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ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

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広告のブロックはAppleの利益となるのか

ネット・IT


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こんにちは、らくからちゃです。

ここ暫く、はてなブロガー界隈は、iOS9で実装されると言われる『広告ブロック』の件で持ちきりでした。ざっと見てみても、

もう出るわ出るわ。思った以上に広告でお小遣いを稼いでいる人が多いのか、一時期、『購読中』のブログがこの話題でお腹いっぱいになってしまいました。此処に来て、『おかわり』もどうかなあとは思うのですが、ちょっと思ったことを書いてみたいなあと思います。

広告収入とブログ

ブログを書いている人のモチベーションはそれぞれです。わたしは、『はてブ乞食』ですので、より多くの人に記事を読んでもらい、はてブを一杯付けてもらうことに喜びを感じるタイプです。ただ中には『広告収入』でお小遣い稼ぎをすることを大きなモチベーションにしている人も居ます。彼らは、より多くの人に広告を見られるためPV数の拡大や商品の紹介などの努力を怠りません。

わたしも、ブログに『Google Adsense』、『Amazonアソシエイト』、『楽天アフィリエイト』といった広告を貼り付けて、少額ながらお小遣い稼ぎをさせて頂いております。私にとってのメインディッシュははてブやtwitterでのシェアですので、広告収入はデザートのようなものでありますが、次の日もブログを書き続けるモチベーションのひとつとなっていることは事実です。

ただ一方で、『広告』を忌み嫌う人たちも居ます。そんな彼らがよく使う『広告ブロック機能』なかでも有名なのが、Adblockですね。ご利用いただいているブラウザに合わせたモジュールをインストールすれば、あら不思議、たくさん出ていた広告を驚きの白さにすることが出来ます。

えーっと、ブログでお小遣い稼ぎながらいうのも何なんですけど、実はわたしも使っています(笑)ちょっとでも表示は早いほうが嬉しいのと、広告が表示されても見るかなーというと微妙なところなので、かれこれ10年以上愛用しているような気がします。

今回のAppleの広告ブロックの対応も、表示の高速化を狙ったもののようです。

アクセス速度は、ざっと見ると7割り近く高速化されているようです。やはり、少しでも読み込みは早いほうがいいので、これは有難い話ですね。

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読み込みデータ量についても、同様に大幅に削減されています。特に、モバイルを中心に『データは幾らでも無料』という考え方が変わりつつあり、データ通信量の削減は広く関心を集めつつあるテーマですので、大きなニーズが期待されますね。

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(参考:iOS9のSafari、ブロック機能効果で74%の高速読み込み、通信量は半減! - iPhone Mania)

広告ブロックをブロックする

とはいえ、広告収入を得ている側からすれば、これはありがたい話では無いですよね。大手のメディアであれば、スキップするまで表示される広告や、記事広告なども作れますが、Adsenseなどの特定商品に関連しない広告を行っている個人の『ブロガー』には影響が大きいように思えます。

そこで、お勉強も兼ねて『広告ブロックを利用するブラウザをブロックする』ことが出来ないか、挑戦してみました。結論から言うと、

割と簡単でした。

今回の出来上がりのイメージはこんな感じになります。

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ページの読み込んだ際、Adblockが有効な場合、一番下の方にすげえ邪魔なオーバレイを表示するだけといったシンプルなもので御座います。

今回はこちら

をベースに、自分なりに整理してみました。今回の改修は、以下のコードを『管理メニュー』⇒『デザイン』⇒『記事』⇒『記事下』に貼り付けるだけ。既に何か存在する場合は、一番下で結構です。

<link href="http://www.hatenanalyzer.net/adspace.css" rel="stylesheet">
<div style="position:fixed; bottom:0px; left:0px; width:100%; height:200px; background-color:red; text-align:center; opacity: 0.8; font-size:30pt; color:white" class="a-alert">adblockが有効の場合表示されます。( ^ω^)<br>adblockを無効化すればこのフィルタは解除されます</div> 

