今まで、ちまちまとレシートを見ながらマスターマネー|マネー管理・家計簿で家計簿をつけてきたのですが、最近インターネットのクラウド家計簿サービスが相当進化してきたので、マネーフォワードに乗り換えました。
どれだけ凄いのかというと、銀行やクレジットカードのサイトからデータを自動的に読み込むことによって、家計簿を入力するといった手間が一切かからないんですね。また、データ内容を自動的に分析し、費目も自動的に割り付けてくれます。(勿論、その結果が気に入らなければ、手動で変更することも可能です。)さらに、データがネット上に保存されますので、どこからでも家計簿のデータを閲覧することができます。
クラウド家計簿サービスには、ネット銀行がサービスの一環として行っているものと、誰でも無料で利用できるものが有ります。誰でも利用できるものについては、大きく3つの有名どころが有ります。
- マネーフォワード(MoneyForward)
- マネールック(MoneyLook)
- OCN家計簿
今回は、現時点(平成25年8月18日)におけるそれぞれのサービスの特徴をまとめます。
マネーフォワード(MoneyForward)
運営は、その名もズバリ『マネーフォワード』というベンチャー企業。出資元には、マネックスグループの名前がありますが、特定の会社のカラーは感じません。他2サービスに加えると、対応金融機関は少ないものの、本サービスのみを行っているためか、データの活用やサイトデザインなどの面で、最も洗練されています。
また、iPhone/Android用に専用のアプリが用意されており、中々便利で使いやすい作りになっております。更に、Recereco*1*2というサービスと連携しており、レシートを写真撮影するだけで自動的にデータとして取り込むこともできます。
おすすめする人は・・・
- 利用している金融機関・サービスにマニアックなものが少ない。
- アプリでいつでもチェックしたい。
- とんがったサービスが好き。
な人です。
マネールック(MoneyLook)
運営は、イー・アドバイザー社。ここの親会社は、モーニングスターという投資情報提供会社で、その親会社がSBIホールディングですので、SBIグループのサービスです。とはいえ、SBIグループのサービスを利用していなくても無料で利用することが可能です。
ここの特徴は、とにかくセキュリティが硬いことです。他の2サービスでは、金融機関へのログインパスワードがWEB上に保存されますが、このサービスは個人のパソコン上に保存されます。また、そのパスワードデータも厳重にロックされているので、セキュリティのレベルはかなり高いと言えます。
ただ、その反面データを最新化するためには、自宅のパソコンから更新処理を実行する必要があります。また、パスワード管理ツールは、Windowsマシンでしか動作しないため、Macユーザーはデータの最新化ができません。取り込み結果は、外出先からも確認できるのですが、これは痛いポイントです。また、モバイル用のアプリもあるのですが、現時点では、iPhone版しかありません。
おすすめする人は・・・
- とにかくセキュリティが気になる人
- 自宅で、Windowsのマシンで管理を行うことがメインの人
- 金融グループ運営の安心感が欲しい人
です。
OCN家計簿
運営は、NTTコミュニケーションズ。OCNと名前が入っているものの、特にOCNの会員でなくとも利用できます。Zaimというアプリ(iPhone/Android対応)と連携しており、マネーフォワード同様レシートの読み込みにも対応しています。また、未確定のクレジットカードの情報も取り込むことも可能です。Webサイトでの操作性や対応金融機関数など、基本的な部分では一番評価が出来るのですが、現時点ではスマートフォン用のアプリがない点の他、どうもサイトデザインやサービス面でも華がなく、NTTグループが片手間でやっているようなイメージがあります。また、OCNのID/PWが流出したことにより、サービスが一時停止した点も、厳しく評価せざるを得ません。
おすすめする人は、
- 家計簿としての機能に拘る人
- 基本的なスペックを重視する人
- NTTグループの本気に期待する人
です。
以上、皆様のご参考になれば幸いです。
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