研究していってもいいでしょう。

銘柄の探し方

最後に、継続して上昇している銘柄の探し方について、ちょっとだけご説明してみたいと思います。証券会社の提供している分析ツールをご紹介しても良いのですが、まずは誰でも使える無料のサイトをご紹介したいと思います。

よく利用する検索条件は、

  • 11:25日移動平均線 ・・・ 本日引け値より下
  • 14:100日移動平均線 ・・・ 本日引け値より下

とかですかね。これで、比較的きれいなチャートをしている銘柄を出せると思います。他にも、いろいろな指標がまとめて見ることが出来ますので、まずは『これ面白そう!』と思うものを探して、財務諸表を眺めてみて、適当に銘柄の組み換えを行っています。

こうやって分析したりする過程が楽しいので良いですが、そうじゃないひとはETFを買ったりしたらいいのかなあと思う今日このごろです。

 

ではでは、今日はこのへんで