ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

Android版Recerecoとマネーフォワードを連携し始めてから1ヶ月

新年あけましておめでとうございます。今年は、4月からの消費増税もあることですので、去年以上に、ビシバシ家計を引き締め、この世知辛いご時世を何とか乗り越えていきたい所存です。
その為にも、『自分はどういったことにお金を使っているのか?』や『自分の保有している資産の推移はどうなっているのか?』について、しっかりと把握していくことが肝要です。そこで、必要になるものが家計簿です。以前も、つけてはいたものの、仕事が忙しくなり、中々メンテナンスすることが出来なくなってしまいました・・・。
そこで、半年前からクレジットカードや銀行口座、電子マネーの入出金記録を自動で収集・分類し、レポートを作成するマネーフォワードという素晴らしいサービスに出会い、利用して来ました。
今回、マネーフォワードにレシートのデータを読み込み、連携できる『Recereco』というアプリのAndroid版がリリースされ一ヶ月ほど利用させて頂きましたので、その点についてまとめます。

Recerecoを使うメリット

マネーフォワードだけでも、十分満足な家計簿を自動生成することは可能です。ただ、マネーフォワードには『総支払額の単位でしか記録が取れない』という欠点があります。例えば、スーパーで『洗剤』『雑誌』『お肉』の3つを買ったとしても、クレジットカードの支払記録としては、ひとつにまとめられ、その内訳を確認することが出来ないため、何にお金をかけているのかが見えません。
Recerecoを利用することによって、

  • レシートに記載される品目の単位で、家計簿をつけることが出来る。
  • レシートが出た瞬間に家計簿に反映できるので、ラグが少ない。

といったメリットがあります。

Recerecoの認識精度

Recerecoでは、以下のデータを読み取ることが出来ます。

  • 日付
  • 電話番号
  • 品名
  • 品名毎の金額

また、品名毎にRecereco側で費目を設定することやレシート毎にタグを設定することも出来ます。
Recerecoの認識精度ですが、相性はありますがかなり高いと言える水準だと思います。読み取りやすいレシートとしては、

  • 文字が全角
  • 一行の中に、品目・金額が入っている

ようなものになります。逆に、

  • 文字が半角
  • 品名が途中で改行されている

ようなものは、読み取りミスが多いようです。
また、電話番号から店名を自動取得する、中々気の利いた機能があるのですが、FAX番号も記載されている場合、FAX番号を電話番号として認識して取得できなかったり、『2014年1月1日も休まず営業!』などとあると、レシート日付を勘違いしたりすることは有ります。が、その他に関しては手のひらに収まるサイズ程度であれば、十分な精度で読み取ることが可能です。

利用上のコツ

私は、スーパーやデパートで購入したものについては、全てレシートを読み込み、Recerecoからマネーフォワードに連携するようにしています。ただ、同時にクレジットカードや電子マネーもマネーフォワードと連携するように設定していますので、何もしなければ二重計上が発生してしまいます。そこで、定期的にrecerecoの履歴とマネーフォワード上の記録を突き合わせ、重複するものの消し込みを行っています。ですので、レシート読み込みをする際は、『合計金額』『日付』に関しては、必ず一致するよう注意・確認しております。
具体的には、同じ日付・同じ合計金額・同じ支払先のカードの支払記録をマネーフォワード上から『計算対象』のフラグを外していっております。
また、Recereco上の費目はマネーフォワードに取り込まれませんが、マネーフォワード上で過去に同一名称で分類した結果があれば、その結果で分類されます。その際、一文字でも違うと、過去の結果が参照されませんので、可能な限り読み取りミスは直してから取り込みを行っております。

効果と限界

Recerecoを利用し、より細かな単位でレシートの読み込みを行ったことで、今まで漠然と『食費』とまとめられてきたスーパーでの支払を、より詳細な単位で確認することが出来るようになりました。また、過去のrecerecoの記録が、一種のデータベースとして『前買った時はいくらだったのか?』まで、分かるようになりました。
一方、Recereco、というか多くのスーパーのレシートの問題として、単位の情報までは持っておりません。記録からは、これは何グラムでの金額なのか?といった情報については、把握することは出来ません。
また、店舗によっては、『割引』を別品目のマイナス金額として出力される場合があります。割引は、マネーフォワード上、収入の部に連携され、月間利益としては変わらりません。ただ、食費の予算が3万円だったとき、値引きなしで3万円の支払であれば予算以内になりますが、4万円の1万円引きの3万円であれば、1万円分は予算超過となってしまいます。それを踏まえて、予算設定やを行う必要があります。

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