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ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

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ミニマリストとは何か〜その定義と類型〜

日記・ブログ管理・その他


こんにちは。

どうもはてなブログでは『ミニマリスト』なる生き方をする・目指す人種が多いようです。下記は、2015/06/30 21:06の時点で、注目のブログ - はてなブログ から、『ミニマリスト』『シンプルライフ』を掲げるブログの一覧です。

すっげ、20枠の『お勧め』のうち5枠も使われちゃってるよ。宗教か何かなんですかね?その結果として、こんなことを言い出す人も。(記事は削除済み)

この人の文章の中で、すごく共感したのがこの部分。

 別にミニマリスト全部がよくないって言ってるわけじゃない。ミニマリストをタイトルに冠していても好感のもてるブログもあるし、みんながみんなそうではない。でも「定義なんてどうでもいい」ってわけわかんないことを言いだした結果、言葉だけが一人歩きしてモノやしがらみに執着するあまりに人として大切な何かを捨てて変な欲が肥大しているんじゃないかって思ってしまう。つまり気持ち悪い。言ってることとやってることの一貫性があまりにもない。そもそも欲を消し去ろうと思うならまずブログなんてやらないと思うんだけどなぁ。毎日ボタンを掛け違える人を見ている感じだ。別に単発ではどうってことないけど、毎日毎日同じ部分の掛け違えをしていて、声をかけようものなら「あなたに迷惑はかけていないしこの服はこうやって着るんです!」って言われるような感じかな。

そう、そこなんですよね。本当に『ミニマリスト』として、色んな実践をやっている人たちだったらとにかく、『それ、何か違くない?』って人までわたしはミニマリストだ!なかよくやろうぜ!』って感じが、凄く『ムラ』っぽくて気持ち悪いんですよね。

そもそもミニマリストってなんだっけ

 最近見た記事の中で、『わたしが言いたかったのはこれだな』と思ったのは、こちらの記事。

わたしは、ワーズハウス みたいに、『そんな言葉遣いは間違いだ!改めろ!』なんて言い方をしちゃう人とは、きっとお友達になれないと思っているいい加減人種です。言葉なんて生き物なんだから、意味付けは各人の自由であってもいいと思います。でも、最近どんどん『言葉の意味』が変わっていっちゃうのは、下記左が右の意味になった時を思い出して、ちょっと悲しい。

f:id:lacucaracha:20140729101416j:plain

(UE4:Oculusを使ってMMDに壁ドンしてもらう方法 - 僕の私のUnrealな日々 より)

『言葉の意味が変わる』というのは、小さなことに思われるかもしれません。でも、『言葉』と『文化』とは切り離すことの出来ないもの。何かを説明する『言葉』が失われることは、その指し示す『文化』を捨てることにも繋がってしまいます。

もともと、『ミニマリズム』って、『身の回りの無駄なものを排除し、本当に必要なものを大切に使うことで、心理的にも時間的にも豊かな生活を手に入れる』というようなニュアンスで使われていたと思います。

それを、id:dobonkaiさんが指摘したように『単なる節約術の一種か何か』として扱ってしまい、一部の人達の切り開いた文化を失ってしまうのはとても勿体無いことだと思います。

日本におけるミニマリズムの歴史とその類型

ミニマリストという言葉の意味がだんだん変わってきてないですかって話 - ネットの海の渚にて

金持ち型ミニマリストと貧乏型ミニマリストに分類すればよいのではないか

2015/06/29 20:46

前掲のページのコメントを見ていると、以下のような意見も。でも、何かしっくりと来ないんですよね。『上流ミニマリスト』『下流ミニマリスト』とわけてしまうのは、ゴシップ的には分かりやすいかもしれないですけど、何か違う気がするんですよね。

そう思い、過去Amazonで発売された書籍から『ミニマリズム』について取り上げたものを、振り返ってみたいと思います。

シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう

シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう

 

 有名なドミニックローホーさんのシリーズ一作目。禅の言葉を使いながら、より豊かに生きる方法論について語った本。 色んなものに囲まれるんじゃなくて、心を豊かに生きていくにはどうしたらいいんだろうなあ、みたいな視点。

優雅な暮らしにおカネは要らない―貴族式シンプルライフのすすめ

優雅な暮らしにおカネは要らない―貴族式シンプルライフのすすめ

  • 作者: アレクサンダー・フォンシェーンブルク,畔上司
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本
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 没落貴族が語る、お金がなくても豊かに生きる方法。1品だけでも良い服を買って、それを大事に上手に着こなせば、結構豊かな生活ができる。本当に品質のいいものを、大事に使っていったほうがいいよ、みたいな視点。

モノのために家賃を払うな!~買えば買うほど、負債になる

モノのために家賃を払うな!~買えば買うほど、負債になる

 

 日本は土地が高いんじゃ!無駄なもんを買って、スペースを無駄にすんな!それに、要らないものだらけだと、必要な物もどこにあるか分からんぞ。もっともっと合理的に生活するにはどうしたらいいんだろうなあ、みたいな視点。

ミニマリズムの三類型

だいたい、『ミニマリズム』について語られた思想について乱暴に分類してみると、こんな感じ

  • 哲学者系・・・エコでロハスな、心にも地球にも優しくありたい
  • 金持ち系・・・お金あるからこそ、少ないものに沢山つぎ込んで幸せ感じたい
  • 合理者系・・・無駄は全ての敵。究極に合理的に生きたい

で、色んな本を並べてみて感じたのは、『どれかひとつ』じゃなくて、複合的になってるんですよね。

  • 合理的哲学者・・・世の中のものを大事に使うことで心が満たされる
  • 合理的金持ち・・・高いものを長く使ったほうがコスパいいよ
  • 金持ち哲学者・・・いいものを長く使って気持ちいい

図にするとこんな感じ。

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わたしの見たミニマリスト

で、こうやって振り返ってみて『多分、あの人はミニマリストなんだろうなあ』と思う人がひとり居ます。

ちょっと遠縁の親戚に、日本を代表する会社の取締役をされていた方がいらっしゃいました。売上高は2兆円くらい。一番多かった時には、部下が全部で8万人くらいいたそうです。

むかし、母が百貨店まで連れてって貰ったことがあるそうなのですが、『試着はVIPルームでさせて貰って、支払はツケでしてた』と言っていて、すごい世界があるもんだなあとびっくりした記憶があります。

その人の、息子さんのお家におじゃまさせて貰ったことがあるんですけど、本当に無駄なものが一切ないんですね。カウンターの下に綺麗に並べられたクラシックのCDと、何も物の置いていない机。展示場みたいなお部屋だったのをよく覚えています。

『中途半端に使い残した調味料』と『勿体無いと残してある百貨店の紙袋』に『スーパーのチラシ』のお部屋からやってきたので、凄いカルチャーショックを受けたことを記憶しています。

ミニマリストの見分け方

ミニマリズムと節約術は、似て非なるものですが、混同されやすいものです。色んなパターンの『ミニマリスト』もいますので、どんなパターンでも共通に、その人が『ミニマリスト』か『節約家』かを見分ける簡単なテストを考えてみました。他にも色々と考えてみたのですが、一番しっくりきたのはこれ。

まとめ買いで安くなるんだったら買う?

例外的なミニマリズムもありますが(購入という行動を減らせるならそれはミニマリズムと考える人)一般的なミニマリストはまず間違いなく『買わない』と答えると思います。無駄にものが増えますからね。

何の役に立つのかは分かりませんが、何かの役に立てば幸いです。

 

ではでは、今日はこのへんで