 種明かしをすると、adspace.cssというのが、どうやらAdblockが『ブロック』するCSSファイルのひとつになるようです。同CSSファイルの中に『a-alert』というクラスを非表示にする命令が組み込まれています。Adblockが有効な環境では、同CSSファイルを読み込めなくなるため、普段非表示のメッセージが表示される、ということですね。

なお、このカスタマイズははてなブログで無くても有効です。

ちなみに、hatenanalyzerはらくからちゃのお遊び用のサーバーなので、ご利用頂くのは結構ですが、アクセスできなくなっても保証はしかねます。つまり、私がサーバー料金の更新を忘れたりすると、Adblock有効化と同じ状況が永続的に発生してしまいますので、どこか適当な場所にご自身でコピーを移してリンクを貼ることをおすすめします。

なお、サイズを調整したい場合は、『height』の値を、文言を変えたい人は内部のメッセージを適当に修正してください。極端な話、これを限りなく大きくすれば、ほぼ全部の内容を隠すことが可能です。

広告の無効化はAppleの利益になるのか

さて広告がブロックされたところで、対応策はあるというお話をさせて頂きました。もっとも、今回の新機能がこの程度の簡単な対応で回避できるかというと、『どうかなー』とおもうところも有ります。ただ、何にせよ『Apple』の利益になるのか?というと、さてどうなんでしょうとおもうところはあります。

『ブロガーの収入が減ってモチベーションが下がり、Web全体が衰退する』なんて眠たいことを言うつもりは有りませんよ。その程度のこと、天下のAppleには痛くも痒くも有りませんし、仮に広告収入がなくとも、わたしのような物好きが記事を書き続けて行くことでしょう。

ただ、集客力の高いブロガーあたりに『行動』をされてしまったら、結構Appleとしては痛手が大きいと思うんですね。例えば、さっきの『フィルタ』をiOS9利用者だけに見せて

広告フィルタを解除してください。解除方法が不明な人はApple社にお問い合わせを。

なんて書いてあったらどうです?iOSなので、『電話番号のリンク』を張るくらいの親切はしてもよいでしょうね!きっと1つくらいのサイトであれば、問題無いと思いますが、それが複数のサイトで表示されたならどうでしょう。カスタマーサポートが面白いことになりそうです(笑)

Googleを敵に回す覚悟があるか

広告収入が売上の過半を占めているGoogleにとって、この対応は見過ごせないことになるでしょう。もし、Appleが『広告ブロック』を、iOSに採用するのであれば、Googleと正面を切って喧嘩を売ることになります。

前掲の記事でも記載したとおり、Googleの中で『Adsense』の占める収入の割合は余り大きくなく、そこまでするのかどうかは分かりませんが、『iOSお断り』をGoogleがやったとしたら、中々面白いことになりそうですね。

皆さん、そろそろ忘れてしまった頃かもしれませんが、Appleといえば、以前『Google map外し』をした結果、利用者から散々の評価を得て、元に戻した手痛い過去があります。

今回の件でも、むしろGoogleから鼻で笑われるようなことにならなければいいのにね、とおもうところではあります。

個人的な広告への想い

最後に、個人的な感想を述べますと、自分から広告お断りと言っている人には、どうせ見せたところでクリックもされないでしょうし、お互い好きなようにすればいいかなあと思います。デフォルトの設定として、そういったことをするのはちょっと頂けないかなあと思いますが、今のところ、本機能は『拡張機能をインストールした場合だけ』非表示とするようです。

『広告ブロックのブロック』ですが、ひとりでやっても余り効果はないかもしれません。でも、みんなで一斉にやれば、『広告ブロックを入れたら、結局見たい記事を見るために毎回有効化対象を増やすのは面倒臭いなあ』となれば、伸び続ける広告ブロックの利用率を食い止めることが出来るかもしれませんね。

繰り返しになりますが、わたしは『ブクマ乞食』なので、そこまでがっついたアフィリエイターでは有りません。でも、折角作ってみたからには使ってみたいのと、これでアクセス数がどのくらい変化するのかを分析してみたいので、このまま『広告ブロックのブロック』をしてみたいと思います。

ではでは、今日はこのへんで。