ゆとりずむ

東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

so-netのキャッシュバックキャンペーンに要注意

キャッシュバックで安くなる?

引っ越してきた当初、フレッツ光のプロバイダーとしてso-netに加入した。
そこまで、スピードもサポートも期待していなかったので、単純に価格コムで最安値だったことが理由だった。
価格コムでプロバイダー料金を比較すると、月額1円とか10円とか、随分とびっくりするような値段となっている。(参考:千葉の光ファイバー・マンション | プロバイダ比較(光ファイバー・ADSL) - 価格.com) その多くが、フレッツ光料金も込みで、実際に1円とか10円とかいうわけでなく、後日貰えるキャッシュバックの分を加味すると、実質的にこの金額になりますよ・・・、ということである。
キャッシュバックを受け取るためには、どこのプロバイダーでもある程度の期間、同社のサービスを利用することを条件としている。so-netの場合、その期間が申込日から11ヶ月だった。正直、『長いなあ』と思ったのは事実だが、まあ11ヶ月くらいは使うだろうと思い、申し込んだ。

ソネット de 受取サービスの怪

申し込んでから気がついたのだが、このキャッシュバックの通知は、so-netの会員専用メールボックスに届くというのだ。電話やはがきでの通知は無い。それだけならまだしも、届くメールに手続き処理用のURLが記載されているのだが、

受取手続きご案内メール」送信より45日以内にお手続きいただけなかった場合、無効となりますのでご注意ください。なお、再発行は承っておりません。

なんて記載がある。半年や一年も経った後で請求されても・・・という話は分かる。だが、45日は時効にしては短すぎやしないか?

更に未だある。この通知の来るプロバイダー用のWEBメールが、なんとたったの3ヶ月で過去メールを削除しやがる。無料のgmailですら、7年も前のメールを残しておいてくれているのに、である。

期間が切れていても、再発行はしてもらえたが・・・

私は、うっかりこのキャンペーンを開通月から12ヶ月だと勘違いして、期限を半月ほど過ぎてしまった。幸いなことに、そろそろかな?と思い、メールボックスを確認して、メールそのものが残っていたので、期限が切れてしまっていたことに気づくことはできた。

そこで、サポートデスクに素直に申し出たところ、『1回だけですからね・・・』なんて条件つきではあったが、処理用URLを再発行して貰えた。言いたいことは沢山あったが、ただのオペレータに文句を垂れても仕方ないので、そのまま貰えるものは貰っておこうと思ったのだが、ここでまた一悶着があった。

ソネット de 受取サービスのご案内 | So-netを見て初めてわかったのだが、普段メインで利用している新生銀行住信SBIネット銀行が利用できない。そんな話は、私の記憶にある限りでは、申込時に一切知らされていない。高校生の頃、郵便局でアルバイトをしていたころに給料を受け取る為だけにつくったゆうちょ銀行の口座は何とか使えることができた。しかし、三井住友のサービスを利用しているからとはいえ、自社グループのソニー銀行も利用できないサービスを受取サービスにするのは如何なものか。

これ、受け取って貰うつもり無いよね?

ふと思ったが、これって諦めて泣き寝入りしている人や、そもそもキャンペーンがあったことを忘れている人って、相当数居るんじゃないだろうか。ここまで使いづらいと、作為的なものも感じる(会社の内部資料で、受取率とか執行率とか計算してぐへへへへしているんじゃないだろうか)。本当に受け取って貰うつもりがあれば、せめて受取が済んでいない人に連絡するくらいはするだろう。
前に、ニフティを利用していたときは、申し込みと同時に銀行口座を登録し、一定期間利用したら勝手に振り込んでくれた。勿論、新生銀行でも大丈夫だった。(参考:キャッシュバック特典の受け取りまでの流れを教えてほしい。 | 会員サポート > Q&A(よくあるご質問) : @nifty)
価格コムで最安値を見つけてくるような貧乏人にとって、3万5千円は大金である。そんな弱者に出来ることは、こんな忘れるリスクの大きい面倒な仕組みのプロバイダは利用せず、金額に大差が無いのであれば、別のプロバイダにする。既に申し込んでいるのであれば、メールの転送設定は必ず行い、忘れないようにする。これもまた設定がわかりづらかったが、一応転送はできたようである。以上によって、生活を防衛することであろう。